Autodesk Media&Entertainment(以下、Autodesk)は、4月13日に開催したNAB2008プレスカンファレンスにおいて、ビジュアルエフェクトシステムInferno、Flame、FlintおよびフィニッシングシステムSmokeの新バージョン2009を発表した。また併せて、デジタルコンポジティングソフトウェアToxik 2008のExtension1も発表。Autodeskは、例年IBCで新バージョンを発表しているが、今回は昨年のIBCから僅か半年でのバージョンアップとなった。これらの新バージョンは、翌14日から17日までの4日間、NAB2008の機材展に出展された。
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| Autodesk Media&EntertainmentシニアバイスプレジデントMarc Petit氏。4月13日に開催したプレスカンファレンスで新バージョン2009を発表した |
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| 4月15日に展示会場ブースで催された日本語デモンストレーションでは、Smoke 2009によるP2素材の取り込みも披露された |
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Inferno 2009、Flame 2009、Flint 2009、Smoke 2009は4月、Toxik 2008 Extension1(Toxikのサブスクリプションメンバーのみが入手可能)は5月に出荷が開始される予定となっている。
Inferno 2009、Flame 2009、Flint 2009、Smoke 2009のコンセプトでは、新しいクリエイティブツールの追加、対応フォーマットの拡大、ワークフロー機能の強化が挙げられている。今回のバージョンアップで注目されるのは、対応フォーマットの拡大として、松下電器産業P2 MXFファイル(現状はDVCPRO HDのみ、AVC-Intraへの対応は開発中)の読み込みを実現している点である。Autodeskでは、圧縮コーデックへの対応でブロードキャストのマーケットへ本格的に参入する意向を示しており、新バージョン2009は中規模のポストプロダクションから放送局までが導入しやすい価格帯で提供していくことを明らかにしている。
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| Flame 2009のGUI。3Dトラッキングツールが強化され、従来の3Dトラッカーに加え、ショット内の情報を利用したマッチムーブ機能も提供される |
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| Flame 2009。マルチレイヤータイムラインにおけるSmoke SoftFXのサポートによって、Smokeとの連携も強化されている |
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Inferno 2009、Flame 2009、Flint 2009では、新たにオートスタビライゼーション機能を搭載(Inferno 2009/Flame 2009のみ)したほか、3Dトラッキングツールを強化し、ショット内の情報を利用するマッチムーブ機能により、処理の高速化を実現(Inferno 2009/Flame 2009のみ)。マルチレイヤータイムラインにおけるSmoke SoftFXのサポートによって、Smokeとの連携も強化されている。
また、OpenEXRワークフローの強化により、3DアニメーションソフトウェアMayaおよびToxikなどのアプリケーションから出力されたHDRファイルを使用して、コンポジティングを行うことが可能となった。そのほか生産性を向上する新しいツールとして、ネットワーク接続したWebブラウザを使用してAutodeskシステムのクリップライブラリを閲覧し、メディアをエンコードすることが可能なWiretapCentralも搭載されている。
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| Smoke 2009のGUI。BatchFXにより、タイムライン上で複数エフェクトの制作が可能となる |
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| Smoke 2009。BatchFXを搭載したことで、Flame 2009との相互互換性がさらに強化された |
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Smoke 2009の新機能としては、BatchFXと呼ばれる新しいツリー構造のコンポジティングワークフローを搭載(Smoke 2kのみ)。エディトリアルタイムラインと3Dコンポジティング環境が結びついたことによって、ビジュアルエフェクト機能が向上している。WiretapCentralも装備された。
Autodeskでは、7月21日まで、新バージョン2009の新規システム購入を対象に、Smoke HD、Smoke 2k、Flame、Flint HDのターンキーシステムをキャンペーン特別価格で用意している。