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Autodeskが、Lustre 2010とInferno/Flame/Flare/Flint/Smoke 2010 Extension 1を発表

Autodeskは、9月8日、同社晴海オフィスのデモルームにおいて、IBC 2009のプレスブリーフィングを開催。デジタルカラグレーディングソフトウェアLustre 2010とビジュアルエフェクトソフトウェアInferno 2010、Flame 2010、Frare 2010、Flint 2010およびフィニッシングソフトウェアSmoke 2010(以下、IFFFS 2010)のExtension1を発表した。

Lustre 2010

今バージョンより、新規でのシステム販売は、Linuxのみ。システムとしては、標準の「Lustre 2010」と、Lustre向けのアクセラレーターを追加した「Lustre Incinerator 2010」があり、Lustre 2010のハードウェア構成は、(1)HP Z800 workstation、(2)NVIDIA Quadro FX5800、(3)AJA Video I/O。
 なお、ソフトウェアアップグレードは、引き続きWindowsにも対応していく。

Lustre 2010は、メジャーバージョンアップということで、セカンダリーレイヤーの追加や、デグレインツールの追加、IFFFS 2010とのインターオペラビリティの向上、サポートファイルフォーマットの拡大など、多くの新機能が追加されている。

  • IFFFS 2010とLustre間でタイムラインのエクスチェンジが可能

IFFFS 2010で作成したマルチレイヤーの複雑なタイムラインであっても、瞬時にLustre側でまったく同じタイムラインを再現することができる。LustreのタイムラインをIFFFSで読み込むことも可能である。
 DIワークフローやCM制作においては、SANを用い、DPXファイルを中心に作業している場合が多いが、DPX連番ファイルのデメリットも当然ながらある。Autodeskシステムでは、ソフトウェア間でメタデータも100%渡すことで、作業効率のアップだけではなく、ハードウェア資産すら減らすことができる。また、1度作成したプロキシは、すべてのAutodeskシステム間で共有できるようになったことなどもメリットだ。

  • 最大48レイヤーをサポート

セカンダリーで、最大48レイヤーまでリアルタイムに扱うことが可能になった。各レイヤーでは、稀制限のシェープを含むキーイングが可能だ。なお、12レイヤーだったLustre 2009に比べ、CPUの処理スピード向上により、わずか1年で大幅な処理能力アップを果たしている。

  • デグレインツールを搭載

新しくデグレインツールを搭載。従来のDIワークフローでは最初の段階でデグレイン処理をする方法がスタンダードであったが、本バージョンより、カラーグレーディングの一部としてデグレインが行えるようになった。一部だけにグレイン除去を適用するなどの、より効果的な使い方が期待できる。

  • ビン

グレードおよびグレードメタデータを体系化できる、グレードビン機能が搭載された。これにより、作品オリジナルの"ルック"や、カラリスト固有のトーンなどをデータとして保存できる。あるカラー設定を、将来にわたって使っていきたいというユーザーの要望に応えた機能だという。

  • 圧縮フォーマットのサポート拡大

Avid DNxHDのインポートや、RED ONEのR3Dワークフローも強化されている。RED ONEのRSXファイルに対応したので、たとえば、フィルムのアンサープリントにあたる部分で、4k素材を2kでストリーミング→簡易カラコレ→VTRへの書き出しを行って撮影翌日に間に合わせる、というようなワークフローにもレンダリングなしてスムーズに対応できる。

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セカンダリーグレーディングでは、最大48レイヤーを使用することが可能になった。各セカンダリーレイヤーでは、無限のシェープを含むキーイングができる
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新しいデグレインツールは、優秀なアルゴリズムにより、シャープネスとコントラストを保持したまま、グレイン除去を行ってくれる
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グレードビンの機能拡張により、グレードの再利用のプロセスを迅速化できるので、効率の向上が期待できる
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RSXファイルがサポートされるなどREDワークフローも強化。4kのR3Dデータのリアルタイム2kストリーミングも可能

Inferno/Flame/Flare/Flint/Smoke 2010 Extension1

ビジュアルエフェクト&フィニッシングソフトウェアのIFFFS 2010のExtention1は、サブスクリプション(保守契約)ユーザーに提供される機能拡張となる。

  • サブスタンスノードの搭載

Inferno/Flame/Flare 2010 Extension1では、新たにサブスタンスツールが搭載された。これは、GPUを使った非常に高速なパターンジェネレーターで、従来はCG担当者に依頼していたプロセスが内部で処理可能になることなどが期待できる。
 なお、現時点では「Substance splatter」「Substance noise」の2種類であるが、将来的には「サブスタンスシリーズ」として種類を増やす予定だという。

  • プリセット

約90の新しい3Dテキストプリセット、約50の新しい3Dパーティクルプリセットを搭載。

  • オーディオトラッカー

オーディオと連動してアニメーションを動かせる、オーディオトラッカーという機能が新たに搭載された。オーディオの波形などと連動させて、キーフレームを自動生成してくれるというツールで、リアルタイムモーショングラフィックス生成に非常に重要な機能である。

  • オートスタビライズ

Inferno、Flame、Flareに搭載されていた機能であるが、新たにFlintとSmokeにも搭載された。

  • 圧縮フォーマットのサポート拡大

ソニーHDCAM-SR 60pフォーマットには2009 NAB Showの時点で対応していたが、Extention1ではさらに、ダブルスピードキャプチャリング(フルクォリティで倍速キャプチャー)に対応した。また、L、Rのデュアルストリームで収録されている60pデータをリアルタイムで両ch同時にキャプチャーすることができるようになった。  また、MXFラッパーのDNxHDおよびXDCAM EXのインポートや、RSXファイルへの対応など、さまざまな拡張や強化が行われている。

システム構成は、Lustre 2010と同じく、(1)HP Z800 workstation、(2)NVIDIA Quadro FX5800、(3)AJA Video I/O。これにより、1つのワークステーションに、複数のアプリケーションをチョイスして入れることが可能となり、非常に柔軟性のあるシステム構成が実現する。

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GPUアクセラレーションを活用したサブスタンスジェネレーター。ユニークなテクスチャやオーガニックパターンエフェクトをつくり出せる
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オーディオと連動させて、アニメーションのキーフレームを自動生成してくれるオーディオトラッカー
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カメラの動きによって発生するブレや振動を自動的に除去してくれるオートスタビライザー。新たにFlintとSmokeにも搭載された
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REDワークフローの強化。RSXファイルのサポート、メタデータ編集のハンドリングにおける機能拡張、ファイルをトランスコードする前のIn/Out点の設定とクロップなどが可能になっている

発売

  • Lustre 2010:2009年9月
  • Inferno/Flame/Flare/Flint/Smoke 2010 Extension1:2009年10月

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