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キヤノンが、新ハンドヘルド型カメラレコーダーXH G1SおよびXH A1Sを発表

キヤノンは、11月5日、ハンドヘルド型HDVカメラレコーダーの新ラインナップとして、XH G1SとXH A1Sを発表した。発売は共に2008年12月中旬を予定しており、価格はXH G1Sが¥80万(税別)、XH A1Sが¥55万(税別)となっている。なお、従来機種であるXH G1とXH A1はディスコンとなる。
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キヤノンが発表したHDVハンドヘルドカメラレコーダーXH G1SおよびXH A1S。XH G1とXH A1の後継機種にあたる XH G1SとXH A1Sの違いは、HD/SD-SDI出力、TC入出力、GENLOCK端子の有無で、それ以外の違いはない

XH G1SおよびXH A1Sは、XH G1およびXH A1の基本性能を踏襲しつつ、ユーザーからのフィードバックをもとに改良されたブラッシュアップモデル。なお、両機種の位置付けは、XH G1SがHD/SD-SDI出力、TC入出力、GENLOCK端子を備えた上位モデルであり、XH A1Sはそれらを省いた廉価モデルである。

記録フォーマットはHDV1080/60i, 30F, 24FおよびDV。30Fと24Fは、プルダウンされないネイティブのフォーマットだ。撮像素子は156万画素1/3型CCDであり、レンズは20倍ズームレンズと、スペックに関しては従来製品のXH G1/XH A1と変わりない。

搭載されている20倍ズームレンズは新設計されたもの。ズーム、フォーカス、アイリスリングの形状変更に加え、リング間の段差の変更により、誤操作を防ぐ設計となっている。また、同社XL H1S/XL H1Aと同じグリスをもたせ、フィーリングの違和感をなくし、操作性を向上させた。加えて、ズーム中のフォーカス合わせも可能になった。

そのほかレンズに関して細かい変更点は、ズーム速度のレンジが広がったこと、フォーカスリングの敏感度の設定が可能になったこと、ズームの動き始めと止まり際の動作に加速度/減速度をもたせたことなどが挙げられる。ズーム比や焦点距離、フィルター径に関しては変更がなく、基本的なデザインも同じなので、XH G1/XH A1時代に使用していたアクセサリーをそのまま流用することができる。

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オーディオはXLRと内蔵マイクが併用できるようになったほか、CH1とCH2が独立して感度設定できるようになった

オーディオ関係では、内蔵マイクとXLR入力の併用ができるようになった。XH G1/XH A1では行えなかった、1chではXLRマイクを繋いでセリフを、2chでは内蔵マイクでベースノイズを録るといった使用方法が行える。またこれまで低いとされていたXLRの感度も上がり、適正な音声で収音することが可能になっている。そのほか、XLRのCH1とCH2が独立して感度設定できるなど、細かい部分の改良が施されている。

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誤動作防止のため、ボタン周りに凹凸が付けられたほか、オーディオレベルのダイアルが数値表記になっている IEEE1394は4ピンから6ピンへ、ヘッドホン端子はメタル化し、堅牢性と品質を向上させた)

デザイン面でも、細部に渡りいくつかの改善が見られる。

撮影中の誤動作の防止には、ボタン周りに凹凸をつける、また各種ボタンを長押ししないと動作しないよう設定できるようにすることで対応。また、オーディオレベルにロックを付け、撮影中に音量レベルが変わらないようにできる。

インターフェースに関しては、IEEE1394の6ピン化、ヘッドホン端子のメタル化により、堅牢性と品質が向上。また端子類を保護するカバーが脱着式になっている。アナログコンポーネント端子はD-1とD-3をもち、D-3では映像のみの出力を、D-1ではファインダー情報をそのまま出力でき、ゼブラやピーキングなどの情報を外部モニターに表示させることができる。

