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DSマスターへの険しい道のり~MCエディターS原の苦悩と歓喜

第13回 アニメーションエディタでキーフレームの微調整

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本ブログは、リストラの危機を目前にしたMC系ノンリニア(しか使えない)中年オジエディターが、一念発起、四苦八苦・七転八倒しながらも、一発逆転を夢見ながらAvid DS使い(DSマスター?)への棘(いばら)の道を彷徨い続ける物語である...

前回、カラコレの微調整ができないと音を上げていたS原 氏。その後はどうなったのでしょうか...

(編集部:A部)

某月某日 アニメーション エディタって?

前回、カラコレパラメーターも他のエフェクトと同様、キーフレームアニメーションを行えることがわかりました。


DSカラーコレクションモード

キーフレームの設定方法は、カラコレモードに入ったら、ポジションインジケーターでキーフレーム設定したいフレームを表示し、変更したいパラメーターのスライダーを動かして鍵ボタンをクリックします。
 設定方法には、他にもいろいろなバリエーションがありそうです。が、それはまあ『おいおい』ということにして、とにかくDSでは映像の明度や色調をカメラの動きや画角の変化に合わせて補正することができるということが明らかになったのです。

ですが、どうもカラコレのキーフレームアニメーションがやりにくい...

アニメーション可能なスライダーは山のようにあります。カラコレツールだと、これら全部を把握しながらアニメーションのキーフレームを設定するのは、正直いってとても困難です。
 "Gain"値を変更するにしても、"Master'と"Hilights"、"Midtones"、"Shadows"のタブを切り替えて各値ごとキーフレームを設定する方法だと、アニメーションの微調整がメチャクチャ大変です。カラコレツールには限界があります...

と思っていたら、プラチナDSマエストロN岡(Pd.N岡)氏からのメールです。

N岡:S原さん、ブラインドキーフレーム設定じゃ、人の目を満足させるカラコレは不可能です。DSにはアニメーションをグラフィカルに編集可能な『アニメーションエディタ』というモノがあるのですよ、もちろん。
 N岡:キーフレームの微調整は、ふつう、コレを使います。たまにはマニュアルも読んでみたらいかがですか?

ほう。

さっそくマニュアルを見ると、ありましたね。ぶ厚い日本語マニュアルの382ページから"アニメーションエディタ"に関する説明が書いてありました。


マニュアルを見てみると、『アニメーションエディタについて』という独立した章がありました。これじゃ、N岡氏に「マニュアルを見ろ」と怒られるのも仕方ないか(汗)

マニュアルによるとアニメーションエディタは、"View|Single-Instance Views|Animation Editor"からオープンするそうです。


アニメーションエディタを開くには、Viewメニューからアニメーションエディタを選択する方法、タイムラインウィンドウ左側のボタンで切り替える方法(操り人形?のボタン)がある

さっそく開いてみます。と、あれ? タイムライン部の表示が切り替わってグラフが現れました。下図のカーブグラフは前回カラコレ設定したモノのようです。クリップの上にあるエフェクトリボンを選択してアニメーションエディタを開いたところグラフが表示されました。


アニメーションエディタ。グラフのカーブは前回カラコレしたカラーエフェクトのキーフレームグラフ。左のリストのプロパティのうち、チェックがついているものが右のグラフに表示される

アニメーションエディタ左部のリスト項目は、選択中のエフェクトがもっているアニメーション可能なプロパティのようです。チェックのオンオフによって対応するカーブが表示・非表示になり、項目の1つをクリックして選択すると、項目名と対応するカーブが白くハイライトします。下図のグラフでは、キーフレームが設定されているプロパティのカーブが表示されています。


左のリストにあるプロパティを選択すると、グラフも白くハイライトする。カーブ上の赤い点がキーフレーム

 

