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日本ビクターが、SDHCメモリーカード記録のカメラレコーダーGY-HM100を発表

1月8日、日本ビクターは、同社ProHDシリーズの新製品となるSDHCメモリーカード記録の業務用ハンドヘルドカメラレコーダー「GY-HM100」を発表した。発売は4月下旬、価格はオープンとなっているが、¥50万前後の予定となっている。

同機は昨年11月に開催されたInterBEE2008において、同社ブースで参考出展され、会場でも大きな注目を集めていたが、今回の発表会で正式な発表となった。
 また、記者発表会では、GY-HM100の発表にともない、同社の業務用機器の製品ブランドを、今後「JVC」で統一される方針も明らかにされた。

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SDHCメモリーカードを記録メディアに採用した業務用ハンドヘルドカメラレコーダーGY-HM100 東京・港区 新橋ビクタービルにおいて記者発表会を開催

Apple QuickTimeファイルフォーマットの採用

GY-HM100は、映像ファイルの記録フォーマットに、AppleのQuickTime(for Final Cut Pro)を採用。レンズ一体型業務用HDカメラレコーダーとしては、世界初の対応となる。SDHCカードへのダイレクト記録を実現し、コーデック変換やファイルのラッピングによる画質劣化もなく、SDHCメモリーカードに記録したファイルはFinal Cut Proへ直接ドラック&ドロップで取り込むことが可能。発表会場では、ドラック&ドロップによるFinal Cut Proへのインポートのデモンストレーションも行われた。

映像業界に広く普及しているアプリケーションであるFinal Cut Proとの連携性を高めることによって、完パケまでの作業を効率的に行うことが可能となり、それによってワークフローを短縮し、同時にコストも下げることができるという。

また、MPEG2 ISOベースメディアファイルフォーマットに対応しているため、主要なノンリニア編集システムへの対応も可能だ。

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会場では、ドラッグ&ドロップによるFinal Cut Proへのインポートのデモンストレーションも行われた Final Cut Pro上ではHQモード記録のファイルは、XDCAM EXと認識されている

SDHCを記録メディアに採用

記録メディアには、SDHCメモリーカードを採用。本体側面にSDHCメモリーカードのスロットを2基搭載し、2スロット搭載による長時間の連続記録を実現。32GバイトのSDHCメモリーカード1枚を使用した場合の記録時間の目安としては、HQモードで約100分、SPモード(1080i)で約140分、SPモード(720p)で約180分となり、2枚のカードへは、最長で約6時間の映像が連続記録できる。

同社では、映像制作上で重要であるポイントの1つとしてメディアの入手性が挙げられるとし、どの地域でもメディアの入手が比較的容易であるSDHCメモリーカードを記録メディアとして採用することによって、作業効率の向上を図るとしている。

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本体側面にSDHCメモリーカードのスロットを2基搭載。2スロットによる長時間の連続記録を実現した

1080i/1080p/720pのマルチフォーマットに対応

圧縮方式にはMPEG2 Long GOPが採用されており、新開発のMPEG2エンコーダーにより、35MbpsのHQモードと25Mbps/19MbpsのSPモードから選択することが可能となる。また、1080/59.94i、1080/29.97p, 23.98p、720/59.94p, 29.97p, 23.98pなどのマルチフォーマットにも対応し、放送局などのニュース映像コンテンツから、企業VPなど、非常に幅広い範囲での使用が期待できる。

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圧縮方式にはMPEG2 Long GOPを採用。新開発のMPEG2エンコーダーにより、35MbpsのHQモードと25Mbps/19MbpsのSPモードから選択することが可能である

プロユースへ向けた仕様追求

本体は、バッテリーおよびマイクを含めた質量が約1.4kgと、現在市場に出回っている他社製のハンドヘルド型カメラレコーダーと比べて約半分という超軽量・コンパクトが実現されており、撮影時の負担を大幅に軽減し、あらゆるシーンでの撮影を機動的に行うことが可能である。本体上部のハンドルや外部マイク接続部を取りはずすことも可能で、携帯性も考慮されたつくりとなっている。

撮像素子は、新開発の1/4型プログレッシブCCDを採用。3CCDならではの豊かな色再現と、14ビットDSPによる高解像度を実現している。また、新開発のフジノン製10倍ズームレンズを搭載。同じく新開発の光学式手ぶれ機能と合わせ、高画質なHD収録をサポートする。レンズはマニュアルフォーカス/ズームによる操作も可能である。

また、プロユースを考慮したスイッチレイアウトや映像設定メニューが採用されており、操作性にも注力されているほか、本体後部にはHDMI出力端子も備えており、1080i/720pと480iダウンコンバート出力に対応する。

