2月20日、東京・渋谷区の養命酒ビル11階 VPJデモルームにおいて、VPJ・コムテックス共同開催の「オープンアプリケーション/ハードウェア環境で実現する最新映像制作」セミナーが開催された。
本セミナーは、Matroxの編集システム「Axio LE」、Tiger Technologyのクロスプラットフォーム対応SANソリューション「MetaSAN」、およびWebブラウザベースのファイル管理システム「thiiDa2」といった最新の映像制作環境の紹介を目的としたもの。Axio LEに関しては、新バージョンである「Ver.4.0」が披露された。
セミナーは2つのセッションにわけて構成され、セッション1にて「Axio LE Ver4.0」の紹介、セッション2では「metaSAN」を使用したワークフローおよび「thiiDa2」の機能紹介が行われた。
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| 東京・渋谷区の養命酒ビル11階 VPJデモルームにて開催 |
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Axio LE Ver.4.0
Axio LEは、10ビット非圧縮4:2:2対応リアルタイム編集システム。SDI、AES/EBU、バランス音声などの放送対応端子を装備しマルチレイヤー・カットチェンジの効果・テロップロールなどすべてリアルタイムで行うことが可能である。
今回のVer.4.0では、コーデックは、Matrox 10および8ビット非圧縮、MPEG2 I-frame、HD用オフラインコーデックを標準装備し、MXFファイルに関しては、P2、P2HD、XDCAM、XDCAM HD、XDCAM EX、AVCHDにネイティブに対応する。
また、放送送出サーバーに直接出力できる、業界標準OP1aタイプMXFでの出力が実現されている。放送用サーバーのディレクトリに対して、Axioで編集したデータをネットワーク経由で出力可能である。OP1aを初めとして、DVCPRO HDでのラッピング、XDCAMのラッピングを使用することで、サーバーに対して目的にマッチしたコーデックで出力を行うことが可能となる。
OSにはWindows Vista Bisiness 64ビットを採用。ソフトウェアはAdobe CS4 Production Premiumがプレインストールされる。システムはhp workstation xw6600に3.0GHzのQuadcore Xeon×2を搭載。
また、Blu-ray Disc書き込みドライブを標準装備。EncoreでオーサリングしたデータをBlu-ray Discに書き込むことも可能となっている。
Adobe Dynamic Linkにも対応しており、Premiere Proを核とした編集作業において、After Effects、Soundboothなどのアプリケーションが、プラグインのように連動し、快適な編集作業が可能である。
セミナーでは、Axio LE上で使用する、Adobe Premiere Proを中核としたワークフローがデモンストレーションされた。カラーコレクション、レンズフレアーの処理、タイトルバックの合成などをとおして、Axio LE Ver.4.0の64ビットOSによる各作業のリアルタイムな処理、高速なレンダリングがアピールされた。
なお、本製品は動作確認済みのワークステーションにソフトウェアおよびハードウェアがインストールされたディスクアレー付属のターンキーシステムのみでの販売となり、3月初旬でのリリースが予定されているとのことだ。
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| セッション1では、「Axio LE Ver.4.0」の紹介とデモンストレーションが行われた |
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| Premiere Proによるカラーコレクション、レンズフレアーの処理、タイトルバックの合成などをとおして、Axio LE Ver.4.0の64ビットOSによる各作業のリアルタイムな処理、高速なレンダリングなどをアピール |
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| Axio LEブレークアウトボックス |
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metaSAN、thiiDa2
TigerTechnology metaSANは、Windows、Mac、Linuxのクロスプラットフォーム環境に対応し、センターストレージによるデータ共有環境を構築可能なストレージマネジメントソフトウェア。
センターストレージでファイルを一元管理可能するため、従来のLAN環境におけるファイルサーバー運用で発生していた、データのダウンロードやアップロードが不要になる。センターストレージにのみ唯一のデータが存在することになり、無駄なコピーを行う必要がない。セミナーでは、metaSANの、グラフィカルでわかりやすい管理画面についてや、機能の紹介が行われたほか、metaSANを中核としたワークフローのデモンストレーションが行われた。
今回は、Axio LEを2台と、Adobe Production PremiumをインストールしたMac Proの、Windows2台、Mac1台を、FibreChannelのスイッチで接続し、これらをすべて4GbpsのRAIDディスク2台(metaSANボリューム)に接続している環境で行われた。
metaSANによるデータの一元管理によって、それぞれのマシーン間でのデータコピーが一切発生せず、また、Dynamic Linkを用いたスムーズなデータのやりとりが可能となる。デモンストレーションは実際の作業の流れに即して行われ、metaSANを使用したワークフローが、制作プロセスの大きな効率化に繋がることがアピールされた。
最後に、以上のようなセンターストレージを中核とするSANシステムの運用をサポートする映像制作データ統合ファイル管理システム「thiiDa2」の紹介が行われた。
thiiDa2は、SANのセンターストレージにため込まれた映像ファイルをWebブラウザで一元管理することができるアセットマネージメントソフトウェアである。Webブラウザによるファイル管理を起点として、データベースの構築、アップロード・ダウンロード、データのバックアップ、データのプレビューなど、ストレージ運用と制作ワークフローを幅広くサポートすることが可能である。
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| metaSANの機能紹介がおこなわれたほか、metaSANを中核としたワークフローのデモンストレーションが行われた |
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| 今回のデモンストレーションでは、センターストレージとして、4GbpsのRAIDディスク2台を使用 |
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| SANシステムの運用をサポートする映像制作データ統合ファイル管理システム「thiiDa2」の紹介も行われた |
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