パナソニックが、放送用大型ライブスイッチャーAV-HS7300シリーズを発表


 パナソニックは、11月14日、4ME/3MEの放送用大型ライブスイッチャーAV-HS7300シリーズを発表した。同日は、このAV-HS7300を中核とした映像システムをテレビ朝日から受注したことも公表。同局のアーク放送センターCスタジオの設備更新に伴ったもので、年明けには納入予定となっている。

 AV-HS7300シリーズは、受注生産品となっており、発売は2014年12月20日。2014年11月19〜21日まで開催されたInter BEE 2014のパナソニックブースでもシステム展示され、注目を集めていた。

AV-HS7300

豊富な入出力とキーヤー/メモリー機能

 AV-HS7300シリーズは、使いやすさと安定性で高い評価を得たAV-HS5300シリーズの思想を受け継ぎながら、機能や使いやすさを大幅に向上し、3G/4Kフォーマット(有償オプションで将来対応予定)といった次世代への拡張性も備えている。

 9RUのメインフレームに収められた入出力は、最大でSDI×72入力、SDI×42系統出力に対応し、全入力にフレームシンクロナイザー、フレームディレー、カラーコレクターを、全系統出力にはカラーコレクターを装備する。

AV-HS7300

パナソニックはInter BEE 2014の展示ブースとテクニカルスイートでAV-HS7300を披露(Inter BEE 2014/パナソニックブース)

AV-HS7300

AV-HS7300の本体が収められたラック。ルーティングスイッチャーAV-WM7400と組み合わせてシステム構築されていた(Inter BEE 2014/パナソニックブース)

 また、ルミナンスキーやリニアキーなど充実のキーヤーを、MEごとに4ch(最大16ch)、ダウンストリームキーヤー4ch、アップストリームキーヤー4ch搭載し、多彩な映像演出が可能。ワイプ、ミックス、カットトランジションに加えて、縮小、スライドなど3D DVE 2chを用いたDVEトランジションも可能となっている。

 さらに、ショットメモリー、イベントメモリー、マクロメモリー、ビデオメモリーなど、設定映像効果を
記憶するメモリー機能を8系統(静止画と動画を各4系統)搭載。さまざまな効果メモリーをシーンにあわせて使用することでスイッチングを効率的に行え、ライブでの映像制作が容易となっている。

 たとえば、ビデオメモリーに登録した動画(CLIP)や静止画(STILL)を利用して、簡単にアニメーションワイプを作成できる。フェーダーのトランジションとリンクして再生でき、クリップ素材のIN点、OUT点を指定して、素材時間の調整が可能である。

 そのほか、最大で1画面に16分割の表示(全部で9パターン)が可能な、独立した4系統のマルチビューアー出力機能を標準で搭載。マルチビューアーは、4分割、5分割(2種)、6分割(2種)、9分割、10分割(2種)、16分割の合計9パターンから選択できる。

AV-HS7300

次世代スタジオサブとしてInter BEEの展示ブースで紹介されていたAV-HS7300のシステム図

 コントロールパネルはモジュラー構成を採用し、運用形態に合わせた柔軟なパネルレイアウトに対応する。マルチセレクトパネルは視認性に優れたカラーパネルと、クリック感のあるスイッチにより快適な運用をサポートする。

安心のバックアプシステム

 メインフレームとコントロールパネルは標準で電源を二重化。IP接続によりコントロールパネル最大3台による運用が可能。

 また、パネルのMEチェンジと本体の出力変更でMEの障害時にME列の入れ替えに対応している。
さらに、新型のル-ティングスイッチャ-AV-WM7300シリーズ(最大72入出力)/WM7400シリーズ(最大144入出力)を接続することで、同ル-ティングスイッチャ-に搭載されているスイッチャー機能(1MIX、1KEY)が利用可能。常時、クロスポイント情報やフェーダー情報、キーON/OFF情報を同期させることで、瞬時の乗り替わりを実現、緊急時の継続運用が可能となっている。

 そのほか、障害内容の通知およびLOG収集機能を統合したアラーム監視サーバーにより、迅速な障害対応をサポート。オプションのリモートメンテナンス機能により、パナソニックサポートセンターから状況把握・障害解析が可能となっている。

問い合わせ先:パナソニック システムお客様ご相談センターTEL 0120-878-410
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