テクトロニクス〜2014 NAB Showにて新製品各種出展


 テクトロニクスは、米・ラスベガスで4月7〜10日に開催される2014 NAB Show展示会 会場において、放送局、ポストプロダクションにおける品質モニタリングのために開発されたソリューションを発表、展示する。
 出展される主な製品は、以下のとおり。

■ポータブル波形モニターWFM2300型
 波形モニタのラインナップに、設置/保守アプリケーションのための重要な機能を搭載したポータブル波形モニターに新シリーズWFM2300型が追加される。同製品は、既存のWFM2200型が装備しているすべての機能に加え、アイ パターン/ジッター測定機能と、ケーブル シミュレーター マージン テスト機能を装備。ケーブル シミュレーター マージン テストは、同社の波形モニター独自の機能であり、システムの同軸ケーブル延長によるマージンがわかるため、伝送エラーが著しく低下するデジタル・クリフを防ぐことが可能となってる。

 同製品には、オプションで3G-SDIフォーマットサポート、ANCデータ解析、SFP(Small Form factor Pluggable)光インタフェース・モジュール、Dolby Eメタデータモニタリング、ラウドネスメーター機能が用意されており、設備固有のニーズに柔軟に対応できる。可搬性に優れた設計になっており、低消費電力、大型バックライトLCDディスプレーも搭載している。

■ジェネレーターシステム ECO8000型/ECO8020型
 ECO8000型、ECO8020型自動チェンジオーバーユニットは、SPG8000型と完全にマッチングがとれるように設計されたジェネレーターシステム。十分なバックアップにより、放送設備で最も重要となるタイミング/同期システムで要求される高い信頼性を実現。

 同製品は、ホットスワップ可能な二重電源システムを搭載しており、電源ユニット故障による運用障害、シンク喪失のリスクを回避することが可能。また、SPG8000型シンクジェネレーターの高い可用性と複数のタイミング/同期信号ソースの優れた安定度により、運用におけるダウンタイムをほぼゼロにすることが可能となっている。

 自動チェンジオーバーユニットにはSNMPエラーレポート機能とWeb UIサポートが標準で装備されており、設備の制御システムとシームレスな統合が可能にる。オプションで3G-SDIにも対応。

■MTS4000型MPEGテストシステムにHEVC(H.265)コーデック解析機能を追加
 MTS4000型MPEGテストシステムのOpt.ESE、Opt.430に、HEVC(High Efficiency Video Coding)エレメンタリーストリーム解析機能が、標準装備される。この機能により、モバイルビデオ、OTTビデオ、4K(Ultra HD)アプリケーションに対する次世代エンコーダー設計作業の効率が最適化される。

 上記機能に加え、4K解像度までのHEVCストリームのデコード/ビデオ表示、CU、PU、TU、マクロブロック、スライス、タイルのオーバーレイ、デコードされた画像のモーションベクター表示機能などが装備されている。

  • 出展ブース:N5223(North Hall)
  • URL:http:www.tektronix.com/ja

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