> ニューストップへ戻る

クォンテルが、新製品特別展示説明会を開催

クォンテルは、7月10、11日の2日間、東京・目黒の恵比寿ガーデンルームにおいて、新製品特別展示説明会を開催した。同説明会は、毎年NABで発表された新しい製品や技術をユーザーやカスタマーにセミナー形式で紹介するプライベートショーで、今年で20回目を数える。

今回は、2008 NAB Showで発表した新しいV4ソフトウェアとPabloの新コントロールインターフェースNeoパネルが披露されたほか、昨年から大きな話題となっているステレオスコピック3Dの技術についても解説が行われた。
 また、毎年恒例の内外ユーザーによるセッションでは、国内ポストプロダクションのオムニバス・ジャパン、そしてPeter Jackson監督が所有するニュージーランドのポストハウスPark Road Postからゲストスピーカーが招かれて、Genetic EngineeringとPabloによるDIワークフローが解説された。両プロダクションとも自らが手がけた作品の素材を使用して、実際の制作手法に即したを実演を披露した。

記事写真
Quantel本社マーケティンググループ マネージャーのノーマン・ラウス氏。「われわれの新しい技術は、お客様の要望によってつくりあげられている」と語った
記事写真
Genetic EngineeringのGenePoolを中心にPablo4KやiQ4が設置され、DIワークフローを初め、新しい製品と技術のデモンストレーションが披露された
記事写真
Pablo Neoパネルのデモンストレーションでは、ペンを使用しなくとも、ほとんどの機能にワンボタンでアクセスできる操作性がアピールされた
記事写真
1つ1つのボタンに機能が割り振られている。RGBのつまみでは値を0.25ポイント単位で調整することが可能。トラックボールは2.5インチ

V4ソフトウェアによる新しいワークフロー

V4ソフトウェアのデモンストレーションでは、Genetic Engineeringと、PabloおよびiQによるワークフローが、素材取り込み、オフライン作業との統合、分配ワークフローの作業手順に沿って披露された。V4ソフトウェアにより、シンプルで効率的な生産性の高いワークフローを構築できる。

Genetic Engineeringは、最大で3クライアント+Samを共有ストレージGenePoolに接続することができるネットワーク インフラストラクチャーである。同一のメディアに対して、複数のシステムが同時にアクセスし、完全に独立した作業が可能だ。
 Samは、CIFSプロトコルを使用して、GenePoolのすべての素材をサードパーティーのアプリケーションでアクセスできるようにするもので、Samを介してWindowsやLinuxをシステムに組み込むことが可能となり、V4からはMacintoshも接続できるようになっている。

素材の取り込みでは、V4から標準でサポートされる2倍速転送機能が実演された。同機能は、ソニーのHDCAM-SRレコーダーSRW-5800(オプションのアドバンスHQプロセッサーボードHKSR-5803HQ装着時)との組み合わせで実現し、名前のとおり2倍のスピードで効率的なインジェスト作業が行える。
 続く、オフライン作業との統合では、Final Cut Proで編集したプロジェクトデータの読み込みを披露。V4では解像度共存のマルチレイヤータイムラインがサポートされており、AAFフォーマットで受け取ったマルチタイムラインのプロジェクトデータが、iQでもしっかりと再現された。Final Cut Proのオフライン作業とiQのオンライン作業を完全に統合されており、トランジションやDVEの効果、レイヤー濃度、テキストのメタデータまでを活かすことが可能で、編集の再構築に時間を費やす必要がない。

分配ワークフローとしては、前述のSamを介し、PC(Windows、Linux、Macintosh)との連携作業が可能となっている。V4からはディストリビュート機能が搭載され、PabloやiQがディストリビュート(分配)したクリップは、PCから直接GenePoolにアクセスして作業できるので、転送時間が必要なく、メディアの移動やコピーを作成する手間や時間もかからない。デモンストレーションではテロップ入れの分配作業が披露された。
 また、V4では、アーカイブ作業をSamを介したpc側で行えるSamアーカイブ機能も搭載されており、PabloやiQの効率的な運用が可能となっている。

関連記事

powered by weblio


> ニューストップへ戻る