オタク 手塚一佳の自腹レポート〜EOS-1D Cを小規模撮影で使いこなす ・第1回


  いまは、最新のLexer Professional 1066x CFカードが発表されているため、そちらも同様にEOS-1D Cでの収録には十分な性能を発揮できるものと思われる。

 ■フォーカスとLog撮影はCineroid EVF4RVW Retina EFVで

 ボケが出やすいAPS-Hというセンサーサイズの都合と4K映像のそもそもの特徴のため、EOS-1D Cはフォーカスが大変にシビアだ。そのため、本体バックモニターのフォーカスだけよりも外部EVFによるフォーカスが望ましい。

  そこで筆者は、Cineroid EVF4RVW Retina EFVを使ってフォーカスを行っている。Cineroid EVF4RVWはフルHDまで入力可能なEVFだが、その高精細なモニターのためかなり精密なフォーカシングが可能だ。また、これは次回以降説明するが、Log撮影に必須の波形表示も対応しており、それをフローティングで表示することでカラーグレーディングに対応したフラットな色味での撮影が可能となる。

 EOS-1D C本体のHDMIはミニピンだが、フルHD出力に対応している。これを考えるとCineroid EVF4RVW Retina EFVは最適解の1つだといえるだろう。

次回 必須機材編 その2へ続く] アイキャッチ モデル:すずき えり


手塚 一佳

About 手塚 一佳

 1973年3月生まれ。クリエイター集団アイラ・ラボラトリ代表取締役社長。東京農業大学農学部卒、日本大学大学院中退、小沢一郎政治塾8期卒、RYAショアベースヨットマスター、MENSA会員。学生時代からシナリオライター兼CG作家としてゲームやアニメ等でアルバイトを始め、1999年2月に仲間と共に法人化。アニメは育ってきたスタッフに任せ、企画・シナリオの他、映画エフェクトや合成などを主な業務としている。副業で鍛冶作刀修行中!

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