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DSマスターへの険しい道のり~MCエディターS原の苦悩と歓喜

第18回 マスク合成

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本ブログは、リストラの危機を目前にしたMC系ノンリニア(しか使えない)中年オジエディターが、一念発起、四苦八苦・七転八倒しながらも、一発逆転を夢見ながらAvid DS使い(DSマスター?)への棘(いばら)の道を彷徨い続ける物語である...

なんとかDSのキーイング合成をマスターしたS原 氏、その後、実践はうまくいたのでしょうか...

(編集部:A部)

某月某日 閃き!!

というわけで、DSのキーイング&画像の切り抜きのやり方がわかりました。...で、私はなんでそんなワザを調べていたかっていうと、はて、なんでだっけ?

いやいや、冗談です。いまをさかのぼること2カ月ほど前、実践でクロマキー合成をやるかもしれないことになったからでした。
みなさん、うすうす気づいてしまったかと思いますが、実は、上の話、なくなっちゃいました。最近の不景気の影響のもと、「(合成編集を)簡単にやろうよ」というPのひと声であっさりなくなりました...

ま、お尻に火がついた状態から、無事火傷せずに解放されたわけです。リー○ンショックが私を救ったわけでした(笑)。

さて、実は前回のキーイングを紐解いているあいだ、「チリリン、チリリン」と私の頭の中で、鈴のようなモノが鳴っていました。
それはなにか、「いま自分はとんでもなくものすごいワザをかすめている」とか、「いま自分はメチャメチャ便利なテクニックを見つけようとしている」...という感じでした。
でも前の原稿を書いているときは、それがなんだかまったくわからなかったのです。しかし、ほんのさっき、それが意味することが、ズバババっと閃いたのでした。...まさに天の啓示でした。

閃いたのは...
キーイングで使ったShapeを応用すると、人物の切り抜きができるんですよ!!

...と書いてみたら、あれ、変だな。あんまり大したワザじゃないですね。閃いた瞬間は、たしかに「なんてスゴイんだ!!」と感動したのですが...あれ? おかしいな~。

まあ、とにかく忘れないうちに、マスクを切る方法をまとめてしまいましょう。

オブジェクトの切り抜き

Blue-Green Keyerの"Sahape"は、キーイングするエリアを限定するツールです。つまりこのツールを細かく使えば、人物などのオブジェクトを切り抜くことができそうです。
そこで、"Shape"機能だけをもつエフェクトがないか、DSのエフェクトプリセットを調べてみると...、ありましたね。"Keyer"プリセットの中に"Matte"キーという、いかにも"それらしい"エフェクトが。

この"Matte"キープリセットを、v2トラックに編集したクリップに適用します。v1トラックには背景画像が編集されています。

エフェクトエディターの"Shape"タブにある、"Shape Creation"から"Create Polyline"を選択します。
モニターにカーソルを移動するとカーソルが上図のように変わり、ポリラインを引くことができます。彫像を切り抜くようにラインを引いていきます。


細かな部分にラインを引くにはモニターを拡大表示するとよい。標準のキーボード設定では、"Z"キーでズームイン、"X"キーでパンが行える


彫像をすっかり囲んだら、"Shape"タブの"Fill Inside"を100 %、"Fill Outside"を0%に設定すると彫像と背景映像が合成された。マスクパスはブラーでぼかすこともできる

へえぇ、DSだとこうやってマスクを切るんですね。
かなり簡単にマスクを切って背景画像と合成することができました。

最近テレビ番組では、出演者を切り抜いてコーナータイトルを作ったりと、とにかく画面に映っているモノを切り抜くことが少なくありません。これは必須のテクニックですね。

ところで映像を切り抜く場合、ふつう、動いている映像をフリーズしてからマスクを切ります。そこで、ついでにフレームをフリーズする方法を調べてみました。

まず、下図のようにフリーズしたいフレームにポジションインジケーターを合わせます。

フリーズ位置にインジーターを揃えたら、ツールバーの"Time Effects"をクリック、メニューから"Freeze"コマンドを実行します。

コマンドを実行すると"Timewarp"パレットが開きます。美しいフリーズをつくるには、"Hold On"オプションから、フリーズ単位をフィールド1あるいはフィールド2に設定するとよいでしょう。
また、"Mode"では、クリップ全体をフリーズするフレームに置換したり、フリーズ前後にイーズイン/アウトの設定が行えます。

フリーズを作成したら、"Matte"キーエフェクトを適用して"Shape"を適用すれば切り抜き完了です。

DVEエフェクトを適用すれば、"Matte"キーで抜いた画像のサイズやポジションを調整できます。

どうでしょう。

いろいろと応用力も身に付いてきたようですね。実践のほうは、立ち消えになってしまいましたが...そろそろ実機を使用してみてはいかがでしょう。

(編集部:A部)

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