パナソニック、新VARICAMシリーズのProResコーデックサポートを発表


 パナソニックは、現地時間4月7日に行った同社2014NABプレスカンファレンスにおいて、同社が今年秋に発売を予定している新「VARICAM」シリーズ(VARICAM 35、VARICAM HS)の最新情報に加え、同シリーズのAppleのHD記録用コーデック、ProRes 4444およびProRes 422 HQへの対応と、VARICAM 35用ハイフレームレート非圧縮4K RAW(V-RAW)レコーダー開発のためにCodex Digitalとの戦略的提携を行ったことを発表した。

 4Kカメラ/レコーダーVARICAM 35は、新開発のスーパー35mm 4Kイメージセンサーと同社独自開発のAVC-ULTRAコーデックを搭載したモジュール式4Kカメラ。AVC-ULTRAファミリーの「AVC-Intra 4K/AVC-Intra2K」により、4K/2Kにおいても高品質映像のまま、取り扱いの容易なデータサイズで収録することが可能となっている。さらにHDコーデックには同社の「AVC-Intra 200/100」に加え、AppleのProRes 4444とProRes 422 HQに対応することとなる。

 なお、モジュール方式を採用している4Kカメラ/レコーダーVARICAM 35とHDハイスピードカメラ/レコーダーVARICAM HSのレコーダー部(AU-VREC1G)は共用となっており、VARICAM HSも同様にProRes 4444とProRes 422 HQに対応する(ProResコーデックコンポーネントは、ProResレコーダーを長年出荷しているATOMOS Globalから使用許諾を得ているとのこと)。

 また、VARICAM 35は、VARICAM独自の4K RAWである「V-RAW」データを最大120fpsのハイフレームレートでCodex Digital製レコーダーに記録することが可能になる。このCodex V-RAWレコーダーはカメラヘッドモジュール同様ケーブルレスでレコーダーモジュールとドッキングさせることが可能となっている。

 

 なお、VARICAM 35およびVARICAM HSは、2014年秋出荷が予定されており、北米地域における価格はVARICAM 35がEVF込みで$60000以下、VARICAM HSが&55000以下と予定されている。

  • 問い合わせ先:パナソニック・システムお客様ご相談センター TEL 0120-878-410

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