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撮像素子は新開発の1/4型プログレッシブCCDを搭載。スイッチレイアウトもプロユースを意識した設計となっている レンズはフジノン製10倍ズームレンズを搭載
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本体後部にはHDMI出力端子も備え、1080i/720pと480iダウンコンバート出力に対応している 本体上部のハンドルや外部マイク接続部を取りはずすことも可能。携帯性も考慮されたつくりとなっている

日本ビクター業務用製品は「JVC」ブランドに

記者発表会では、同社プロシステム事業部 常務取締役の武倉 弘幸 氏が登壇し、今後の業務用ビジネスの展開、戦略についての説明を行った。

武倉 氏は、制作用ビデオカメラ市場について、「この分野は、ここ数年着実に伸張しており、今後も成長が続くと見込まれる」と語り、この分野に注力していく考えであることを示した。

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日本ビクター プロシステム事業部 常務取締役 武倉 弘幸氏。今後の業務用ビジネスの展開、戦略についての説明を行った 今後発売を予定しているコンパクトショルダー型の姉妹機を含め、グローバルシェア20%以上を目指すと、その意気込みが語られた
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製品概要を説明した日本ビクター プロシステム事業部 商品企画部長 林 至 氏

また、昨今のSDからHDへの高画質化や、テープからメモリーへといったメディアの変化、さらにはサイズ、コストなどのダウンサイジング化がビデオカメラ市場の需要を喚起している要因であるものとし、「GY-HM100はまさにそのトレンドを捕らえた画期的な製品。この製品でジャンルトップを目指す」とした。

今後の販売戦略として、GY-HM100を皮切りに、日本ビクターの業務用製品ブランドを、同社のグローバルブランドである「JVC」に順次統一していく方針であることが明らかにされた。これまで、国内外で「日本ビクター」と「JVC」に分かれていたブランドを一本化することで、よりグローバルに業務用の分野を展開する。

この戦略のねらいとして、「グローバルな販売地域の拡大」、「グローバルで統一コミュニケーション展開」、「グローバルモデル展開による競争力の強化」の3点を挙げ、「今後発売を予定しているコンパクトショルダー型の姉妹機を含め、グローバルシェア20%以上を目指す」と、その意気込みが語られた。

なお、本発表会での正式な発表はなかったが、海外でのプレスリリースでは、GY-HM100の上位機種として、コンパクトショルダータイプの「GY-HM700」をラインナップに加えることがアナウンスされている。詳細は近々に発表されるとのこと。今後の展開が期待される。

 

発売

4月下旬

価格

オープン

問い合わせ先

日本ビクター プロシステム事業グループ国内マーケティング部TEL:042-660-7203
 URL:http://www.jvc-victor.co.jp/

主な仕様

カメラ部
  • 撮像素子:1/4型プログレッシブCCD×3
  • 同期システム:内部同期
  • 手ぶれ補正:光学式手ぶれ補正方式
  • レンズ:フジノン製F1.8、10倍ズーム(f=3.7~37㎜)
  • フィルター径:46㎜
  • シャッタースピード:1/4~1/1000
  • ゲイン:0/3/6/9/12/15/18dB、ALC、LoLuxモード
  • NDフィルター:1/10
  • LCD:ディスプレー;2.8型、ビューファインダー;0.44型
ビデオ部
  • 記録メディア:SDHCメモリーカード(CLASS6)×2スロット
  • ビデオ記録方式:MPEG2 Long GOP
  • ファイルフォーマット:Quick Time for Final Cut Pro/ISO base media file format
  • 記録モード:1920×1080/59.94i,29.97p,23.98p(HQモード)、1440×1080/59.94i、1280×720/59.94p,29.97p,23.98p(HQ/SPモード)
  • PAL設定;1920×1080/50i、1280×720/50p,25p(HQ/SPモード)
  • オーディオ記録方式:LCPM2ch、48kHz/16ビット
  • 静止画記録方式:JPEG(最大記録画素数1920×1080)
入出力端子
  • ビデオ出力:コンポジット出力(480i:ダウンコンバート、4:3/16:9);φ3.5㎜ミニジャック、コンポーネント出力(480i:ダウンコンバート、720p/1080i);マルチピン、HDMI出力(480i:ダウンコンバート、720p/1080i)
  • オーディオ入出力:入力;XLR×2(マイク、+48Vファントム電源/ライン)、出力;φ3.5㎜ミニジャック
  • マイク入力/ヘッドホン:φ3.5㎜ミニジャック
  • USB:USB2.0、mini B
一般
  • 電源:DC11V(ACアダプター)、DC7.2V(バッテリー)
  • 消費電力:7.2W(ビューファインダー/LCDディスプレー使用時)
  • 外形寸法:幅138×高さ178×奥行き365㎜
  • 質量:約1.4㎏(バッテリー/マイクを含む)
  • 付属アクセサリー:バッテリー(BN-VF823、2190mAh)、ACアダプター、バッテリーチャージャー、マイク、ワイヤレスリモコン、コンポーネントケーブル、AVケーブル 各1

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