> ニューストップへ戻る

ローランド、「Audio&Visual 新製品発表会2008」開催

ローランドは、6月17日、東京都港区・TEPIAプラザにおいて「Audio&Visual 新製品発表会2008」を開催した。

本発表会は、業務用製品ユーザーを対象に同社新製品を紹介し、実際に操作性などを体験してもらうことを目的としたもので、技術セミナーとシステム展示が催され、多くの来場者で賑わった。なお、同発表会は、6月12日、大阪府中央区・味覚糖UHA館でも開催されている。

記事写真
Audio&Visual 新製品発表会2008が開催され、多くの業務ユーザーが訪れた
記事写真
2回開催された技術セミナーも満席となった

技術セミナーは、「HDを撮る/編集する~Smart&Smooth~」(講師:小寺 信良 氏)、「DVD制作も簡単!ライブ映像演出/収録の基礎講座」(講師:近藤 洋史 氏)、「ポータブル・レコーダーとライブ・レコーディングの現在」(講師:ローランド RSG営業部 畠中 氏)の3タイトルから構成されており、新製品の機能紹介やワークフロー解説が、デモンストレーションを交えて行われた。

一方、システム展示コーナーには、「ハイビジョン演出/収録システム」「簡単映像演出/DVD制作システム」「ライブSR+収録システム」「デジタル伝送ダイレクト収録システム」の実動システムを展示しており、操作性などを確かめる来場者の姿が多く見られた。

なお、今回新製品として紹介されたのは、ビデオフィールドレコーダー「F-1」、8chビデオミクサー「V-8」、ビジュアルサンプラー「P-10」、4chポータブルレコーダー「R-44」、24ビット96kHzリニアPCMレコーダー「R-09HR」、V-MixingシステムREAC Driver Kit「M-400 Ver.1.5」、マルチフォーマットビデオプレゼンター「PR-1000HD ver.1.1」、以上の7製品である。

F-1およびF-1のオプション製品は2008年7月上旬発売予定、P-10は近日発売予定となっており、PR-1000HD Ver.1.1およびV-Mixer M-400 Ver.1.5へのバージョンアップ時期は追って発表される予定となっている。

ビデオフィールドレコーダーF-1

2008 NAB Showで発表されたF-1は、HDV/DV記録を内蔵120GバイトリムーバブルHDDに記録できるフィールドレコーダーである。

技術セミナー「HDを撮る/編集する~Smart&Smooth~」ではF-1を活用した撮影から編集が解説された。
 F-1のアドバンテージとして、

  • 最大約9時間の長時間収録が可能(ファイル分割なし)
  • デュアルバッテリー自動切り替え機能(DC/AC)
  • リニアPCMの音声収録を2ch装備
  • リムーバル方式のHDDのため入れ替え可能なほか、PCとの直接接続も可能
  • 4台まで一括でリモート操作可能
  • プレビュー/フィールド編集(専用ソフトウェア「F-1ユーティリティー」が無償提供)

以上の6つを主にアピールし、それらの点を中心にデモンストレーションを披露した。

記事写真
ビデオフィールドレコーダーF-1の技術セミナーはテクニカルライターの小寺氏が務めた

デモは、F-1のリニアPCM2ch収録機能を活かすため、高音質を求められる楽器演奏を収録しながら行われた。まず、収録後のF-1とPCを接続し、即プレビュー可能であることがアピールされ、続いて、AC電源からDCへの自動切り替え機能も実演された。それらの中でも、最も時間が割かれたのが、リモート操作によるマルチカメラライブ収録の実演である。キヤノンXL H1SとソニーHVR-S270Jに専用Vマウントキットを取り付けF-1を装着し、1台のPCから操作して2カメ収録を行った。

記事写真
LANによるリモートコントロールで2カメ収録を行った。PCのコントロール画面はシンプル
記事写真
収録後は即編集に移れる。オーディオ(左下)はカメラ側の2ch+F-1の2chで計4ch
記事写真
オプションとして専用キャリングバッグがラインナップされている

なお、F-1ユーティリティーの簡易編集機能エディター・モードは2008年秋に搭載予定で、その後も随時バージョンアップし機能追加をしていく予定ということだ。

ライブ映像の演出/収録システム~8chビデオミクサーV-8&ビジュアルサンプラーP-10

続いての「DVD制作も簡単!ライブ映像演出/収録の基礎講座」では、ライブ映像の演出/収録を想定し、8chビデオミクサーV-8とビジュアルサンプラーP-10を用い、会場にSDシステムが組まれた。SDは、機材が充実しており低コストでシステムが組めるほか、現状はDVD納品も多く、まだまだSDの需要も多い。

記事写真
ライブ映像の演出/収録基礎講座の講師はメディア・スタジオZazou Pop Studio主宰 近藤氏が務めた
記事写真
ビジュアルサンプラーP-10(左)と8chビデオミクサーV-8(右)を中心としたSDシステム

ライブ映像をV-8とP-10で演出しながらDVDレコーダーに収録していき、収録後すぐに上映されたが、高い操作性と豊富なフェーダー/エフェクト機能などにより、効果的な演出が可能であると感じた。

ポータブルレコーダーを活用した制作事例

「ポータブル・レコーダーとライブ・レコーディングの現在」では、ポータブルレコーダーやREAC(Roland Ethernet Audio Communication、デジタルオーディオ伝送)製品などの機能説明と、それらを用いた制作事例の一部が紹介された。

現在、同社の4chポータブルレコーダーのラインナップは、R-44、R-4 Pro、R-4の3台である。R-44はSD/SDHCメモリーカード記録で軽量小型を実現し、2台のR-44を接続すれば最大8chの同期録音が可能なモデル、一方、R-4 Proは80GバイトHDD搭載で長時間記録が可能なほか、AES/EBU端子を搭載するなどプロ仕様となっている。セミナーでは、R-4 Proをドラマ/音楽計番組制作で利用した例が紹介されたが、制作環境に適切なモデルを選択することで、各機器のメリットが充分に発揮されるだろう。

記事写真
4chポータブルレコーダーR-44。2台接続すれば8ch同期収録が可能になる
記事写真
V-Mixer M-400はVer.1.5となり、フルデジタル処理されるほか、REACとダイレクト接続が可能に

セミナー終了直後の展示スペースは大変な混雑ぶりで、各新製品への注目の高さがうかがえる。展示コーナーでは実働する制作システムが組まれていたため、その機器を導入することでどのような制作が可能になるのか、非常にわかりやすい内容となっていた。

問い合わせ先

過去の関連ニュース

関連記事

powered by weblio


> ニューストップへ戻る