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DSマスターへの険しい道のり~MCエディターS原の苦悩と歓喜

第20回 実機を試用〜SymphonyでのシーケンスをDSに持ち込む

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本ブログは、リストラの危機を目前にしたMC系ノンリニア(しか使えない)中年オジエディターが、一念発起、四苦八苦・七転八倒しながらも、一発逆転を夢見ながらAvid DS使い(DSマスター?)への棘(いばら)の道を彷徨い続ける物語である...

前回、自らの編集セッティングをファイルとしてエクスポートし、準備万端のS原 氏。いよいよ試用の日がきたようです。さて...

(編集部:A部)

某月某日 実機DSを動かす

さあ、いよいよその日。レギュラー編集は早めに終わったので、余裕を持ってDSテストに臨めます。
目標は、正に先ほどまでSymphonyで編集していたシーケンスをDSでオープンすることです。

手順は、つぎのとおりです。

  1. テスト用ユーザーアカウントの作成/ユーザー設定のインポート
  2. SymphonyのAvid MeidaFilesフォルダをストレージ登録
  3. Symphonyのシーケンスの読み込み
  4. エフェクト作業、VTRプリントなど各種テスト

許可が許されたマシーンは、HP9400時代のSymphony Nitris。この時代のNitrisモデルはSymphonyとDSが別々のHDDにインストールされています。SymphonyとDSの切り替えは、PC本体のフロントにあるロックで"物理的"に切り替えるようになっています。
こんな感じです。

普段、このキーは編集室を管理している方の引き出しにしまわれています。私もこのマシーンのDS側が起動しているところを見たことがありません。興味津々です。

ロックをDS側に回して、PCのパワースイッチをオン! ちょうど21:00にDSテストが始まりました。

今回、私のDSユーザー設定を読み込ませたいと考えています。以前書いたとおり、DSのユーザー設定はマシーンのログインユーザーごとにつくられます。
そこでこのマシーンの既存ユーザー設定に影響しないよう、まず新規にテストユーザーを設定しました。

初めて知りましたが、DS側のOSは英語版Windows XPでした。やっぱり、WinXPは英語版のほうが文字も奇麗で雰囲気いいですね。書いてあることはさっぱりわかりませんが...。

新規に作成したユーザーで再ログイン、デスクトップのDSアイコンをダブルクリックしてDSを起動しました。HP9400は64ビットCPUが搭載されてします。OSも64ビット版、DSも64ビット版を起動します。

新規プロジェクト"Video-Alpha"を作成し、"New Sequence..."モードでプロジェクトをオープンします。

●ユーザー設定のインポート

ユーザー設定のインポートは、設定のエクスポートと同じ[Layout|Import/Export Preferences...]コマンドで行います。

ダイアログがオープンしたら"Import Preferences"タブをクリックし、エクスポートした設定ファイルを指定します。全ての設定を読み込むので、"Select All"ボタンをクリックし、"Import"ボタンを押します。


設定をインポートすると、アプリケーションの再起動が必要になる

再起動後、キーボードマッピングをオープンすると、ちゃんと自分の設定が読み込まれていました。なるほど、簡単です。

●ストレージ設定

以前この連載で紹介したように、Symphony側のメディアをDSで共有するためには、DSのストレージ設定にSymphonyが使う"Avid MediaFiles"フォルダを追加する必要があります。
今回のシステムにおいて、私が使用しているパーティションの"Avid MediaFiles"フォルダを、[Data Management|Configure Storages...]メニューからDSに登録しました。


このシステムでは、メディアディスクがいくつかのパーティションに分けられて管理されているので、自分が使っているパーティションの"Avid MediaFiles"のみをマウントするように設定した

ストレージ設定の変更方法などは、詳しくは前の紹介記事を参考にしてください。

●読み込みシーケンスの準備

いったん、Symphonyに戻ります。
今日作業したシーケンスはこんな感じです。といっても、これはSymphonyで作業する前のオフライン完了段階のシーケンスです。このシーケンスで使われているクリップをSymphonyでHD画質DNxHD220でコンフォームしています。なお、Symphonyで作業したシーケンスには、カラコレの他AVX系エフェクトが追加されており、読み込みエラーを起こしそうな予感がするので、編集完了シーケンスをテストするのは止めました。最初から地雷は踏まない主義です。


#078_v0

このシーケンスにはオフライン時にメモがわりに追加されたテロップデータやら、MediaOffline状態の静止画像ファイルが含まれています。以前チェックしたように、これらクリップはDSへのシーケンス読み込み時にエラーを発生させるので外します。


#078_v2

このシーケンスをDSにエクスポートします。使用するエクスポートフォーマットはもちろん、AFEです。

マシーンをDSに切り替え、エクスポートしたAFEファイルを表示します。


"#078_v0"~"#078_v2"までいくつかバージョンを作ってみました。これは上のシーケンスからエラーを起こすクリップを外す時、段階的にシーケンスをエクスポートしたものです。"#078_v0"が上の最初のシーケンス、"#078_v2"が下の最終シーケンスです

まず"#078_v0"シーケンスをインポートしてみました。

案の定、エラーが発生しました。予想通りです。

省略しますが、"#078_v1"も同様に読み込み時にエラーが発生しました。こちらも予想通りです。

つぎに"#078_v2"を読み込んで見ました。こちらのシーケンスは前述のとおり、タイトルクリップ、オフラインクリップをはずし、テープからキャプチャーしたメディアのみからなるシーケンスです。さて、結果はどうでしょうか。

下の"Avid Explorer"内の"#078_v2"アイコンを上の空白のウィンドウにドラッグ&ドロップします。

このシーケンスをドロップすると、DSデスクトップに"AAF Conform Progress"のバーが現れました。しかしバーが読み込み率100%に到達しても、ウンともスンともしません。まったく反応がなくなってしまいました。

不安になりかけたころ、ようやく読み込みが完了しました。

良かった...と思ったのも束の間、なにか変なところがあることに気がつきました。

シーケンス読み込みによって生成されたクリップのアイコンが、なぜか? 赤色です。
シーケンスは正しく読み込めているようですが、クリップが実際のメディアファイルとリンクが取れていないようなのです。

考えられる最も有力な原因はディスクの設定ミスですが、設定を見返しても間違いはないように見えます。また、再設定しなおしてもまったく変化がありません。

モニターの"media not available"の文字が冷たく光っています。

一体、どうしたというのでしょう...

なかなかスムーズにはいきませんね。やはり。とはいえこの段階で...なにが原因なのでしょうか...

(編集部:A部)

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