図3 放送業務用機器の端子例。放送業務用機器では、デジタル、アナログを問わず、基本的にロックが可能で堅牢なBNC端子とXLR(キャノン)端子を使用する。左半分の上側は、NTSCコンポジット信号用のBNC端子で、通常「VIDEO」と表示されることが多い。下はアナログ色差信号用のBNC端子で、3個同時に3本のケーブルで接続する。この機器ではRGB方式のコンポーネント信号にも対応しており、スイッチで切り替える。右側上部の写真にはSDカメラ用の26ピンマルチ端子(アナログコンポーネント映像、音声、リターン映像などに対応)とSDI信号用のBNC端子が見られる。右側下はアナログ音声用のXLR端子例で、上段が入力、下段が出力となる。デジタルのAES/EBU信号も同形状のXLR端子、またはBNC端子を使用する。XLR端子では、入出力でオスメスが逆になっている機器も多いので、変換プラグなどの準備も重要となる