朋栄は、10月29日、東京・恵比寿の本社ビル内において、InterBEE2009の事前説明会を開催した。同社では、2006年から継続している「Imagination to Creation(想像から創造へ)」をテーマに出展を行う。
発表会では、10月1日より業務を開始した"朋栄アイ・ビー・イー"の製品も含め、展示予定の新製品全25機種(17種類の新製品、4種類の追加オプション、4種類の新技術展示/参考出展)についての解説とデモンストレーションが行われた。
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| 「ファイルベースのシステムおよび製品を映像・音声の世界で実現していくためには、しっかりとしたベースバンドの技術と理解が必要である」と語る取締役 副社長の清原 克明 氏 |
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| 同禄即時配信システムPrism(プリズム)。オンエアー番組のインターネットへの配信(番組の2次利用)を目的としており、主に報道番組とスポーツ番組をターゲットとしている |
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近年、朋栄では、ベースバンドシステムとファイルベースシステムの両立に取り組んでいる。ファイルベースのシステムおよび製品を映像・音声の世界で実現していくためには、しっかりとしたベースバンドの技術と理解が必要であるという考えをコンセプトに、会社としてのリソースを注いできた。
昨年のInterBEEからの1年、ベースバンドシステムでは、本体1UサイズのポータブルスイッチャーHVS-300HSを初めとするHANABIシリーズやHD/SD対応のフレームレートコンバーターFRC-8000を中心としたプロセス機器が大きな実績を上げているという。特にHDフレームレートコンバーターは、バンクーバー冬季オリンピックに向けての引き合いも多く、好調な展開を見せている。
すでに10年以上取り組んでいるバーチャルスタジオに関しても、新基軸のセンサーレスバーチャルシステムVRCAMを開発してローコスト化を実現し、好評だという。
また、ファイルベースシステムとしては、2007年から展開しているメディアマネージメントシステムMediaConciergeの具体的な案件が増え、地上波放送局、ケーブルテレビ局、 CS番組供給事業者への納入実績も上がっていると報告された。
朋栄では、アイ・ビー・イー・ネット・タイム(以下、IBENT)の映像事業部門を譲受して、IT・ファイル系の開発部隊として子会社の朋栄アイ・ビー・イーを設立。ファイルベースシステムへの取り組みを発展・強化する方針で、MediaConciergeにIBENTの各種コーデックに関わる製品や技術を融合し、幅広いシステム展開を図る考えだ。
発表会では、InterBEE2009に展示予定の新製品として、朋栄アイ・ビー・イーの放送素材ファイル伝送システムEclair(エクレア)と同禄即時配信システムPrism(プリズム)が詳しく解説された。両システムは、MediaConciergeに組み込み可能となっている。
Eclairは、大容量のMXFファイル(放送素材)をメタデータと共に電子メール感覚で相互に伝送可能なシステム。放送局間での伝送を目的に日本テレビと共同開発されたもので、すでに系列局も含めた運用が始まっており、主に報道素材のやりとりに使用しているという。
センターサーバーをもたず、障害に強い配信網が構築可能となっており、1:1の伝送だけではなく、多拠点:多拠点の伝送も可能。独自のP2P伝送方式によって、高速な多拠点向け一斉配信も実現する。
Prismは、スケジュールエンコーダー、切り出し編集端末、トランスコーダーの3つを基本構成とし、オンエアー番組のインターネットへの配信(番組の2次利用)を目的としたシステム。主に報道番組とスポーツ番組をターゲットとしている。
スケジュールエンコーダーとトランスコーダーは自動処理設定を、切り出し編集端末はカット点抽出/編集/切り出し処理を担当。切り出し編集端末では、エンコード中の追いかけ編集が可能となっており、オンエアーの終了を待たずに、1つのニュースごとに配信することや、スポーツの得点シーンやハイライトの配信をすることができ、即時ネット配信業務の効率化と省力化を実現する。
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| スケジュールエンコーダーはタイマー録画のような簡単設定でオンエアー番組のエンコードを自動処理 |
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| 切り出し編集端末は、エンコード中の追いかけ編集が可能となっており、オンエアーの終了を待たず作業できる |
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| Prismは、スケジュールエンコーダー、切り出し編集端末、トランスコーダーの3つを基本構成とする |
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| 追いかけ編集によって、オンエアー中のアップロードが可能。即時ネット配信業務の効率化と省力化を実現 |
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そのほかInterBEE2009では、メディアマネージメント関連として、ユーザー事例も展示。エクサインターナショナルが提供しているコンテンツ管理サービスもをブース内に再現して披露する。同サービスはMediaConciergeを活用し、企業も所有する映像資産を保管し、インターネットを介した検索、閲覧、プレビューシステムを提供するもの。発注された映像を必要なメディアに変換して提供する発注システムも搭載している。
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