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DSマスターへの険しい道のり~MCエディターS原の苦悩と歓喜

第23回 卒業試験!! 問題2:DS内でテロップを作成、シーケンスに編集する

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本ブログは、リストラの危機を目前にしたMC系ノンリニア(しか使えない)中年オジエディターが、一念発起、四苦八苦・七転八倒しながらも、一発逆転を夢見ながらAvid DS使い(DSマスター?)への棘(いばら)の道を彷徨い続ける物語である...

前回の更新から、かなり時間が経ってしまいました...ようやく続きをお届けできます(申し訳ございません)...そうそうS原氏は卒業試験の真っ直中でした....

(編集部:A部)

某月某日 問題1の続き...??

調子いい...と思っていたら、ちょっと解答に問題がありました。
テクニック2のトラックエフェクトでカラコレ+P in Pを実現できた...と思っていたのですが、実はこのエフェクトの組み方でカラコレツールからLumaレベルを変更すると...


トラックエフェクトとして、カラコレ・DVEエフェクトを適用しました。なんの問題もないと思っていたら...

あら、V2トラックのカラコレを変更しているのに、V1トラックにある背景画像のLumaレベルまで変わってしまいました...。あれ、どうしてだろう。


何気なくカラコレツールのLumaカテゴリーにあるBrightnessスライダを動かしてみたところ、背景まで真っ白、頭の中も真っ白になってしまいました...

試しに、DVEエフェクトとカラコレエフェクトを入れ替えてみると、

こちらは大丈夫でした。
結果をまとめてみると、

  • カラコレ→DVEでは副作用なし...○
  • DVE→カラコレでは副作用あり...×

ということのようです。これは一体なんなのでしょうか...まさか、バグとも思えませんが...

某月某日 問題1の続き...解明

先日の問題ですが、実はまったくわからなかったのでそのまま放置して、先に問題2を解いていたところ、突然、解決のヒントがヒラメキました。

それは、DSのDVEエフェクトは、
『DVEで映像をリサイズする≠トラックのマスク(エリア?)サイズもリサイズ』
ではないか...ということです。

カラコレエフェクトはエフェクトの性格上、全画面にかかります。DVEエフェクトをかけたとき、V2トラックのエリアがDVEで縮小した映像のサイズに連動して変わるのではなく画面サイズのままだとしたら、V1+V2のすべての画像にカラコレからかかってしまっているように見えても不思議じゃないんのではないでしょうか。

そう閃いて、DVEエフェクトのエフェクトタブをいろいろ調べてみると、

...ありました。
Optionタブの"Output Frame Size"オプションをオフにすると、V1トラックの映像部にカラコレがかからなくなりました!!

"Output Frame Size"オプションはデフォルトでオンになっています。
なるほど...。このあたり、理屈っぽいDSの特徴が全面に出てますね。キライじゃありませんが、う~ん、DSをつくった人たちは、なにを考えてこんな仕様にしたんでしょうか...とても気になります。
いや~、勉強になるなぁ。

某月某日 問題2

問題2:DS内でテロップを作成、シーケンスに編集する
  • テクニック1:上位トラックにGraphicエフェクトを適用し、テロップを追加
  • テクニック2:上位トラックに黒クリップを作成し、そこにGraphicエフェクトを適用し、テロップを追加
  • テクニック3:ツリーエフェクトの途中にGraphicエフェクトを適用し、テロップを追加
  • テクニック4:黒バックのテキストを作成してからGenerate Clipし、できたクリップを上位トラックに乗せる

うぅっ。痛い...。
実は、テロップはまったくやってませんでした。
いわゆる、『ヤマ』がはずれた状態ですね。どうしようもないので、マニュアル片手に挑戦です。

答案
  • テクニック1:上位トラックにGraphicエフェクトを適用し、テロップを追加

おそらく、これが最も基本的なテロップ編集テクニックなんですね。
シーケンスにクリップを編集し、デスクトップ左にあるボタンを押してグラフィックツールを起動します。

グラフィックツールが起動すると、最初はなにもありませんからツール内には、なにも表示されていません。
テロップを作成するには、まず"Titling"タブにある"T"の文字をクリックします。

すると、"Current Tool"としてテキストツールが表れます。
テキストツールが選択された状態でモニターをクリックすれば、テキストをタイプインすることが可能となります。

入力テキストの文字カラーを変更するには、テキストツールの"Face Fx"をクリックし、Face Fxのカラーパレットを表示してカラー変更を行います。

テキストは"Face"、"Edge"、"Shadow"の3つのパーツをもちます。"Edge"をオンにして"Blur"をかければ、滑らかなぼかしのかかったエッジをつくることができます。


とても滑らかなぼかしのエッジが作成できます

フォントの変更は、テキストツールの"Font"をクリックして"Font"パレットから変更します。

"Graphic"ツールを抜け通常編集モードに戻ると、クリップ全体にグラフィックエフェクトが適用されていることが確認できます。

テクニック1のレベルは一応クリアーしましたが、いまのままだとあまり実用的ではありませんね。やはりテロップは、複数クリップをまたがってかけられるよう、トラックエフェクトで作成するほうがよさそうですよね。
そこで、作成したエフェクトを"CTRL"+"C"でコピー、トラックエフェクトエリアでペーストしました。テロップのイン/アウトのタイミングは、エフェクトの両端をドラッグして調整します。

