ISLWARE(アイエスエルウェア)は7月18日、「これからのハイビジョン映像ビジネス展望セミナー」と題して、ハイビジョン市場の現状と、KDDI研究所が開発しISLWAREが取り扱いを行うソフトウェアエンコーダー「H.264/AVC QualityStation」についての解説を行った。
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| セミナー前にISLWAREの取り組みなどを説明するISLWARE代表取締役 松村 一彦 氏 |
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| KDDI研究所が開発したソフトウェアエンコーダーH.264/AVC QualityStation。販売はターンキーシステムのみとなる |
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| ブロードバンド映像のHD化について解説をしたKDDIコンテンツメディア本部の中島 康之 氏 |
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ハイビジョン市場の解説としては、パッケージメディアがBlu-ray Discになったいま、もう一つのハイビジョン市場となるネット配信についてKDDIコンテンツメディア本部の中島 康之 氏から話された。
中島 氏は「日本国内でのブロードバンドの普及率は確実に右肩上がりになっており、CATV、通信キャリア、アクトビラといったそれぞれの映像サービスは現在、HD化を促進している。現在運用しているチャンネル数、VODコンテンツ数は限られているが、地上デジタル放送対応テレビの普及、NHKオンデマンド対応、IPTVフォーラム仕様テレビの普及により、今後ブロードバンドでの映像コンテンツのHD化が加速する可能性が高い」と、現状と今後の展望について示唆。浮上している課題としては、普及しているSTBを交換しなければいけないこと、またサーバー・帯域増大に伴う既存のサービスとの共存性、コスト増大化への対策が挙げられる。
またワンセグを初めとして、現在普及している携帯端末向けサービスのKDDIの今後の取り組みも解説された。KDDIでは、携帯電話向けにLISMOという音楽配信サービスを行っているが、今年の6月3日より「LISMO Video」という映像配信サービスを展開している。フレームレート30fps、映像エンコードレート384kbps、音声エンコードレートHE-AAC 48kbpsと、ワンセグを超える画質および音質を実現しており、今後はLISMO Videoの普及に努めていくそうだ。
H.264/AVC QualityStationデモンストレーション
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| H.264/AVC QualityStationデモンストレーションのようす。ワークフローと新機能について解説された |
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| セグメントエンコード中のGUI。右下の波形で、青くなっている部分がセグメントエンコードを施している場所 |
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セミナーの後半では、Blu-ray Discやネット配信、また携帯端末といったあらゆるメディア向けのエンコードが行えるH.264/AVC QualityStationが、デモを交えて解説された。
H.264/AVC QualityStationは昨年10月に発表されたソフトウェアベースのエンコーダーである。KDDI研究所が開発したSDK「MP-Factory Ver.5」の技術が用いられており、High Profile対応、MPEG4 AVC/H.264エンコード処理の高画質化、高速化を実現している。
今回、新たに搭載された機能としてセグメントエンコード機能、主観画質自動評価機能が紹介された。セグメントエンコードは、エンコードがいったん済んだ映像で、エンコード処理に満足がいかなかった部分に対して、再エンコードを施す機能である。また主観画質自動評価機能は、エンコード済み映像の中で品質が著しく落ちている部分を自動で検出する機能である。この主観画質自動評価機能で品質が落ちている部分を検出し、その部分にセグメントエンコードを施すといったワークフローをとることで、目視による映像品質評価の負担を大幅に減らすことができるとしている。
デモンストレーションではH.264/AVC QualityStationのワークフローのほか、この新機能2つについて詳しく見ることができた。デモンストレーション後もこれらの機能について質問しようと解説員の周りに来場者が集まっており、MPEG4 AVC/H.264エンコードに対する関心の高さがうかがえる。H.264/AVC QualityStationは今後、エンコード結果の外部モニター出力機能を次期バージョンに搭載することを予定している。
価格
- H.264/AVC QualityStation:¥425万〜
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