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ソニーが、AVCHDフォーマットを採用したNXCAMシリーズのカムコーダーHXR-NX5JとフラッシュメモリーユニットHXR-FMU128を発売

ソニーは、1月7日、InterBEE2009で参考展示していた業務用AVCHDシリーズ「NXCAM(エヌエックスカム)」のカムコーダーとフラッシュメモリーユニットについて、正式に発表し、同日発売を開始した。
カムコーダーの型番は「HXR-NX5J」となり、価格は¥58万(税別)。専用の記録メディアであるフラッシュメモリーユニットは、型番「HXR-FMU128」で、価格が¥14万(税別)となっている。

HXR-NX5Jに関しては、記録メディアとしてSD/SDHCメモリーカード(Class4以上)にも対応するという、うれしいサプライズもあった。

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NXCAM初号機となるカムコーダーHXR-NX5J HXR-FMU128は、HXR-NX5J専用のフラッシュメモリーユニット

ソニーは、これまでAVCHDの業務展開を行っていなかったのだが(単品としては"まめカム"HDで採用している)、同フォーマットを取り巻く環境が変化し、業務用の編集環境が整ってきたことから、AVCHDを採用した業務用の新ブランド「NXCAM」を立ち上げた。

同社は「NXCAM」を『AVCHDフォーマットをベースに業務用の機能・操作性を組み合わせたソニー製ビデオカメラおよびその周辺機器を表すファミリーネーム』としており、今後のラインナップ拡充を明らかにしている。

「NXCAM」で記録可能なフォーマットは以下のとおりとなる(赤字は"まめカム"HD HXR-MC1に非搭載のモード)。

HD:AVCHD
  • FXモード;最大24Mbps(1920×1080/60i,30p,24p、1280×720/60p)
  • FHモード;平均17Mbps(1920×1080/60i,30p,24p、1280×720/60p
  • HQモード;平均9Mbps(1440×1080/60i)
  • LPモード;平均5Mbps(1440×1080/60i)
    ※オーディオは、リニアPCM 2chもしくはDolby Digital 2chの選択
  • SD:MPEG2 PS
  • HQモード;平均9Mbps(720×480/60i)
    ※オーディオは、Dolby Digital 2ch

メモリーへの記録時間は、オーディオモードの選択で変わってくる。32Gバイトの場合は以下のとおりだ。

リニアPCM
  • AVCHD FXモード(最大24Mbps):約170分(最低記録時間;170分)
  • AVCHD FHモード(平均17Mbps):約225分(最低記録時間;225分)
  • AVCHD HQモード(平均9Mbps):約385分(最低記録時間;295分)
  • AVCHD LPモード(平均5Mbps):約605分(最低記録時間;525分)
Dolby Digital
  • AVCHD FXモード(最大24Mbps):約180分(最低記録時間;180分)
  • AVCHD FHモード(平均17Mbps):約235分(最低記録時間;235分)
  • AVCHD HQモード(平均9Mbps):約435分(最低記録時間;335分)
  • AVCHD LPモード(平均5Mbps):約750分(最低記録時間;630分)
  • MPEG2 PS HQモード(平均9Mbps):約475分(最低記録時間;425分)

たとえば、最大24MbpsのFXモード&リニアPCMでも、32Gバイトのメモリーカード2枚を使用し、5時間40分(170分×2)の記録が可能となる。

長時間記録によるメモリーカード間のリレー記録によるファイル分割や、ソニーのカメラシステム仕様による2Gバイトのファイル分割については、「NXCAM」に同梱されるソフトウェアContent Managemrnt Utility(for Windows)を使用してPCへ取り込み、シームレスに結合できる。同ソフトウェアでは、取り込んだファイルの閲覧と整理も可能だ。

Macintosh(Final Cut Pro)の場合は、"切り出しと転送"ツールを使用することで2Gバイト分割のファイルはシームレスに結合が可能であるが、現時点ではリレー記録時の結合には対応していない。

NXCAMカムコーダーHXR-NX5J

HXR-NX5Jの光学・撮像部は、好評だったHDVカムコーダーHVR-Z5Jを踏襲したものとなっている。

レンズには、独自の技術を凝縮した「Gレンズ」を搭載。イメージセンサーや画像処理技術との最適化を図ることによって、優れた描写力を実現する。また、広角29.5mm(35mm換算値)・光学20倍ズームが可能。

