動画で見るビデオ取材の基礎・第3回: イマジナリーライン | ビデオ α

動画で見るビデオ取材の基礎・第3回: イマジナリーライン


 ビデオαブランドの教育DVDとして写真工業出版社から発売中の「ビデオ取材の基礎 完全マスターガイドDVD」。ビデオ取材現場での「基本の技術」をわかりやすく学べる教材として、好評いただいています。
 このDVD教材の中からいくつか動画をピックアップしてご紹介します。

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 今回は、「イマジナリーライン」を取り上げます。
 イマジナリーラインは、カメラマンが管理すべき「被写体の方向性」に関する法則です。
 特に、1台のカメラでカット割りしながら撮影していく場合では、重要な役割を果たします。一見、ややこしいようですが、覚えてしまえば簡単で便利な法則です。

 まず、向かい合った2人の人物が会話をしているシーンを撮影する場合を考えてみましょう。向かい合う2人の人物の「目線を結ぶライン」がイマジナリーラインです。単に「ライン」と略されることもあります。

 最初に、イマジナリーラインのどちら側にカメラを置くのか決めたら、そのシーンは、最後まで「その側」で撮影を進めます。こうすることで編集時に正しい方向性を保つことができます。

 

 では、途中でイマジナリーラインをまたいで、「あちら側」にカメラを置いてしまうと、どうなってしまうのでしょうか? 人物の方向性が逆転してしまいます。

 

 上の動画では、最初に2ショットがあって、その後それぞれのアップを撮る、というケースでしたが、単純な1ショット同士の切り返しでも同じことが起こります。

 

 なんらかの事情でイマジナリーラインを越えなければならないときには、写っている人物とは関係のないインサートカットを挟んだり、一度主観(見た目)にする、どちらかの人物の真正面のカットを挟む、方向性が気にならないような極端な引き画に一度逃げるなど、状況によっていくつかの対処方法があります。

 いかがでしたか? イマジナリーラインは、一見、カメラの位置を制約してしまうお固いルールに思えるかもしれませんが、要は使い方ひとつです。
 カメラ位置を自動的に決めてくれる便利な法則でもあるし、アクションシーンなどで混乱したカット割りが欲しければ、積極的にイマジナリーラインを飛び越えた撮影をすればいいわけです。
 イマジナリーライン、撮影の基礎知識の1つとしてぜひ、覚えておきましょう。

 それでは、次回をお楽しみに!

DVDタイトル:「ビデオ取材の基礎 完全マスターガイド」
監修:元NHK 齋藤 秀夫(総合監修)/関口 珠洲男(照明技術監修)
ナレーション:元NHKエグゼクティブ・アナウンサー葛西 聖司
DVD収録時間:120分
価格:¥7800(税込)
問い合わせ先・購入
・写真工業出版社;hanbai@shashinkogyo.co.jp
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