そのほか細かな部分として、電源ダイアルのマニュアルモードをOFFの隣に配置したこと、マイクホルダーの接続部のゴム使用によるタッチノイズの軽減、ファインダー使用時の視認性を向上させるためのアイカップの標準付属、大ねじ用の三脚ベースの同梱などがある。

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液晶モニターは中心にスペースを大きくとることで、視認性を向上させている

XH G1SとXH A1Sにはシビアなフォーカス合わせを支援するいくつかの機能が追加されている。

XL H1からXL H1Sに変更されたときと同じよう、ピーキングの周波数とゲイン設定、およびPhotoボタンに拡大表示を割り当てることでシビアなフォーカス合わせに対応。また、タイムコードやF値などの情報を、ディスプレーのより外側に表示することで中心部分にスペースをつくり、視認性を向上させた。

カメラ部に関しても、いくつかの変更点が見られる。

まずゲインは、オートで使用時にリミッターを設定できるようになった。リミッターが搭載されたことにより、オート撮影時でも画が必要以上に明るくなるのを抑え、ざらついた映像を防ぐことができる。また、これまで以上の暗所撮影に対応させるため、+36dBまでゲインを調整できるようになっている。

ノイズリダクション機能では、スカイディティールの対象領域をグリーンまで拡張。これにより、クロマキー撮影時にブルーバックだけでなくグリーンバックまでに対応させることができる。

カスタムプリセットに関して変更箇所はないが、XL H1S/XL H1Aおよび従来機種XH G1/XH A1と互換がとれるようになっている。XL H1Sで作成したカスタムデータを受け取ったり、作成したデータをXH G1に渡したりすることで、多くのカメラを使用する際のセッティング時間を軽減することが可能。カスタムファンクションに関しては、絞り制限を解除できるようになり、F9.5を超えてCLOSEまで多段階に絞ることができるようになった。

そのほか、ホワイトバランスの調整幅が2000~15000Kに拡張されたほか、マニュアルモード撮影時にPUSH AEを押すだけで絞りとゲインを調整し、露出を適正にする機能を搭載するなど、細かな仕様拡張が盛り込まれている。

XH G1S/XH A1Sは11月19日から開催されるInter BEE 2008において、実機が展示されるほか、ワークフローの新たな提案などがされる予定。

価格

  • XH G1S:¥80万(税抜)
  • XH A1S:¥55万(税抜)

問い合わせ先

  • キヤノンマーケティングジャパン お客様コールセンター:TEL050-555-90004
  • URL:http://canon.jphttp://canon.jp/prodv(業務用デジタルビデオカメラWebサイト)

