デジタル・ガーデン、2式目のDaVinci Resolveを導入


 Blackmagic Designは、東京の広尾にオフィスを構えるデジタル・ガーデンが、Windowsシステムで2式目のDaVinci Resolveを導入し、グレーディングサービスを提供していると発表した。また、同社では昨年9月に新設したスタジオ内すべての編集室の波形モニタリング用にBlackmagic DesignのUltraScopeを導入している。

 デジタル・ガーデンは、映像や音声の編集やCG制作などを手がけるポストプロダクションで、以前からアメリカのCompany 3と提携し「リモート・テレシネ」サービスを提供してきた。必要な素材をCompany 3に送り、クライアントはロサンゼルス、ニューヨーク、デトロイトなど全米にあるCompany3のカラリストとビデオ会議システムでコミュニケーションをとりながら、世界最先端のグレーディングをリアルタイムで共有している。また、1式目のDaVinci ResolveのMac版システムを導入してからは、同社カラリストのほかに、Company 3からカラリストを招聘して、グレーディングサービスを提供してきたとのこと。

 今回、新たに導入した2式目のDaVinci ResolveはWindowsシステムで構築されている。SupermicroにTitanを4枚装着し、ストレージは大容量のDDNが導入されている。

 同社カラリスト兼コンポジターである二神真一氏は、「Resolveは、いわゆるターンキーではなく、自分たちで構成を決めて組み上げることができます。現状で最高スペックな構成にしようということで、構成を決めました。スピードもとても速くリアルタイム性がありますし、安定もしています。」と話す。

 また、DaVinci Resolveについて、「Resolveはカラーグレーディング以外でも、ファイルの変換などの用途に使うこともあります。あらゆるフォーマットに対応していますし、その変換処理も速いです。最近は高速で大容量のストレージに繋がっているので一気に変換できます。私はオンライン用のシステムもResolveも両方使っていますが、Resolveのソフトウェアの設計はそれらと比べても、シンプルで使いやすいです。たとえば、Resolveのコンフォームが簡単なので、カラーコレクションの作業がない場合でもコンフォームだけはResolveで行うこともあるんです。ソフトウェア・デザインが使いやすくできてるので、必要な機能が必要なところにシンプルに配置されていると感じます。」とも語っている。


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