キヤノンがEOS C500の現像ソフトウェアをバージョンアップし、無償提供


 キヤノンは4月3日、4K Cinema RAWの現像ソフトウェア「Cinema RAW Development」をバージョンアップし、2014年10月より無償提供することを発表した。

 Cinema RAW Developmentは、EOS C500で撮影され、外部レコーダーに出力・記録された4K Cinema RAW形式のファイルを、映像の確認や編集作業において標準的なDPXなどのファイル形式に変換・出力するためのソフトウェア。現状はVer.1.2であるが、今回発表のバージョンアップで1.3となる。

 Cinema RAW Development 1.3では、米Intelの協力により、同社のソフトウェア開発キット「Intel Media SDK 2014 Professional Camera Pack」ベータ版との最適化を実施。第4世代Intel Coreプロセッサー「Intel Iris Pro Graphics」が搭載されたPC使用時に、より高速に4K Cinema RAWのデータを現像することが可能になるという。
 これによってノート型PCでも、4K RAWデータを最高24フレーム/秒の速度で、撮影直後にリアルタイム再生を行うことができ、撮影現場での映像確認など、4KのRAWデータを用いたワークフローをいままで以上に効率化することができる。

 キヤノンでは、4月7〜10日に米ラスベガスで開催される2014 NAB Showの同社ブースにおいて、Intel Iris Pro Graphicsを搭載したPCを使用し、Cinema RAW Development 1.3(試作版)のデモを実施する予定となっている。

問い合わせ先 :キヤノンお客様相談センター TEL050-555-90006
URLhttp://cweb.canon.jp/cinema-eos/index.html


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