CEATEC JAPAN 2014が開催され、登録来場者数150,920人を記録


 10月7〜11日の5日間にわたり、幕張メッセにおいて「CEATEC JAPAN 2014」が開催された。2000年の開催から15回目を迎える今年のテーマは「NEXT-夢を生み出し、未来を描け」。出展者数547(前年587)、会期中の登録来場者数は15万912人(前年比9564人増、同6.8%増)を数えた。

 映像制作の視点で今年のCEATEC JAPANを見るとき、やはり気になるのは4K/8K関連の展示ということになるだろう。ソニーが出展を見合わせたことに寂しさはあるが、パナソニックが「4K WORLD」を掲げて展示したほか、NHK/JEITA(一般社団法人 電子情報技術産業協会)の共催ブースでは「8Kスーパーハイビジョンとハイブリッドキャストのワクワクを体験」をテーマに、最新の技術とサービスを披露した。
 また、超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)のエリアではアストロデザインやKDDI研究所も出展。そのほか、「CEATEC AWARD 2014」で総務大臣賞を受賞したシャープのフルスペック8K液晶ディスプレーには多くの来場者が関心を寄せていた。

 パナソニックは、「A Better Life, A Better World」をテーマに、BtoCからBtoBに幅広く展開する「4K WORLD」と、オーディオ専用ブランドとして復活する「Technics」の2本柱でブース出展。

 「4K WORLD」のエリアでは、40V〜85V型まで多様なサイズとシリーズを展開する「4K対応ビエラ」や4K動画・写真を保存・再生できる「4K対応ディーガ」を初め、「4K動画対応ルミックス」や「4Kムービー」などのコンシューマープロダクツのほか、ビジネスソリューションとして、この10月に出荷が開始されたばかりの「VARICAM35」も実機が展示された。

 また、ブースには4K撮影体験のコーナーも設けられ、新体操のパフォーマンスを被写体に、ルミックスGH4およびFZ1000、4K対応ウェアラブルカメラHX-A500、そして発売間近の4K/60p対応ビデオカメラHC-X1000での撮影が可能となっていた。

 NHK/JEITAブースでは、前述のとおり「8Kスーパーハイビジョンとハイブリッドキャストのワクワクを体験」をテーマに、2016年に試験放送が開始予定となっている「8Kスーパーハイビジョン」や、今年9月からサービスを開始した放送通信連携サービス「NHK Hybridcast(ハイブリッドキャスト)」などを展示。

 8Kスーパーハイビジョンは、家庭での視聴イメージを紹介したほか、シアター形式の150インチスクリーンと22.2マルチチャンネル立体音響でも8Kコンテンツの最新作を上映した。


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