ソニーが、PMW-F55/F5のアクセサリーを拡充〜EFPスタイルビルドアップキットなど

PMW-F55/F5用EFPスタイルビルドアップキットCBK-55BK。PMW-F55またはPMW-F5でのカムコーダー運用が可能となる

　ソニーは、11月19日、Inter BEE 2014の開催に合わせて、CineAlta 4KカメラPMW-F55およびPMW-F5用アクセサリー2種のほか、PMW-F5をアップグレードするライセンス＆キットを発表した。

　発表されたアクセサリーは、PMW-F55/F5でワンマンオペレーションを可能とするEFPスタイルビルドアップキット「CBK-55BK」と、Apple ProRes（4444/422HQ/422）とAvid DNxHD（220x/145）での記録を可能とするPMW-F55/F5専用コーデック拡張ボード「CBK-55PD」。

PMW-F55とCBK-55BKの組み合わせ。ショルダーパッドは前後に最大70mmスライドする。ワイヤレスオーディオレシーバーのスロットインも装備

PMW-F55/F5専用コーデック拡張ボードCBK-55PD。Apple ProResとAvid DNxHDでの記録が可能となる

　CBK-55BKは発売が2014年12月19日で価格が￥95万（税別）、CBK-55PDは年明けの1月8日発売で価格は￥25万（税別）となっている。

　また、PMW-F5用アップグレードライセンス＆キットとして発表されたのは、PMW-F5本体内のSxSメモリーカードへのXAVC 4K記録などの機能を追加するPMW-F5アップグレードライセンス「CBKZ-55FX」と、センサーブロックを含めてPMW-F55相当の機能にハードウェアをアップグレードするPMW-F5アップグレードキット「CBK-55UK」。

　こちらは、CBKZ-55FXが2015年1月8日の発売で価格は￥12万（税別）、CBK-55UKは2014年12月19日の発売で価格が￥188万（税別）となっている。

　今回発表された上記の各オプションに対応するためには、カメラ本体のファームウェアを2014年12月にリリース予定のVer.5.0にアップデートする必要がある。

PMW-F55/F5用EFPスタイルビルドアップキットCBK-55BK

　CBK-55BKは、PMW-F55/F5で機動力の高い撮影スタイルを実現するビルドアップキット。


CBK-55BKのベース部。カメラの着脱は簡単な手順で行える。オーディオ操作部は従来のソニー製ショルダーカムコーダーと同様

CBK-55BKベース部のフロントブロック。カメラの各種機能をダイレクトに操作できる。ショルダーパッドとは独立してスライド可能

後方部にDC入力やオーディオ入出力コネクター、ヘッドホン端子を装備（DC入力は付属のバッテリーアダプターに装備されているもの）

　肩載せ撮影時にビューファインダーをのぞいたまま手元でコントロールできるダイレクトスイッチ類や、バランス調整のためにスライド可能なショルダーパッドおよびフロントブロックを備えるL字型ベースと、マイクフォルダーを装備したトップハンドルによって、フィールドでの軽快なワンマンオペレーションを可能とする。新型のバッテリーアダプターも付属。

左がCBK-55BKに付属している新型のバッテリーアダプター。右はPMW-F55/F5に付属している従来のバッテリーアダプター。新型はDC入力の配置が下になり、ライト端子（D-Tap）が追加、DC出力が1つになっている

問い合わせ先：ソニー 業務用商品相談窓口 TEL 0120-788-333
URL：http://www.sony.jp/pro/products/CBK-55BK/