殿の天晴れ!ワンダフルプロダクツ・第1回〜 超3D全周シアター4D王


4D王フォトサービス

 株式会社ステレオアイ(http://www.stereoeye.jp/index_j.html)が、4D王を観た後に来場者を3Dカメラで撮影し、4D王に登場するコンテンツのキャラクターたちの3D画像と合成、その場でプリントアウトしてお土産になるというサービスを、4D王フォトスタジオとして併設しています(写真15)。赤青メガネも一緒に持って帰れるのでいつでもキャラクター達と一緒の3D写真を見ることができます(写真16)。

 撮影から合成、プリントまで4分程度で完了し、ワンマンオペレートが可能なシステムなので、イベントや撮影会でも使ってほしいとのことでした。

4D王の魅力まとめ

 以下に4D王の魅力をまとめてみました。

・さまざまなコンテンツの導入で、永続的に利用可能
・コストパフォーマンスに優れ、量産が可能
・短期間の設置作業と可搬可能なシステム構造
というビジネスマチックなシステムである。

・自分を取り囲む地平線まで360度の切れ目のない美しい3D映像の中での没入感
・映像が、見ている人の体を突き抜けていくような超迫力
・映像が、まるでそこにあり、映像に触れられるような超リアル感
という驚愕の映像効果を実現できる。

・世界特許を取得している守られた技術
・駆動装置系を排除することによる、高い安全性の確保
・フルデジタルシステムにより、運営の省人数化と故障原因の徹底的な排除
・観客キャパシティは20名前後〜100名以上とスケールアップ可能
という運用、集客面でも十分な考慮を施した装置である。

 この技術は、日本・福岡市で生まれ、日本国特許のほか、現在以下に挙げるように、中国、韓国、米国で認可されており、そのほか、海外主要国へも特許申請中で、この超没入映像を体験できるのは、4D王だけなのです。
日本特許取得済:第4166260号
韓国特許取得済:第10-1120746号
中国特許取得済:第ZL 2008 8 0016675.8号
米国特許取得済:近日掲載

 このように超3D全周シアター4D王は、テーマパークの常設マシーンとしても、商業施設での短期イベント装置としても移設して利用も可能な集客装置として注目に値するものと感じました。

沖縄に大型4D王が登場

 また4D王は、お台場ヴィーナスフォートに続いて沖縄にも登場します。3月21日〜5月11日まで、豊崎ライフスタイルセンターTOMITON(とみとん)1Fフードコート(沖縄県豊見城市豊崎1-411)に、日本初の直径10.5mの約60人収容大型4D王が設置されます(写真17)。

 ヴィーナスフォートの4D王の直径の倍もないのですが、体感容積は、4倍にも5倍にも感じる悶絶マシーンです。写真18のように丸いフードコートにどかんと異様なものが出現します。空港からも近い場所なので是非この機会に巨大4D王を体験してみてください。

 

Ocufes4D王出張版が開催された

 3月8日に4D王お台場会場内で、360度&3Dつながりでアメリカのベンチャー企業がつくったFPS用ヘッドマウントディスプレイOculus Rift(写真19)の没入感を体験できるOcufes(Oculus Festival in Japan)お台場ビーナスフォート4D王出張版が開催されました(写真20)。Oculus Rift向けに開発されたアプリケーションについて一般の方の認知を広げることを目的にエンジニアを中心とした有志が集まり開催しているイベントです。

 Oculus Riftは、世界で数万台しかないまだレアな機器であり、開発者たちには自分の作品をたくさんの人に見てもらえる場所をつくりたい。その思いでOcufesは企画運営されており、これからもいろいろな場所で開催していくので気軽に体験してほしいとのことでした。

 今回のイベントに参加できなかった方は、4月26,27日に幕張メッセ国際展示場で催される超ニコニコ会議でも超Ocufesをやるそうなので是非こちらでご覧ください。また、このOcufesお台場ビーナスフォート4D王出張版の動画レポートが私の殿チャンネルというブログでご覧頂けます。Oculus Festival in Japan 代表の桜花一門氏にコメントしていただきましたので、こちらもご覧くださいませ。

 


渡邊聡

About 渡邊聡

1960年5月8日生まれ。東放学園専門学校放送広告科卒。スチール、ムービー、テレビの撮影現場を渡り歩き、たどりついた先のポストプロダクションでマネージャーを務めるが、無駄な作業の多さに嫌気がさし、ノンリニアオンリーのポストプロダクションを新たに立ち上げ、エバンジェリストとして活躍する。現在は、マルチカムラボラトリーの殿としてiPhone TONOアダプターなどの開発を手掛ける。映画テレビ技術誌でもトライアルレポートを連載中。NPS会員。

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