動画で見るビデオ取材の基礎・第1回: 三脚の扱い方


 ビデオαブランドの教育DVDとして写真工業出版社から発売中の「ビデオ取材の基礎 完全マスターガイド」。ビデオ取材現場での「基本の技術」をわかりやすく学べる教材として、好評いただいています。
 このDVD教材の中からいくつか動画をピックアップしてご紹介します。

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 今回は、「撮影の基本」の章で最初に登場する「三脚の扱い方」です。あまりに基本的な事がらなのですが、これを機会に「基本の扱い方」を復習してみるのもよいのではないでしょうか。

1)三脚を立てる

 三脚は被写体の方向に脚を1本立て、そこから手前に引くようにして残りの脚を広げます。

 もし三脚が倒れるとしたら、脚と脚の間です。このように三脚を立てることで「被写体に向かって倒れてしまう」「レンズから倒れてしまう」といった最悪の事態をさけることができます。
 三脚を立てたら、即座に水準器をチェックして水平を取ります。

 

2)カメラをのせる

 撮影時、一番多い事故が「カメラの落下」です。

 固定金具のカチッという音を必ず確認。三脚やカメラによって、このムービーとは違うシステムの場合も多いと想いますが、必ず「カメラが固定されているかどうか」のチェックを怠りなく。

 

3)バランスを調整する

 三脚にカメラを乗せたら、ティルト、パン、パン棒の調整を行います。カメラワークの良し悪しを決める大切な調整です。自分の好み、クセ、被写体の種類や現場の状況を考え、調整を行います。

 

4)三脚をたたむ、持ち歩く

 いうまでもありませんが、むき出しの三脚は充分に凶器になり得ます。周りの迷惑にならないように気をつけましょう。

 

 三脚の扱い方の基本、いかがでしたでしょうか? 基本中の基本ですが、良い現場は、基本のことがらを丁寧に守ることから生まれます。

 それでは、次回をお楽しみに! 

DVDタイトル:「ビデオ取材の基礎 完全マスターガイド」
監修:元NHK 齋藤 秀夫(総合監修)/関口 珠洲男(照明技術監修)
ナレーション:元NHKエグゼクティブ・アナウンサー葛西 聖司
DVD収録時間:120分
価格:¥7800(税込)
問い合わせ先・購入
・写真工業出版社;hanbai@shashinkogyo.co.jp
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