XH G1SおよびXH A1Sの主な仕様

  • 映像記録規格
    • HD:HDV1080i
    • SD:DV規格
  • 音声記録モード
    • HDV:2ch;MPEG1 Audio Layer2(16ビット48kHz、ビットレート384kbps)
    • DV:2ch;PCMデジタル記録(16ビット48kHz/12ビット32kHz)
  • 信号方式:NTSC方式準拠1080/60i方式
  • 使用可能ビデオカセット:ミニDVカセット(HDV記録用にはHDV対応テープの使用を推奨)
  • テープ速度
    • HDV:約18.81mm/秒
    • DV:SP;約18.81mm/秒、LP;約12.56mm/秒
  • 録画再生時間(60分テープ使用時)
    • HDV:60分
    • DV:SPモード;60分、LPモード;90分
  • 撮像素子:1/3型CCD×3
  • 総画素数:約167万画素
  • 有効画素数
    • HD:約156万画素
    • SD:16:9;約156万画素、4:3;約117万画素
  • 最低被写体照度:約0.4 lx(60iモード、マニュアルモード、シャッター速度1/4秒、F1.6、ゲイン18dB)
  • 被写体照度範囲:約0.4~約10万lx
  • 撮影レンズ:4.5~90mm、F1.6-3.5、32.5~650mm(35mmフィルム換算)
  • ズーミング:多段階パワーズーム(バリアブル/16段階固定速の選択、ノーマル/高速の選択可)
  • 電子シャッター
    • 60i、30F:1/4~1/15000秒
    • 24F:1/3~1/15000秒
    • カードカメラモード:1/4~1/500秒
  • 手ブレ補正:光学式手ブレ補正(シフト式)
  • ファインダー:0.57型ワイド液晶、約21.5万ドット、カラー/モノクロ表示切り替え、ピーキング、拡大表示可能
  • 液晶モニター:2.8型ワイド液晶、約20.7万ドット、カラー/モノクロ表示切り替え、ピーキング、拡大表示可能
  • AF機構:TTL AF+外測センサー方式、マニュアルフォーカス可
  • 露出制御:オートアイリス制御
  • 露出補正:AEシフトまたはAEロック(オート、Tv、Avモードのみ)、AEロック後シャッタースピードまたは絞り値調整可能
  • ゲイン:オート、-3dB、0dB、+3dB、+6dB、+12dB、+18dB、+36dB(0~+18dBまで0.5dBステップでの調整が可能)
  • 撮影モード:マニュアル、オート、Tv、Av、スポットライト、ナイトモード、全自動
  • ホワイトバランス:オート、3200K、5600K、セット(2ポジション)、色温度設定(2000~15000K、100Kステップ)
  • 測光方式
    • 60i、30F、24F:中央部重点平均測光(スポットライトモード以外)、評価測光(スポットライトモード)
    • カードカメラモード(オート、Tv、Av、マニュアルモードで下記から選択可能):全自動、スポットライト、ナイトモードは選択不可(評価測光のみ)、評価測光/中央部重点平均測光/スポット測光(測光枠中央固定)
  • フレームレート設定:60i(59.94fps)、30F(29.97fps)、24F(23.98fps)
  • 画質調整
    • スキン設定:色相調整、クロマ調整、エリア調整、Yレベル調整を行った上でのスキンディテール設定が可能
    • セレクティブNR:色相調整、クロマ調整、エリア調整、Yレベル調整を行った上で、選択された色に対してのノイズリダクションが可能
    • カスタムプリセット:ガンマ※、ニー、ブラック、マスターペデスタル※、セットアップレベル※、シャープネス、水平ディテール周波数、水平/垂直ディテールバランス、コアリング、NR1※、NR2※、カラーマトリックス※、カラーゲイン、色相、Rゲイン、Gゲイン、Bゲイン、R-Gマトリックス、R-Bマトリックス、G-Rマトリックス、G-Bマトリックス、B-Rマトリックス、B-Gマトリックス(※カードカメラモード時は設定不可)
    • カラーコレクション:色相、クロマ、エリア、Yレベルを調整して、設定した任意の色(2種類まで)を、撮影時に補正可能
  • カスタムキー(各モードごとに2項目まで登録可能)
    • カメラモード時:タイムコード、インデックス記録、ゼブラパターン、VCRストップ、オンスクリーン、TC HOLD、レベルメーター、CVF+LCD BW、MAGN.ボタンロック、SHTR.Dロック、E.LCK B.ロック、CPマイナスキー※、SDI出力(XH G1Sのみ)、FOCUS LIMIT、手ブレ補正、OUTPUT CH(※カスタムキー2のみ)
    • VCR/PLAYモード時:タイムコード、オンスクリーン、データコード、レベルメーター、TC HOLD、CVF+LCD BW、SDI出力(XH G1Sのみ)、OUTPUT CH
