音響ハウスが第4編集室の機材を更新し、4K対応にリニューアル


 音響ハウスは、第4編集室の機材を更新し、2月より営業を開始した。メインシステムにはQuantelのPablo Rio 4Kを導入、4K/60p編集にも対応している。

 同社の第4編集室は、これまでQuantel eQ+リニア編集機のハイブリッド編集室として稼働してきたが、eQの導入から10年が経過して、大幅なバージョンアップが必要になっていたという。
 音響ハウスでは、次世代放送への取り組みが進んでいるタイミングで機材更新をするにあたり、4K編集への対応を考慮して機材を選定。eQと同じQuantel製であり、これまでと変わらない操作性のまま4Kに対応できることから、Pablo Rio 4Kの導入を決定したとしている。

 QuantelのPablo Rio 4Kは、ハイエンドのカラー&フィニッシングシステムで、他のシステムを併用することなく編集、コンポジット、カラーグレーディングといった作業に対応。国内ではターンキーシステムとして提供されている。

 第4編集室に導入されたシステムでは、nVIDIA Tesla K20(2枚)とQuadro K600が組み込まれており、ビデオI/OとしてはAJAのCorvid Ultraが採用されている。このCorvid Ultraを用いることで、DCI 4KやQFHD素材でも安定したハイフレームレート(60p)再生を実現する。
 ストレージは36Tバイトで、4K/24p換算で約12時間分に相当する。また、10ギガビットEthernetカードとUSB3.0+eSATAカードを実装していることで、社内のNASサーバーであるCLASTOR2100-LX(48Tバイト)と10ギガビットEthernetの光ファイバーケーブルで結び、他の編集室や外部とのやり取りが可能になっているほか、編集室に持ち込まれる素材については、USB3.0やeSATAで直接マウントすることもできる。

 4Kモニターは、ソニーPVM-X300と東芝REGZA 65Z8Xを設置。また4Kレコーダーとして、4K/30pまでの対応となるが、Blackmagic DesignのHyperDeck Studio Proも用意されている。
 リニア編集のシステムについては、そのまま残されており、これまでどおりノンリニアとリニアのハイブリッド編集は作業可能となっている。

 1月31日に開催された記者発表会では、第4編集室の設備が公開され、ソニーF65で撮影された4K/60pの素材でモニタリングのデモも行われた。
 また当日は、2009年から同社がマネージメントを行っていたフリーランスエンジニアの山田克之氏が、2月よりMAエンジニアとしてスタッフに加わったことも発表された。来期には第1MAルームの全面改修も予定されているという。

音響ハウス ホームページURL:http://www.onkio.co.jp/


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