キヤノンは5月16日、今年発表し、2008 NAB Showにも展示された新製品、XL H1S、XL H1Aのプレビューイベントを東京・青山のMODAPOLITICAで開催した。同製品が一般に公開されるのは、同展示会が初めてとなる。わずか3時間半の短い内覧会ではあったが、100人以上もの来場者を集め、実機の周りには常にたくさんの人で賑わっていた。
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| キヤノンXL H1S、XL H1Aプレビューイベントのようす。のべ100人以上の人が足を運んだ |
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| 展示されていたハイエンドモデルのXL H1S。HD/SD-SDI、TC IN/OUT、GENLOCK端子を搭載 |
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XL H1Sメイン展示
XL H1S、XL H1Aは、キヤノンが4月10日に発表した同社HDVカメラのフラッグシップ機である。デザインこそ従来製品のXL H1とほぼ同じであるが、随所でブラッシュアップされており、より使いやすいモデルとなっている。なお、XL H1SはHD/SD-SDI、TC IN/OUT、GENLOCK端子が搭載されたハイエンドモデルであり、XL H1Aはそれらを省いた廉価モデルである。なお、今回の内覧会で展示されていたのはハイエンドモデルのXL H1Sのみ。
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| 生バンドの演奏をXL H1Sで撮影。ちなみに生バンドは即興バンドで、当日、「観音開き」という名前になった |
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| XL H1SからHD-SDIで松下電器製LCDモニターに入力。解像感も高く、カスタムプリセットで画もつくりこみやすい |
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| P+S TechnikのMINI 35 Digitalを使ったシネスタイル |
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| オプションのEFアダプタXL(XL→EFコンバーター)を介したEFレンズスタイル |
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XL H1Sの展示内容は、大きく2つ。1つは、メインステージで行われる生バンドの演奏を、数台のXL H1Sで撮影するというもの。もう1つは、HD-SDIからの非圧縮出力を使ったクロマキー撮影だ。
生バンド演奏の撮影は、HDV1080iのほかに、24F/30Fのフレームレート設定でそれぞれ撮影されたほか、P+S TechnikのMINI 35 Digitalを使ったシネスタイル(展示では、キヤノンEFレンズマウントアダプターを介してスチルカメラ用EFレンズが取り付けられていた)、オプションのEFアダプタXL(XL→EFコンバーター)を介したEFレンズスタイルで展示。特にEFレンズスタイルのXL H1Sは来場者が周りを取り囲み、ボケ味など、さまざまな検証を行っていた。
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| HD-SDIを用いたクロマキー撮影の展示 |
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| ソニー製マスターモニターでクロマキーの結果を表示 |
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HD-SDIを使ったクロマキー合成では、エッジの部分など、HDVよりも抜けが良いことをアピール。ソニー製マスターモニターで見る限り、なんら違和感のないクロマキー合成が実現されていた。
協賛メーカーによる展示
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| ローランド エディロールF-1。リムーバブルHDDにHDV記録を行うビデオフィールレコーダー |
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| 展示ではXL H1Sにマウントされていた。まさに2008 NAB Showで展示した内容と同じ |
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| Apple Final Cut Proは5.1.2からキヤノンのすべてのフォーマットに対応している |
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| カノープスHDWS-3100。こちらもキヤノンのすべてのフレームレートをサポート |
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今回の内覧会では、アップルジャパン、カノープス、ローランドがそれぞれXL H1Sを用いた展示を行っていた。なお、個別の展示はなかったが、ザハトラー・ジャパン、ボーゲンイメージング、レントアクト昭特も、同内覧会の協賛となっている。
ローランドは、2008 NAB Showで発表したHDVビデオフィールレコーダー エディロールF-1を、XL H1Sにマウントするスタイルで展示。まさに2008 NAB Showで展示した内容と同じだ。XL H1Sの筐体サイズとのバランスが良く、まったく違和感がない。カメラからの入力とは別に、リニアPCMの独立した2chアナログオーディオをもっている点から、ライブ撮影などで流行りそうなスタイルだと感じる。
アップルジャパン、カノープスは、それぞれFinal Cut Pro、HDWS-3100がキヤノンHDVフォーマットを完全にサポートしていることをアピール。実際の編集も見ることができ、24F/30Fで撮影しても編集環境に関してはなんら不安がないといえる。
同社説明員に、2008 NAB Showでの評判を伺うと、小型カメラによる映像記録のベクトルがデータ記録に向きつつあるいま、「まだテープなのか?」という意見もあったようだ。一方、現在のXLユーザーやテープ記録を主体として映像制作を行っている方からは、非常に良いブラッシュアップがされていると高い評価を得られたそうである。
また当日感じられたのは、同製品に対する関心の高さだ。特にクリエーターの方が説明員を質問責めにしている姿は会場内の至るところで見受けられ、そちらの方面のユーザーにとっては、いかに注目度が高い製品なのか再確認させられた。
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