ところでテロップのフェードイン/フェードアウトはどうやるか...調べてみるとありました。

グラフィックスエフェクト上でコンテクストメニューを表示、"Effect Properties..."を実項。エフェクトパレットの"Fade"エリアでイン/アウトのフェード長を設定します。

答案
  • テクニック2:上位トラックに黒クリップを作成し、そこにGraphicエフェクトを適用し、テロップを追加

いやぁ...、このテクニックの解法を見つけるのは大変でした...。
DSには、こういうテロップの入れ方もあるんですね。

下図のように、V2トラックにテロップを挿入する範囲をドラッグで指定、"NLE Tools"バーの"Generate"ボタンメニューの"Black"を実行して、ブラッククリップを作成します。


こんな感じにブラッククリップが作成されます

このブラッククリップを選択して、テクニック1と同様にGraphicツールを起動してもよいのですが、このテクニックではコンテクストメニューから"Graphic"エフェクトを適用します。

"Graphic"エフェクトを適用し、テキストを入力します。ブラッククリップ上にテキストを作成しているので、Graphicツール画面は黒色の状態です。

編集モードに戻ると、やはりこちらのモードでもブラッククリップの上に文字が表示されており、V1トラックの映像が見えません。

実は、この状態から抜け出すのにしばらくかかってしまいました...がこのシーケンスは、最終的に背景映像の上にテロップを表示することができます。

上のように背景画像を見えるようにするには、ブラッククリップを選択し、コンテクストメニューから、"Black Properties..."を実行します。


"Black Properties..."コマンド実行によって、プロパティ設定ダイアログがオープンします


"Color"タブの"Alpha"レベルを"0"に変更すれば、背景画像が表れます

ふ~む...DSは面白いですね。このブラッククリップ上にテキストを作成するテクニックを使えば、こんなふうにテキストの背景に色つきスレートを作成することも簡単にできてしまいますね。

とても勉強になります。

答案
  • テクニック3:ツリーエフェクトの途中にGraphicエフェクトを適用し、テロップを追加

つぎは苦手なツリーエフェクトです。正解の自信はありませんが、こんな感じでテロップを合成してみました。
まずV2トラックに領域を設定し、"Generate"ボタンメニューからホワイトクリップを作成します。

生成したホワイトクリップを選択し、コンポジットコンテナ化します。

エフェクトツリーモードに入り、リンク上で"Add Efect..."コマンドを実行して"Graphic"エフェクトを挿入します。

"Graphics"ノードを選択した状態で"Graphic"モードに入り、テキストツールで文字を入力します。

テクニック2で経験したように、このままだとテロップを挿入したトラックのバックグラウンドカラーが表示されてしまいます。
そこでテクニック2と同様にホワイトクリップのプロパティからアルファチャンネルを"0"に変更します。

以上の作業の結果、テロップの合成が完了しました。

いやはや、それにしてもすごいもんですね。
問題2は、テクニック2を解かないかぎり、テクニック3がクリアーできないようになっているんですね...。いや、そもそも問題2のテクニック2は問題1のブラッククリップ生成をクリアーしていないと解けないようになってるし...。
この卒業試験を考えたDr.マエストロN岡氏の洞察力、恐るべしですね。脳みそどうなってるんでしょう?まるでヘビのような...。

答案
  • テクニック4:黒バックのテキストを作成してからGenerate Clipし、できたクリップを上位トラックに乗せる

問題1のテクニック4と問題2のテクニック2で苦しんだお陰で、このテクニックは比較的簡単に解法が見つかりました。

まず、"NLE Tools"タブの"Generate"ボタンを使って、タイムライントラック上にBlackクリップを作成します。最終的にテロップとして使用するので、Blackクリップの"Color"タブにある"Alpha"を"0"にします。これが"キモ"です。


タイムライントラック上で領域を選択、"NLE tools"パレットの"Generate"ボタンを押してBlackクリップを作成します。テロップとして使用するので、作成したBlackクリップのAlphaチャンネルを"0"に変更します

クリップを作成したら、"Graphic"エフェクトをクリップエフェクトとしてクリップに掛け文字を入力します。


"Graphic"エフェクトをBlackクリップに適用し、文字を入力します

入力文字にかけたエッジやドロップシャドウなどが正しく設定されているか判断しにくいときは、モニターのコンテクストメニューにある"Alpha Component値"を変えると見極めやすくなります。


レコードモニターのコンテクストメニューにある"Alpha Component"を変更すると、アルファチャンネルを視認することができます

テロップ入力が完了したら、クリップにイン点/アウト点をマークし"Generate"ボタンの"Timeline to Clip"コマンドを実行します。

生成されたクリップをタイムラインに編集してみると、ちゃんとテロップとして機能していることがわかります。

ところで、今回はテロップ文字のFaceに模様を適用してみました。
こんな感じです。

Graphicエフェクトの"Mask"オプションに図のようなソースパターンを適用しています。

ふだん、私はSymphonyの編集作業では、Symphony上でテロップをあれこれ操作することはあまりありません。テロップ作業はDekoやPhotoshopに任せっぱなしです。
そのため、このブログでもテロップは、ほとんど勉強していませんでした。

今回、いわばテストのヤマがはずれたわけですが、この問題2で、テロップ作成を通してDSのGraphic機能をかいま見ることができました。やっぱりDSのGraphic関連の潜在能力は凄いモノがありますね~。早くDSとMC Symphonyが合体するといいなぁ~。

何度か更新が滞ったときもありましたが...なんとかここまで辿り着けました...次回はとうとう最終回です。果たして無事に大団円となるのでしょうか...

(編集部:A部)

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