1/3型"Exmor"3CMOSセンサーは、独自の列並列A/D変換回路(カラムA/D変換回路)をイメージセンサー上に集積し、アナログ伝送中のノイズ混入による画質劣化を抑えると同時に、高速での信号読み出しを可能とする。また、アナログ・デジタルの両回路によるデュアルノイズリダクションにより暗部の撮影においてもノイズの少ない映像を実現。これによって、最低被写体照度1.5 lxの低照度を実現している(シャッタースピード1/30秒固定、オートアイリス、オートゲイン時)。

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HXR-NX5Jの光学・撮像部は、好評だったHDVカムコーダーHVR-Z5Jを踏襲したものとなっている メモリーカードスロットは2基装備され、SD/SDHCメモリーカード(Class4以上)の使用も可能

メモリーカードスロットは2基装備され、カード間のリレー記録が可能。連続した長時間記録を実現する。またこのカードスロットはマルチ対応であり、メモリースティックとは逆向きに差し込むことで、SD/SDHCメモリーカード(Class4以上)の使用も可能となっている。

さらに、別売のフラッシュメモリーユニットHXR-FMU128を装着することによって、メモリーカードとHXR-FMU128での同時記録も実現。HD画質の同時記録のほか、HD画質とSD画質の混在記録が可能となる(SD画質の同時記録のみ不可)。

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HXR-FMU128は、HXR-NX5Jに装着して、スマートなワンパッケージでの運用が可能 HD/SD-SDIとHDMIの2つのデジタル映像出力端子を装備。同時出力も可能

入出力端子としては、HD/SD-SDIとHDMIの2つのデジタル映像出力端子を装備しているほか、コンポーネント出力(ミニD端子)、コンポジット出力(RCAピン)、オーディオ出力(RCAピン)、オーディオ入力(XLRタイプ 3ピン(凸)×2)など、豊富に備えている。

SDI信号にはタイムコード情報も含まれるため、SDI対応のノンリニア編集システムとも接続可能。また、HD/SD-SDIとHDMIは同時出力もできるので、HDMI出力でモニタリングしながら、HD/SD-SDI出力でバックアップ記録するといったシステムも構築可能である。

オーディオ入力については多彩な設定が可能となっており(HVR-Z5Jと同等)、内蔵ステレオマイクとXLR入力の併用も実現する。

そのほか、TCリンクIN/OUT端子(RCAピン)により2台のHXR-NX5J間でタイムコードをそろえることが可能。従来はi.LINKで設定していたが、HXR-NX5JではRCAピンで簡単に接続し、設定できるようになっている。

音声をCH1、CH2、STEREO MIXで切り換え可能なヘッドホン端子も装備。STEREO MIX時にはステレオ、モノラルの切り換えも可能である。

特徴的な機能としては、従来の手振れ補正に比べて、さらに強力な手振れ補正ができるアクティブ手振れ補正(Active SteadyShot)を搭載したほか、GPSユニットをカメラ本体に内蔵し、ビデオデータとともに、0.5秒間隔で時間・緯度・経度をメタデータとして記録。同梱ソフトウェアContent Managemrnt Utility(for Windows)を使って、記録されたGPSデータをもとに撮影した場所をインターネット上の地図に表示させることができる。

また、細かなファイルの操作はVGAパネルを採用した"XtraFine(エクストラファイン)"液晶パネルによるタッチ操作で行うことが可能。MODEボタンとVISUAL INDEXボタンを使い分けることにより、サムネイル表示によるクリップ再生、インデックス/プレーリスト再生、編集、ダビング/コピー、メディア管理などを、直感的に操作できる。

そのほか、カメラの設定を確認できるステータスチェックボタンが用意され、以下の項目の設定値を確認することが可能。

  • マイク音量レベルなどの音声設定
  • ビデオアウトなどの出力に関する設定
  • ASSIGNボタンに割り当てられた機能
  • カメラに関する設定
  • 録画ボタン設定
  • 記録メディア情報
  • バッテリーインフォ

フラッシュメモリーユニットHXR-FMU128

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外形寸法が約幅54×高さ85×奥行17mm、質量は80gと軽量・コンパクト

