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報映産業が、Focusの新しいポータブルDTEレコーダーFS-5を発表

報映産業は、5月21日、米Focusが2008 NAB Showで出展したポータブルDTEレコーダーの新製品FS-5を発表した。国内での初披露は、6月19〜21日に東京ビックサイトで開催されるケーブルテレビショー2008となる。価格は未定。出荷開始は7月の予定となっている。
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FocusポータブルDTEレコーダーFS-5。本体操作部にスクロールホイールが採用され、簡単で素早いオペレーションが可能。液晶ディスプレーもカラーとなり、見やすくなった。頭に付いているのはWiFiでメタデータをコントロールできるUSBドングル
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Focusから、シニアバイスプレジデントMichael Conway氏(左)、ビジネスデベロップメント バイスプレジデントMark P. D'Addio氏(中央)、アジア太平洋セールスディレクター岩崎 豊 氏(右)が来日して、FS-5を披露した

FocusのDTEレコーダー"FSシリーズ"は、第1世代から第4世代まで、毎回さまざまな形態とコンセプトで提供されてきたが、第5世代となるFS-5は、基本部分をHDV/DVポータブルレコーダーである第4世代FS-4HDから踏襲し、さらに進化させたモデルとなっている。

内蔵ハードディスクは2.5インチから1.8インチ(100Gバイト/7.5時間記録@HDV1080i)に変更され、さらにヒートシンクを採用してファンレスにしたことで、小型化と静音性を実現。外形寸法は横70×縦137×厚32mmとなった(ちなみにFS-4は横90×縦142×厚40mm)。本体操作部にはスクロールホイールが採用され、コンパクトになっても、簡単で素早いオペレーションが可能となるよう配慮されている。またFS-5では、内蔵ハードディスクのファイルフォーマットがFAT32からUDFに変更されており、ファイル容量の制限を気にする必要はなくなっている(しかし、このためMacintoshでの使用は10.5以降ということになる。もちろん、WindowsXP/Vistaでの使用も可能)。

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FS-5のバックパネルにヒートシンクが確認できる。ファンレスとなり小型化だけでなく静音性も実現
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標準バッテリーで3時間の使用が可能。本体にスッポリ収まる

そのほか、バッテリーは標準で3時間、オプションの大容量バッテリーを使用すれば6時間の連続運用が可能。液晶ディスプレーもカラーとなり、見やすくなった。

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IEEE1394、USB2.0のほか、GPI/RS-232Cコントロール端子とDC入力を装備
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開発中のカメラマウント用キットに収納した状態

ネイティブファイルサポートの強化

FSシリーズの特長であるDTEテクノロジーは、各社ノンリニア編集システム/ソフトが採用するファイルフォーマットで直接記録し、収録ファイルのまま編集作業へ入ることができる技術であるが、FS-5では、M2Tのほか、QuickTimeとMXFを加えた3種類のHDVファイルフォーマットに対応している。詳しくは下記のとおりとなるが、QuickTimeで直接収録できることにより、Final Cut Proとの親和性は非常に高い。

また、DVに関しては、従来どおりのファイルフォーマット(AVI Type1、AVI Type2、AVI Type2 24p、Canopus AVI、Matrox AVI、MXF、QuickTime、QuickTime 24p、RawDV)に対応している。

DTEファイルフォーマット(HDV)

  • MXF HDV:1080/60i、1080/50i、720/30p(Avidノンリニア編集システム/ソフト用)
  • QuickTime HDV:1080/60i、1080/50i、1080/24F、1080/25F、1080/30F、720/30p
  • M2T HDV:1080/60i、1080/50i、1080/24F、1080/25F、1080/30F、720/24p、720/25p、 720/30p、720/50p、720/60p

WiFiによるWebベースのメタデータ制御

FS-5では、特徴的な新しい機能として、収録ファイルにメタデータを添付することが可能となっている。さらに専用のWiFi USBドングル(FS-5に標準同梱予定)を接続することで、ラップトップPCやPDA、携帯電話からWiFiによるWebベースのメタデータ制御が可能だ。

メタデータの活用については、たとえばスポーツ番組など、ハイライトシーンの抜き出しやダイジェストの作成が多い現場に有効で、メタデータのキーワードによる検索により、効率的な編集作業を実現できる。収録前にテンプレートを設定し、必要なコメントパターンを入力しておけば、現場ではそのコメントを選択するだけで、メタデータが添付される仕組みだ。FS-5が記録中でも無線で手軽にメタデータを制御可能となる。

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iPod touchで記録中のFS-5をモニタリング。WiFiにより手軽にメタデータもコントロールできる
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あらかじめテンプレートに設定しておいたコメントを選択するだけでメタデータが添付される

デモンストレーションでは、野球のゲーム収録を想定して、ネイティブQuickTime HDVでの収録とiPod touchによるメタデータの制御、Final Cut Proへの読み込みが披露された。収録前のメタデータ用テンプレートの設定では、マスターコメント1にピッチャーの球種を3種類(ストレート、カーブ、スライダー)、マスターコメント2にバッターの打席結果を3種類(三振、ヒット、ホームラン)入力。FS-5の記録中にiPod touchで選択されたコメントは、Final Cut Proで読み込んだ素材に、しっかり反映されていた。

FS-5は7月の発売が予定されているが、FS-4の販売は継続して行われる。FS-4同様にFS-5も、各カメラやフォーマットに対応したバリエーションを用意する構想もあるということだ。

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