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IMC Tokyo 2008開催〜映画テレビ技術展と融合、テーマはデジタルとネットワーク

6月11〜13日の3日間、「IMC Tokyo 2008」(主催:IMC Tokyo実行委員会、運営:CMPテクノロジージャパン)が幕張メッセで開催された。本展示会は、情報通信分野に特化した展示会「Interop Tokyo」から派生した、放送・通信・映像・モバイルの連携分野における専門イベントとして2006年度からスタートし今回で3回目の開催となる。

今回より、デジタルコンテンツ制作分野の取り組みを強化する目的で映画テレビ技術展と融合し、日本映画テレビ技術協会ほかの運営でIMC Tokyoと併催されていた「デジタルコンテンツシンポジウム」もIMC Tokyoで同時開催されることとなった。

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第3回目を迎えたIMC Tokyo 2008。参加企業は80社以上、3日間の来場者数は同時開催の展示会を含め14万9760人であった

展示会場は、「デジタル放送サービス/インターネットモバイルサービス最前線」「デジタル4シネマプロ」「P2Pネットワーク」「デジタルサイネージジャパン」「アドテクノロジー&マーケティングフォーラム」「デジタルメディアベンチャー素」の6つの展示テーマごとに分かれた構成となっていた。「デジタル放送サービス/インターネットモバイルサービス最前線」の分野では各放送事業者が最新の取り組みを紹介。また「デジタル4シネマプロ」では機器/技術展示のほか、映画撮影監督による対談や、デジタルシネマの制作ワークフローの解説などが行われるなど、デジタルとネットワークという大きなテーマのもと、各分野ごとに具体性をもった展示がされていたといえるだろう。

デジタルコンテンツ制作ソリューション

西華産業では、RED Digital Cinema4kカメラRED ONEを中心に、4k映像の編集ソリューションや、RED ONEの周辺機器などを展示した。208 NAB Showでは、AssimilateからRED ONEの4kファイルフォーマットREDCODE RAWに特化したDIツールSCRATCH CINEが発表されるなど編集環境が整いつつあるが、本展示会ではRED ONE専用カメラスタビライザーが国内初披露されるなど、アクセサリーが充実してきたという印象をもった。

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RED ONEには周辺機器を装着し、映画での運用に近い形で展示
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AssimilateのDIツールSCRATCH CINE。REDCODE RAWに特化したバージョン

RED ONE専用のカメラスタビライザーは、スイスAction Products製。日本ではあまりなじみのないメーカーであるが、ActionCamというカメラスタビライザーシリーズを製作している。RED ONE用のActionCam RED editionは、REDバッテリーが使用可能で、筐体色も赤と黒のREDカラーだ。

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Action ProductsカメラスタビライザーActionCam RED editin

また、装着されていたワイヤレスカメラコントローラーは、日本で新たに取り扱いを開始する米cmotion製。cmotionは2002年に設立されたメーカーで、主にレンズ/カメラコントローラーを製作している。本製品は、RED ONE以外のフィルム/ビデオカメラや、1000以上のレンズに対応しているという。

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cmotion製ワイヤレスカメラコントローラー。フォーカス&アイリス機能と、ズーム機能を分けて2人で操作することも可能

ビデオトロンは、現在アイ・ディー・エクスと共同開発中のHD-SDI信号を無線伝送するWH-30を参考出展した。伝送可能な距離は30mで、なにも障害物がない環境では100mほど伝送できるという。国内では電波法の制約があり屋内の使用に限られるが、海外では屋外でも使用可能。主にENGで活用されることを想定し開発を進めているということだ。

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HD-SDI信号ワイヤレス伝送システムWH-30(参考出展)
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SDI→HDMIコンバーターSHM-30M。ポジション/セーフティーエリアマーカー表示機能が新たに搭載された

カノープスは、デジタルサイネージ(電子広告)に最適な映像ソリューションを提案、特に2008年4月にリリースしたMEDIAEDGE 3 DSを全面的に打ち出していた。MEDIAEDGE 3 DSの特徴は、動画だけでなく、FlashやJPEG/BMP/GIF/PNGなどの静止画の表示に対応しているという点である。また、これらはDisplay Content Managerを使って自由にレイアウトすることができる。レイアウトの自由度も高く、縦のディスプレーへのレイアウトのほか、WebからRSSフィードを取得してL字型に天気予報などの情報を組み込んだレイアウトにすることも可能。MP3/WAVの再生も可能なので、必要に応じて音楽や音声を流すことができる。 一度プログラムを設定すれば、特に高度な技術を要さずに運用することも可能になるため、オフィスや小売店などでの活用も見込まれるという。

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カノープスブースの看板は動画であった。MEDIAEDGE 3 DSを活用し、さらに裏からプロジェクターで投影しているという

NHKメディアテクノロジーは、3Dハイビジョン技術に関する展示を行った。同社では、2つのHD-SDI信号(L/R)を3DのHDMI信号に変換できる「3D LR Composer」を開発した。これを用いれば、ビデオカメラからの信号をダイレクトに3Dモニターに入力し視聴できるようになる。

なお、3Dに関する最近の動きとしては、BSデジタル放送局BS11が2008年2月より3D放送を開始したほか、同4月には韓国メーカー製の3D液晶フルHDテレビが市販されるなど、一般家庭でも3D放送が視聴できるようになった。

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3D LR Composer。3D映像のダイレクトモニタリングが可能になる

イメージニクスは、この夏発売予定の4製品、4入力4出力HD-SDIマトリックススイッチャー「ISX-44」、4入力1出力HD-SDIスイッチャー「ISX-41」、ISX-44/41専用電源2重化パワーユニット「ISX-PU50」、HD/SD-SDI→アナログコンバーター「VDC-200」をメインに展示した。

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写真上:4入力4出力HD-SDIマトリックススイッチャーISX-44(¥58万/税別)。写真下:4入力1出力HD-SDIスイッチャーISX-41(¥40万/税別)
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写真上:ISX-44/41専用電源2重化パワーユニットISX-PU50(¥15万/税別)。写真下:HD/SD-SDI→アナログコンバーターVDC-200(価格未定)

各放送事業者が最新の取り組みを紹介

「デジタル放送サービス/インターネットモバイルサービス最前線」の分野には、8つの放送事業者が参加し、地上デジタル放送に向けた取り組みや、HD映像や4k映像の低遅延伝送、ワンセグ放送への対応など最新の取り組みを紹介した。

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NHKは、月周回衛星「かぐや(SELENE)」に搭載したHD撮影システムを展示(1/16縮尺モデル)
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朝日放送は4k非圧縮映像のリアルタイムサービスを提案。4k映像を、大阪の朝日放送本社サーバーから会場まで伝送するというデモを披露した
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日本テレビは、地上デジタル放送用ギャップフィラー装置チャンネルイレーサー「凸凹くん」を展示
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テレビ朝日は仏TOTAL-IMMERSIONのマーカーレストラッキングシステムDARGON D'Fusionを展示。同局のニュース番組などで稼働している
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讀賣テレビ 違法投稿動画が対策ソリューション「とりし丸」。2008年9月よりアルビクスでサービス開始

今回はIMC Tokyoと映画テレビ技術展が融合後、第1回目の開催ということもあり、出展に関しては様子見という企業も多かったというが、充実したカンファレンスは予約でほぼ満席になる回もあるなど好評を博したという。来年度以降の発展に期待したい。

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