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Avid Vitamin

vitamin-012

スーパースタビライズ

今回紹介するvitaminは、MC系NLE Ver.3.5以降に搭載されている"FluidStabilize"というスタビライザーの使い方です。

スタビライザーとは、不安定なカメラモーションを安定させるエフェクトです。このエフェクトは、たとえばジャイロなしヘリコプターからの空撮映像を安定させるときなどに有効です。

従来のMC系NLEには、リージョンスタビライズ、スタビライズなどのエフェクトが搭載されていました。この意味からすると、"FluidStabilize"はMC系NLEの第3のスタビライズエフェクトといえるでしょう。

このスタビライザーは、トラッキング中に行う静止点解析に"FluidMotion"アルゴリズムを利用します。使い方はとても簡単ですが、結果は目を見張るモノがあります。

  • テクニック名:『FluidStabilize
  • 対象者:Avid NLEを使うオンラインエディター
  • 便利度(5段階):★★★★★
  • 難易度(5段階):★★★
  • 適用バージョン:Media Composer・SymphonyのVer.3.5以上

手順

"FluidStabilize"も、キホンは、普通のスタビライズと同じです。

まず、エフェクトパレットからスタビライズエフェクトを対象クリップにドラッグ&ドロップします。


"Image"カテゴリのスタビライズをターゲットクリップにドラッグ&ドロップします

エフェクトエディタからトラッキングツールをオープンし、トラッキングを行います。
トラッキングツールをオープンするボタンはこちらです。

トラッキングツールを開くとトラッカーマークが画面に表示されますが、 "FluidStabilize"の場合、トラッカーマークは無視して構いません。
そしてトラッキングエンジンに"FluidStabilize"を選択して、解析をスタートさせます。


トラッキングタイプから、"FluidStabilizer"を選択します


トラッキング解析をスタートします

解析は通常のトラッキングエンジンより(かなり)遅いです。しかしながら、比較の対象にはなりませんが、TimewarpでFluidMotionを使った映像のレンダリングスピードから比べると相当早いです。


解析中、画面のあちこちに図のような緑のドットが表示されます


解析完了後、ボタンを押してトラッキングデータをスタビライズにリンクします

ソースモニターにオリジナル画像、レコードモニターにスタビライズ画像を開き、両者を同期して表示してみました。

いかがですか?
オリジナル映像は電車の動きに合わせてカメラがパンしていますが、スタビライズ後の映像では見事に電柱が同じ位置に止まっています。


スタビライズでは、"Enable SteadyGlide"をオンにするのがよいでしよう

サンプルではわかりやすくするため、"SteadyGlide"オプションをはずしましたが、スタビライズ作業にはこのオプションをオンにしておくとよいでしょう。
SymphonyとMediaComposerに搭載された、もう一つのスタビライズや一般的なトラッキングのやり方については、また別の機会ということで...。

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