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Autodeskが、NAB2008 レビューを開催
Autodesk@NAB 2008ーAutodeskの製品戦略
■Autodeskの製品戦略
まず、Autodesk本社のテクニカルプロダクトマネージャーMarcus Shioler氏から、 放送、映画業界、の動向などが紹介され、また、NAB2008で紹介された新製品の内容の紹介と今後の方針などが語られた。
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Marcus Shioler氏は、現在放送業界はテープレスワークフローが主流になりつつあり、これは、RED ONEや、ソニーF23、F35といったデジタルシネマカメラが使用されることが多くなっていることに起因すると述べ、また、映画業界でも、デジタルによる撮影、あるいはさまざまなデジタルツールによってワークフローの変革が起こっていると語った。
今後は、スタジオなどを運営する側も、優秀な人材の確保から、その人材をいかに効率よく使っていくかを含め、自分たちが持っているITのリソースをいかに有効に活用していくかが課題となり、メディアを含めたさまざまな管理を効率的に行うことによって、他社との差別化が計られていくだろうと述べた。 こういった、効率のいいワークフローを考えるなかで、多くの人数の人間が1つのプロジェクトに関わっており、その中で効率よくプロジェクトを進めていくためには、メタデータのシェア、あるいはその中でのカラーマネージメント、こういったものが非常に大切になってくるだろうと、今後の業界の動向についてが語られた。
■Autodesk製品の説明
また、Autodesk製品について、その概略を解説。NAB2008にて発表された、Inferno、Flame、FlintおよびSmokeの新バージョンは、高いクオリティを保ちながら、高い価値を持ったコンテンツを開発していくことを主眼として開発しており、今後はさらにクリエイティブなツールの搭載や、さまざまなフォーマットのサポートの拡大、プロダクションのワークフローの効率性の向上などを目指していくと述べられた。
■Inferno、Flame、Flint
Inferno、Flame、Flint などのエフェクトのプロダクトラインは、クリエイティブツールの追加、フォーマットのサポートにより、さまざまなエンハンスを行っている。その中では、クォリティの高いコンテンツをより早く制作可能になることに役立つ製品になっているとした。
これまでのAutodesk製品は非圧縮のメディアのみのサポートであったが、今回のバージョンアップでは、松下電器産業P2のMXFファイル、QuickTimeのコーデック(2008からいくつかのフォーマットのサポートはすでになされていたが今回はより多くのQuickTimeコーデックをサポート)、新しいオーディオファイルがサポートされている。
■Smoke
Smoke2009についてもさまざまなエンハンスが行われ、特に魅力的な新機能として、BatchFXが挙げられた。
BatchFXは、新しいツリー構造のコンポジティングワークフローである。Smokeシステムのエディトリアルタイムラインと強力な3Dコンポジティング環境を結びつけた設計により、ビジュアルエフェクト機能が向上している。なお、Smoke2009もInferno、Flame、Flint同様、対応フォーマットの拡張がなされている。
Marcus Shioler氏は、「今後も放送業界、あるいはポストプロダクションの顧客が、より高いクォリティのコンテンツを素早く制作コンテンツの開発を続けていきたい」と締めくくった。
ワークフローデモンストレーション〜Flame2009、Smoke2009デモンストレーション
ここでは、さまざまなAutodesk製品をそれぞれネットワークで繋いだ、フィニッシングの部分ワークフローデモンストレーションが行われた。
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本ワークフローは、サーバーを中心に展開する。Backdraft Comformを中心として、カラーグレーディングのLustre、ビジュアルエフェクトのFlame、エディティングのSmokeをそれぞれInfinibandで繋ぎ、各システムがサーバーにソフトインポートされた映像素材を共有し、作業を行う。すべてのシステムを1つのネットワークで繋ぐことによって、フィニッシングの部分の全てを仕上げていくことがAutodeskでは可能であるとしている。
実際の工程としては、Backdraft Comformサーバーにソフトインポートされた各素材(MXF、Quick Time、HDCAM SR)をネットワークで繋がれたLusterでカラーグレーディング、レンダリング後、サーバーへ書き戻し、書き戻されたデータをBackdraft Comformでまとめ、マスターを作成。さらに、Infinibandで繋がれたステーションのFlameとSmokeによって完成まで仕上げるというもの。FlameとSmokeは、リモートアクセスにより、ローカルのストレージは使わずに、ダイレクトにBackdraft Comformサーバーにアクセスし、作業する。FlameとSmokeで処理された映像はふたたびサーバーへ戻され、任意のフォーマットへエンコードして終了となる。
1つのコンフィギュレーションによって、通常の3D VFX、ハイエンドのDIワークフローを行えることが、ITネットワークを使った強みであるとAutodeskでは考えているという。
ワークフローのデモンストレーション後は、エフェクトプロダクトのFlame2009、 Smoke2009の実演デモが行われた。それぞれの製品の新機能である、エフェクトプロダクトフレームや、BatchFX、カラーコレクションなどの機能を駆使しながら、コマーシャル作品を1本仕上げるという形で、実際に作業を行いながら、それぞれの機能の紹介がなされた。
スペシャルゲスト・セッション
本イベントでは、2組のゲストを迎えたスペシャルゲスト・セッションも行われた。まずは、オムニバスジャパン事業統合本部 技術担当部長の佐藤 秀樹氏による、ソニーデジタルシネマカメラF35 、Lustreを使用した、撮影とカラーグレーディングのワークフローの紹介が行われた。
オムニバス・ジャパンが世界で初めて導入したというデジタルシネマカメラF35の簡単な紹介を交えながら、オリジナルショートムービー『東京LOOP』の制作事例を紹介、また、撮影された素材を実際にLusterを使用してカラーグレーディングを行うデモが行われた。
佐藤氏は、今回の制作では、撮影とポストプロダクションをどう連携させてワークフローをつくるか、また、制作においてのフロー構築とその検証がポイントになったと述べた。
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2組目のゲストとしては、英BBCの子会社であり、さまざまな放送局やプロダクションに対してポストプロダクションサービスを提供するBBC Resources技術部門統括のAndy King氏が迎えられた。
ここでは、BBCにおけるHDの取り組み、BBCがAutodeskのシステムを使用し、どのような仕事を行ってきたかが紹介され、また、イギリスでは、ノンリニアのグレーディングが一般的になりつつあるとし、実例として、Smoke、およびLustreを中心にした非圧縮テープレスワークフローによって制作された、Natural Historyシリーズ『プラネットアース』、『ガラパゴス』の紹介、また、番組の上映などが行われた。
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