Autodeskは、9月9日、同社晴海オフィスのデモルームにおいて、IBC2008のプレスブリーフィングを開催。ビジュアルエフェクトシステムInferno2009、 Flame2009、 Flint2009、およびフィニッシングシステムSmoke2009のExtension1と、デジタルカラーグレーディングシステムLustre2009およびLustre向けのリアルタイムシステムアクセラレーターIncinerator2009を発表した。Lustre2009では、Windows Xpに加えて、Linuxでのスタンドアローン運用も可能となり、ビジュアルエフェクト&フィニッシングシステムとの組み合わせも、さらに容易となっている。
Extension1〜新しいクリエーティブツールとコアアーキテクチャーの改善
ビジュアルエフェクト&フィニッシングシステムのExtension1は、サブスクリプション(保守契約)ユーザーに提供される機能拡張となる。
ビジュアルエフェクトシステムには、80以上の新しいパーティクルプリセットが装備されたことを初め、特にInfernoとFlameでは3Dトラッカーにおけるオブジェクトトラッキングやオートスタビライズの精度向上、万華鏡のようなパターンを生成して、簡単にテクスチャーを作成できるMotif(モチーフ)ツール、ガベージマスク ジオメトリーのアニメーション対応などが追加。
また、フィニッシングシステムのSmokeには、ブロードキャストユーザーが導入時にエントリーしやすい、ソース&レコードビューの新しいGUIを搭載。なじみのあるGUIで基本的な編集機能へ容易にアクセスできるほか、オーディオゲイン・ラバーバンド機能も装備している。
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| Flame2009 Extension1のGUI(パーティクルプリセット)。80以上のパーティクルプリセットが追加され、Inferno、Flame、Flintを使用するアーティストは、強力な3Dパーティクル効果を素 早く簡単に作成することができる |
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| Flame2009 Extension1のGUI(3Dトラッカー・オブジェクトトラッキング)。オブジェクトトラッキングは、フレーム自体のトラッキング(カメラトラッキング)だけでなく、フレーム内で動いているオブジェクトを抽出することも可能 |
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| Flame2009 Extension1のGUI(Motif)。瞬時にシンメトリーなパターン(万華鏡)を生成し、簡単にテクスチャーを作成することができる |
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| Smoke2009 Extension1のGUI(ソース&レコードビュー)。ソースクリップとレコードクリップを同時に作業し、基本的な編集機能に瞬時にアクセス可能 |
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機能強化だけでなく、Extension1ではコアアーキテクチャーの部分にも改善が図られている。
・リアルタイムデリバラブル
リアルタイムデリバラブルでは、レンダリングなしでリアルタイムに各種フォーマットへのマスタリングが可能。GPUを利用し、たとえば2k/10ビットで作業したタイムラインをダウンコンバートしてSDのVTRに出力する際にも、レンダリングすることなく、そのままSDのVTRへダイレクトに出力することができる。
・圧縮ファイルフォーマット対応の強化
バージョン2009でサポートされたP2 DVCPRO HDに加え、新たにP2 AVC-Intra50/100、 XDCAM、 XDCAM HDを追加。
・BurnリモートレンダリングのGPUアクセラレーションサポート
16ビットフローティングポイントベースのActionセットアップを、GPUを利用して、Burnリモートレンダリング可能となった。Infernoのノード1つ1つがフォアグランドとまったく同じ速度でレンダリングできるようになり、バックグラウンド処理が飛躍的に向上している。
・外部プロキシに対応
フィルムスキャンなどの作業で生成されていたプロキシのインポートが可能となって、新たに生成する必要がなくなり、特にフィルムプロダクションでは作業効率が向上。
そのほか、ブロードキャストモニター上でのフルスクリーンモニタリングや、新しいHDRビューアーによるロガリズミック/リニア/ビデオイメージの正確なモニタリングなど、さまざまな改善が行われた。
Lustreとビジュアルエフェクト&フィニッシングシステムが共有プラットホーム上で動作
Lustre2009は、3Dステレオスコピックのグレーディングに対応したほか(IBC2008初披露)、オーディオの入出力と再生、マルチレイヤータイムラインによるショットプライオリティゼーション(優先順位付け)機能、GPUアクセラレーションなど、多彩な新機能が追加されており、ワークフローの効率化やパフォーマンスの向上が図られている。
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| Lustre2009のGUI。セカンダリーグレーディングやノイズリダクションはGPUアクセラレーションに対応している |
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| Lustre2009では、ビジュアルエフェクト&フィニッシングシステムとの連携が強化され、共有プラットホーム上でも運用できる |
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また、Lustre2009では、ビジュアルエフェクト&フィニッシングシステムとのインターオペラビリティも向上しており、特にExtension1との組み合わせでは、1つのプラットホーム上で、ソフトウェアを切り替えながら連携作業をすることが可能となっている。
当日のデモでは、HP xw8600(Quad Core×2+GPU)プラットホームで、InfernoとLustre、SmokeとLustreの連携作業が披露された。
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