それぞれのボタンの機能は下図にまとめておきます。

アニメーションエディタのボタンの中にかなり便利なボタンを発見しました。"Frame Selection"(図では表示エリアフィットと意訳)ボタンです。


Frame Selectionボタン、両手の人差し指を伸ばしたようなアイコン

この類のグラフエディタでは、よく、ズームツールによって意図しない拡大や、パンツールでまったく見たこともない領域に表示が移動してしまうことが少なくありません。そんなとき、なにもグラフが選択されていない状態で"Frame Selection"ボタンをクリックすると、グラフの表示内容を初期状態に戻すことができます。


グラフ表示を初期状態にリセットしたいときは、すべての選択を解除(グラフの空場所をクリック)して、このボタンをクリック

この"Frame Selection"ボタンは、キーフレームやカーブを選択した状態でクリックすれば、選択箇所がグラフいっぱいに収まるよう拡大/縮小表示します。


キーフレームや、エリアを選択してから、"Frame Selection"ボタンをクリックすると、表示領域いっぱいに選択したエリアが拡大/縮小表示される

さて、アニメーションエディタを使って、あるプロパティにキーフレームを設定するには、ターゲットのプロパティを選択したのち、キーフレーム追加ボタンをオン、グラフ上の任意の位置をクリックします。
 キーフレームの補間方法は、リニア補間、スプライン補間、コンスタントの3つから選択できます。キーフレームの補間スタイルはそれぞれのキーフレームごと独立に設定することができます。
 余分に追加してしまったキーフレームの消去は、キーフレーム削除ボタンをオンにしてクリックします。


キーフレーム追加ボタンをオンにしてグラフ内をクリックすると、キーフレームを連続して設定することができる。キーフレーム間の補間方法は、リニア、スプライン、コンスタントがある

なるほど。
 これがアニメーションエディタですか。だいたいの雰囲気はつかめました。
 カラコレモードに入るとアニメーションエディタのウィンドウが消えてしまいます。そこで再度メニューからアニメーションエディタを開くと、あら、フローティングウィンドウとしてオープンしました。


カラコレモードでは、アニメーションエディタウィンドウの居場所がないため、フローティング状態でウィンドウが開く。この状態でも、スライダとキーフレームは連動しており、スライダの値を変更するとキーフレームの設定値が上下するが、やはり作業はやりにくい

アニメーションエディタを邪魔にならない場所に移動し、カーブを見ながら再び明るさ修正を試してみます。
 カーソルキーの左右キーを使って、フレームを前後させながらスライダを調整します。鍵ボタンの横にある"auto"モードをオンにしておくと、スライダ値の変更が即キーフレームに反映するので、鍵ボタンを押す手間が省けて便利です。


鍵ボタン横の"auto"ボタンをオンにしておくと、自動的にキーフレームを生成、キーフレームの設定値が変更されるので、鍵ボタンを押す手間が省けて効率的。アニメーションエディタが開いていれば、自動追加されたキーフレームがグラフで確認できるのでキーフレーム作成エラーが少なくなる

アニメーションエディタを開きながらカラコレを行ってみると、前回グラフを見ずにカラコレを行った場合に比べ、グラフを見ながらカラコレするほうが断然『楽』でした。これには、前後にあるキーフレームの補正値を視認しながらカラコレが行えることが大きく関係しているように感じました。


前後のキーフレームと比較しながら修正作業が行えるので、キーフレームをフレーム単位に細かく設定しても結果が破綻することがない。やはりグラフを表示しながらカラコレを行うほうがよい

しかし...それにしてもアニメーションエディタウィンドウがフローティング状態なのは、かなり気になります。カラコレ中にタイムラインはほとんど触らないのですが、シーケンスが見えないのは、かなりストレスが溜まります。かといって、アニメーションエディタの表示サイズを小さくしてしまったら、なんのためにキーフレームグラフを視覚化しているかわからなくなってしまうし...。
 なにか、良い方法はないですかねぇ。

なんとかアニメーションエディタを使用した微調整をものにしたS原 氏ですが、どうやらまだ腑に落ちないようです...

(編集部:A部)

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