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トムソン・カノープスが、ライブイベント中継システムを披露

トムソン・カノープスは、IBC2008で発表したライブイベント中継システムの実機とデモンストレーションを国内で披露した。同システムは、最新のK2メディアサーバーK2 Summitプロダクションクライアントと、その専用制御端末であるK2 Dynoライブコントローラー、およびベーシックソフトウェアで構成される。
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K2 SummitとK2 Dynoで構成されるライブイベント中継システム。K2 Summit 4chモデルによる2ch入力/2ch出力が披露された
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ライブイベント中継システムは、ソフトウェア部分を日本、ハードウェア部分を米国で開発した日米共同開発の製品となる

ライブイベント中継システムは、ソフトウェア部分を日本、ハードウェア部分を米国で開発した日米共同開発の製品。リプレー、スロー、ミックスエフェクト、マルチカメラのアングル切り替え、パックアップ記録、プレーリストによる編集など、さまざまな機能を搭載しており、スポーツ中継や追っかけ(時差)放送、撮って出しだけでなく、コンサート、報道や選挙の中継でも活用可能な、汎用性の高いソリューションを構築できる。

K2 SummitとK2 Dynoの構成としては、それぞれ1台のシンプルなものから複数台まで、自由に接続することが可能。両機は、ギガビットEthernetケーブルだけで接続できる(ダイレクト接続のほか、ネットワーク経由の接続も可能)。
 価格は、最小システム(K2 Summit 2chモデル×1台、K2Dyno×1台、ベーシックソフトウェア)で¥850万前後が予定されており、同様の性能・機能を有する他社製品に比べて、かなりローコストな設定となっている。発売は2008年12月の予定。

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K2 Summitは、ライブイベント中継用として新たに設計された制作向けのHD/SD対応ビデオサーバー。DVCPRO HDが採用され、RAID1構成で20時間の収録が可能
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K2 Dynoは、Core2Duoプロセッサー搭載のPCを内蔵したライブコントローラー。タイプの違うジョグダイアルが2つ同梱されており、好みで選択できる

K2 Summitプロダクションクライアント〜1chに2系統の出力ラインを内蔵

K2 Summitは、ライブイベント中継用として新たに設計された制作向けのHD/SD対応ビデオサーバー。2chモデルと4chモデルが用意されており、2RUの筐体に2chまたは4chの双方向コーデックを搭載している。入出力構成は用途に合わせて、1入力3出力、2入力2出力、3入力1出力など、自由自在に設定できる(4chモデルの場合)。

内蔵ディスクには300Gバイト×8本のHDDが搭載され、RAID0とRAID1(ミラーリング)で構成可能。フォーマットにはDVCPRO HDが採用され、RAID1構成で20時間の収録が可能となっている。もちろんDVCPRO50やDVCPROにも対応しており、HD/SDの混在運用も可能。出力フォーマットを選ぶことでHDもしくはSDへのアップ/ダウンコンバート出力を自動的に行ってくれる。
 入出力はデジタルのみとなっており、映像がHD/SD-SDI、音声はエンベデッドまたはAES/EBU(D-sub)となる。

K2 Summitのコーデックは、1chの中に2系統の出力ラインが内蔵されており、その2系統をAロール、Bロールとして利用することにで、カットだけでなく、ディゾルブやミックスエフェクトの効果で映像を切り替えることが可能。従来は、出力を2chを使用して1系統のミックスエフェクトを実現していたが、K2 Summitではすべてのチャンネルが、単独でミックスエフェクトを実現できる。
 また、オプションソフトウェアを加えることで、プレーリスト作成やオーディオスプリット編集も可能となる。

K2 Dynoライブコントローラー〜素早く確実な操作性を追求

K2 Dynoは、Core2Duoプロセッサー搭載のPCを内蔵したライブコントローラー。エルゴノミクス思想で設計されており、素早い操作やミスがあってはならない操作は物理ボタンで、情報を見ながらの直感的な操作はタッチパネル(7インチLCD)で行うというように操作性を追求したデザインとなっている。

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K2 Dynoには、正面下部にもUSBポートが配置されている
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K2 Dynoのバックパネル。USBポートは4基

タッチパネルの画面は、以下のメニューに分かれており、必要な情報を直感的に確認することができる。
HOME:残容量、音声レベルメーター、TC、スピードなど各種インジケーター
MARK:キューポイントのリスト表示、IN点OUT点表示、メタデータ表示/選択画面
・HIGHLIGHT:重要シーン、サムネイル表示、ショットボックスの登録と呼び出し
・PLAYLIST:プレーリスト表示、M/E設定、音声スプリット設定
・LIBRARY:保存用シーン管理、USBディバイスとのバックアップ、リストア
・SEARCH:ネットワーク素材/ローカル素材の検索、予約検索
・CINFIG:各種設定画面

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VGAモニターを接続し、マウスによるドラッグ&ドロップ操作もできる(写真右)。写真左はK2 Summitのモニタリング用
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K2 Dynoのタッチパネル画面(HOME)。必要な情報を直感的に確認することができる

設置場所に余裕があれば、さらにVGAモニターとマウスを接続し、マルチモニターによるドラッグ&ドロップ操作もできる。キーボードや10キー、USBディバイスなどの接続も可能。たとえば、キューポイントのマークと送出を行う担当者と、キーボードやマウスでシーン(素材)の名前を入力する担当者の計2名で役割分担をしながら1台のK2 Dynoを運用することもできる。K2 Dynoは日本語入力に対応しており、日本語によるメタデータの管理も可能だ。

価格

  • ライブイベント中継システム:最小システム(K2 Summit 2chモデル×1台、K2Dyno×1台、ベーシックソフトウェア);¥850万前後(予定)

発売

  • ライブイベント中継システム:2008年12月(予定)

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