    • カードカメラモード時:ゼブラパターン、オンスクリーン、CVF+LCD BW、MAGN.ボタンロック、SHTR.Dロック、CPマイナスキー※、SDI出力(XH G1Sのみ)、FOCUS LIMIT、手ブレ補正、OUTPUT CH(※カスタムキー2のみ)
    • カードVCR/PLAYモード時:オンスクリーン、CVF+LCD BW、SDI出力(XH G1Sのみ)
  • マイクロホン:クロスレイアウト方式エレクトレットコンデンサーマイク
  • タイムコード:SMPTEタイムコード、ドロップ/ノンドロップ選択可能、レックラン/フリーラン/レックランプリセット選択可能、セット/リセット選択可能
  • その他の機能
    • ゼブラパターン表示(レベル可変:70%、75%、80%、85%、90%、95%、100%から選択)
    • カラーバー(TYPE1:SMTPE準拠、TYPE2:ARIB準拠)
    • テストトーン(1kHz/-12dB、-18dB、-20dB)記録
    • クリアスキャン(60.1~203.9Hz)
    • 録画レビュー
    • スタンバイSW
    • パワーセーブ
    • 日付サーチ
    • インデックスサーチ
    • エンドサーチ
    • ゼロセットメモリー
    • タリーランプ(点灯/点滅/切可能)
    • ユーザーズビット記録
  • 静止画撮影機能
    • 記録カード:SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、マルチメディアカード
    • カード記録画素数:1920×1080、1440×1080、848×480、640×480
    • カード記録規格:DCF準拠、Exif2.2準拠、DPOF対応
    • 画像圧縮方法:JPEG(スーパーファイン、ファイン、ノーマル)
  • 入出力端子
    • HD/SD-SDI出力端子(BNC型)、XH G1Sのみ:0.8Vp-p、75Ω、不平衡
      • HD-SDI:SMPTE 292M、SMPTE 299M、SMPTERP 188(LTC)準拠
      • SD-SDI:480/60i;SMPTE 259M、SMPTE 272M、SMPTE RP 188(LTC)準拠
    • GENLOCK入力端子(BNC型)、XH G1Sのみ:1.0Vp-p、75Ω
    • TC-IN端子(BNC型)、XH G1Sのみ:0.5~18Vp-p、10kΩ(入出力兼用)
    • TC-OUT端子(BNC型)、XH G1Sのみ:1.0Vp-p、75Ω(入出力兼用)
    • 映像入出力端子:φ3.5mm4極ミニジャック/BNCジャック、1Vp-p/75Ω不平衡、同期負(BNCは出力のみ)
    • コンポーネント出力端子:D-3/D-1対応
    • HDV/DV端子:6ピン(IEEE1394準拠)入出力兼用
    • 音声端子:φ3.5mm4極ミニジャック(AV兼用)入出力兼用
      • 入力時:-12dBV(47kΩ負荷、フルスケール -12dB)
      • 出力時:-12dBV(47kΩ負荷、出力レベル設定1Vrms、フルスケール-12dB)/3kΩ以下、不平衡
    • XLR端子:入力専用2系統
      • マイク入力時:-60dBu(マイクボリュームセンター、フルスケール-18dB)、600Ω
      • ライン入力時:+4dBu(マイクボリュームセンター、フルスケール-18dB)、10k&om
      • ATT:20dB
    • マイク端子:φ3.5mmステレオミニジャック(アンバランス)
    • 感度:_66dBV(マニュアルボリュームセンター、フルスケール-12dB)、600Ω
    • ATT:20dB
      • ヘッドホン端子:φ3.5mmステレオミニジャック、-∞~-12dBV(16Ω負荷ボリュームMinからMax)、50Ω
      • LANC リモート端子:φ2.5mmステレオミニジャック
    • 電源:DC7.4V(バッテリーパック)
    • 消費電力
      • XH G1S:約7.4W(HDV録画時・ファインダー使用時・AF合焦中)
      • XH A1S:約7.0W(HDV録画時・ファインダー使用時・AF合焦中)
    • 外形寸法:幅約163×高さ192×奥行394mm(レンズフード、アイカップ含む、グリップベルト含まず)
    • 本体質量
      • XH G1S:2200g(レンズフード、アイカップ等含まず)
      • XH A1S:2135g(レンズフード、アイカップ等含まず)
    • 撮影時総質量
      • XH G1S:2465g(フード、BP-950G、テープ、メモリーカード含む)
      • XH A1S:2400g(フード、BP-950G、テープ、メモリーカード含む)

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