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アビッドテクノロジーが、Avid DS v10の発表会を開催

アビッドテクノロジーは、10月10日、東京・恵比寿のイーストギャラリーにおいてAvid DS v10の発表会を開催した。Version 10では、機能の向上はもちろん、プラットホームに新しいハードウェアを採用し、システム(8Tバイトモデル)価格が¥1000万を切るなど、数多くのフィーチャーが盛り込まれている。

Avid DSは、1998年に発売されてから今年で10年目を迎える。前バージョンの8.4から、いきなりVersion 10となったのは"10周年を記念する"という意味合いがあるそうだ。

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Avid DSは、1998年に発売されてから今年で10年目を迎え、Version 10となった
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アビッドテクノロジー・ビデオ部門のゼネラルマネージャー三瓶 宏一 氏が挨拶

システム構成〜AJAのDual Link入出力ボードとブレークアウトボックスを採用

本バージョンを新規購入する場合、プラットホームを初めとするハードウェア全般が一新する。ワークステーションはHP xw8600(Windows XP Professional x64 Edition、Dual Quad Core Intel Xeon 3.0GHz、8Gバイト DDR SDRAM、NVIDIA Quadro FX3700 OpenGLグラフィックスカード)となり、ビデオ・オーディオ入出力には、AJAのDual Link入出力ボード2KeとブレークアウトボックスK3が採用されている。付属するAvid VideoRAID SRストレージの容量によって2モデルがラインナップされており、8Tバイトモデルが¥880万(税別)、16Tバイトモデルが¥980万(税別)となる。

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Version 10のシステム構成。新規購入する場合、プラットホームを初めとするハードウェア全般が一新
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ビデオ・オーディオ入出力には、AJAのDual Link入出力ボード2KeとブレークアウトボックスK3が採用された

もちろん、アップグレードも用意されている。Version 10は、ワークステーションとして、HP xw8400、HP xw8200、HP xw9300もサポートしており、またNitrisハードウェアを使用することもできるので、DS Nitrisのユーザーはアップグレード時に、ハードウェアを新しくするかしないかを選択することが可能だ。しかし、Nitris以前のハードウェアであるEquinoxはサポートされない。

ファイル素材のトランスコード用にAvid MediaComposerをバンドル

Version 10には、MetaFuseを初め、DS Software、MediaComposer(Windows)などのソフトウェアがバンドルされている。

MetaFuseは、DPXの連番ファイルからDNxHDのメディアを作成するコンバートルーツである。
 DS Softwareは、これまでバンドルされていたDS Assist Stationの後継ソフトウェアとなる。従来はAvid DSの使用環境であるWindows XP 64ビット上でQuickTimeのインポートおよびエクスポートができなかったため、DS Assist Stationを別のワークステーションにインストールし、そこでトランスコードを行っていたわけだ。しかし、Version 10ではQuickTimeを直接扱うことが可能となっており、これまでのような用途で使用する必要はなくなっている。DS Softwareをインストールしたワークステーションは、純粋にコンポジットやカラーコレクションの分担作業を行うサブマシーンとして使用することができる。
 当日、会場に設置されたシステムは、2台のAvid DS Version 10が、FiberChannel経由でUnity MediaNetwork Version 5.1のサーバーに接続されており、そのうちの1台はDS Softwareをインストールしたサブマシーンであると説明された。ちなみに、これまでAvid DS(Windows XP 64ビット環境)には、Unity MediaNetworkを接続できないという制限があったのだが、今回Version 10になったことで、FiberChannel経由でUnity MediaNetworkへ接続することが可能となっている。

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MetaFuseは、DPXの連番ファイルからDNxHDのメディアを作成するコンバートルーツ
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会場に設置されたシステムは、2台のAvid DS Version 10が、FiberChannel経由でUnity MediaNetworkに接続されていた

MediaComposerは、パナソニックP2(DVCPRO HDおよびAVC-Intra)のような、Avid DSでは直接インポートができないファイル素材のトランスコード用として位置付けられている。MediaComposerは、Avid DS Version 10のWindows XP 64ビット環境にインストールして使用することになるわけだが、本来はWindows XP 64ビット環境に対応していないソフトウェアなので、編集作業そのもののサポートはされておらず、インポート作業専用での使用が推奨されている。

Interplayによるワークフローの改善とRED ONEのサポート

機能面としては、新たにAvid Symphonyと同様のリアルタイムセカンダリーカラーコレクションを搭載。また、プライマリーおよびセカンダリーカラーコレクションを含め、トランジションやDVEに対してGPUプロセッシングが可能となっている。
 そのほか、Avid Interplayのサポートや、3D立体映像を作成するステレオスコピックコンテナも装備された。

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新たにAvid Symphonyと同様のリアルタイムセカンダリーカラーコレクションを搭載

Avid Interplayのサポートにより、MediaComposerでオフラインをしてDSで仕上げる場合のワークフローも改善されており、いくつかのやりとりが自動化される。
 これまではMediaComposer側で、オフライン編集後にメディアへリンクしたAFEをDSに出力し、DS側では受け取ったAFEとメディアの再リンクを行うという手順が必要であった。

Interplayを利用できるワークフローでは、DSからInterplay Accessで共有ストレージUnityを開き、収められているファイルを扱うことが可能となる。たとえば、そのUnityに接続されているMediaComposerで作成したシーケンスをDSで展開したい場合、シーケンスをDSにドラッグ&ドロップするだけでAAF変換が自動的に行われるため、後はDSのタイムライン上へドラッグ&ドロップすれば、MediaComposerで作成したシーケンスがDS上で展開されるのだ。

逆にDSでのコンポジット結果をMediaComposerで使用したいような場合は、従来どおりのTimeline to MCコマンドを利用することになるのだが、そこにはInterplayチェックインというボックスが追加されている。このボックスをチェックしてコマンドを実行すると、Interplayによって管理できる状態の一本化されたファイルがUnityの中に自動作成され、MediaComposerからドラッグ&ドロップで使用可能となる。

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Interplayのサポートにより、 MediaComposerでオフラインをしてDSで仕上げる場合のワークフローも改善される
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RED ONEのサポートについても解説が行われ、RED RAWをDPXに変換する方法が披露された

また、ワークフローの紹介では、RED ONEのサポートについても解説が行われた。Avidでは、9月29日にRED ONEのサポートを発表しており、将来的にはRED ONEの収録ファイルであるRED RAW(.r3d)を扱うことが可能となるが、この日は現段階でのワークフローとして、RED RAWをDPXに変換する方法が披露された。変換は、RED Digital Cinemaが提供するアプリケーションREDCINEを使用する。

オフライン編集をMdiaComposerで行う場合は、前述のMetaFuzeでDPXをDNxHDに変換して作業を行う。DSへはAFEを出力し、DS側では受け取ったAFEのシーケンスを展開するときにオリジナルのDPXファイルと再リンクすることで、MdiaComposerのオフライン編集結果をDPXファイルを使ってタイムライン上に再現するというワークフローになる。

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