HXR-FMU128はHXR-NX5J専用の記録ユニットとなる。128Gバイトのフラッシュメモリーを搭載し、記録時間は下記のとおりだ。たとえば、FXモード(最大24Mbps)&リニアPCMを選択しても、約11時間の記録が可能である。

リニアPCM
  • AVCHD FXモード(最大24Mbps):約700分
  • AVCHD FHモード(平均17Mbps):約930分
  • AVCHD HQモード(平均9Mbps):約1570分
  • AVCHD LPモード(平均5Mbps):約2490分
Dolby Digital
  • AVCHD FXモード(最大24Mbps):約740分
  • AVCHD FHモード(平均17Mbps):約980分
  • AVCHD HQモード(平均9Mbps):約1790分
  • AVCHD LPモード(平均5Mbps):約3080分
  • MPEG2 PS HQモード(平均9Mbps):約1960分

HXR-FMU128は、フラッシュメモリーなので振動にも強く、外形寸法が約幅54×高さ85×奥行17mm、質量は80gと軽量・コンパクト。HXR-NX5Jに装着して、スマートなワンパッケージでの運用が可能となっている。

またHXR-FMU128は、FAT32を採用することにより、パソコンとの接続には特別なドライバを必要とせず、記録した映像はUSB(USB2.0)を介して簡単に転送できる。

HXR-NX5JのメモリーカードとHXR-FMU128組み合わせた同時記録については、前述のとおりだが、メモリーカードとHXR-FMU128は、グリップ部とハンドル部の録画ボタンをそれぞれに割り振って、記録のスタートとストップを別々に制御することもできる(初期設定は、同時に記録スタート/ストップ)。また、メモリーカードとからHXR-FMU128へのダビングも可能だ(メモリーカード間のダビングは不可)。

カムコーダーサポートVCT-SP2BP

1月下旬に発売予定のカムコーダーサポートVCT-SP2BPは、HXR-NX5J専用というわけではなく、ソニー製のほとんどの小型カムコーダーで使用可能なアクセサリーである。

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カムコーダーサポートVCT-SP2BPにより、肩乗せ運用と三脚運用の2スタイルがスムーズに両用できる 付属品の装着で、三脚への脱着のほか、ワイヤレスレシーバーのようなアクセサリーの同時装着も可能

HXR-NX5Jでは、カムコーダーサポートVCT-SP1BPやリモートコマンダーRM-1000BPおよびRM-1BP、ワイドコンバージョンレンズVCL-HG0872Kなど、HVR-Z5Jと同じアクセサリーを使用することが可能だが、VCT-SP2BPはこれまでの純正アクセサリーにはなかった、肩乗せ運用と三脚運用の2スタイルをスムーズに両用できる製品だ。

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肩のアジャスター部分は、長さをプリセットすることが可能(1ポジション)。運用時にいちいち調整する必要がない 肩乗せ運用時は、小型カムコーダーの質量を、肩、背中、胸に分散させる3点サポート。手を離しても支えてくれる
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付属品を装着することで、VCT-U14(フネ)を使用できる カメラに装着したまま、三脚への素早いセッティングが可能

肩乗せ運用時は、小型カムコーダーの質量を、肩、背中、胸に分散させる3点サポートとなり、折りたたむと、そのまま三脚にセッティングすることも可能となっている(三脚への設置には、付属品の装着が必要)。

価格

  • カムコーダーHXR-NX5J:¥58万(税別)
  • フラッシュメモリーユニットHXR-FMU128:¥14万(税別)
  • カムコーダーサポートVCT-SP2BP:¥4万8000(税別)

発売

  • カムコーダーHXR-NX5J:2010年1月7日
  • フラッシュメモリーユニットHXR-FMU128:2010年1月7日
  • カムコーダーサポートVCT-SP2BP:2010年1月下旬

問い合わせ先

ソニー業務用商品相談窓口:TEL0120-788-333(フリーダイヤル)、
 0466-31-2588(携帯電話・PHS・一部のIP電話などフリーダイヤルが利用できない場合)
 NXCAMオフィシャルサイト:http://www.sony.jp/nxcam/
 プロフェッショナル/業務用製品情報サイト:http://www.sony.jp/professional/

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