2月18、19日、青山TEPIAにて、池上通信機主催による「GF INNOVATION 2008」が開催された。同社は毎年この時期に、前年のInterBEEで出展した内容を中心とした内覧会を開催している。会場には液晶モニターシリーズやホログラムディスクが展示されていたが、GFシリーズが大きくスペースをとっており、まさに「GFシリーズ」を大々的にフィーチャーした内覧会となっていた。
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| GF INNOVATION 2008会場のようす | |
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| 会場には3台のGFCAMが用意されていた | |
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| 話題のGFCAM。内覧会会場のほか、別室にも同モデルを展示 | |
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| 東芝が主に開発を行っているGFSTATION。InterBEE2007からの仕様変更はない | |
会場別室では、「GF SERIESが実現するテープレスアプリケーションのご紹介」と題したセミナーが開催された。本セミナーでは、GFシリーズのラインナップ紹介と、それぞれの詳細、制作ワークフローから、今後のGFシリーズの展開について解説がされたので、そのときの模様をご紹介したい。
■改良されたプロトタイプモデルのGFCAM
昨年のInterBEEでは、記録および再生といった、最低限の機能しか有していないプロトタイプのモデルが展示されていたが、今回は以下の機能が実装されたモデルが展示されていた。
- 液晶モニターに、GFPAK内の素材をクリップごとにサムネイル表示。サムネイルを選択しての再生、およびクリップの削除を行える
- 同社Editcamのレトロループ機能を継承
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| GFCAMはサムネイル表示に対応した | |
また、近々にはパックレスレコーディング機能にも対応するとしている。パックレスレコーディング機能とは、スロットが一つしかないGFCAMで長時間記録を実現する機能である。撮影中にメディアのGFPAKをイジェクトすると、GFCAMが内部メモリーにバッファを開始。新しいGFPAKを挿入することで、バッファされた映像をGFPAKに記録することができる。GFCAM内には最大30秒間バッファできるので、メディア交換を30秒以内に行い続ければ、半永久的に撮影することが可能だ。
撮像素子は230万画素CCD/100万画素CCD/250万画素CMOSからの選択を予定しているGFCAMだが、230万画素CCDには同社スタジオカメラのフラッグシップモデルHDK-79EX IIIと同じCCDを搭載することも発表。加えて、画像処理エンジンもHDK-79EX IIIと同様のものを搭載し、報道用として位置付けられているGFCAMでも、スタジオカメラと同等の画質を実現できるとしている。ただ、報道用としてより有利に使用できるようにするため、F値をHDK-79EX IIIよりも高く設定しているそうだ。
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| セミナー内で、GFCAMの画質がスタジオカメラと同等であるとアピール | |
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| 操作性に関しても解説。特にスイッチ類のレイアウトは同社製品だけでなく他社製品も参考にしているとのことだ | |
■GFワークフロー
GFシリーズを用いたワークフローの解説として、カノープスHDWS-3000と組み合わせてデモンストレーションが行われた。GFCAMはMPEG2HDの50Mbps LongGOPとI-Frame 100Mbpsの2モードで撮影可能だが、デモで使用されたのは50Mbps LongGOPの素材である。今回は、2ストリームの軽快な編集を見ることができた。ワークフローは以下のとおり。
- (1)GFPAKとHDWS-3000を直接USBで接続
- (2)GFPAK内のデータをビンに取り込み
- (3)タイムラインへ貼り付け
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| デモで使われたHDWS-3000 | |
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| デモでは2ストリームの軽快な編集を披露 | |
このとき用いられたHDWS-3000は、今年公開予定のEDIUS Pro次期バージョンがインストールされたモデルである。現在の予定では、GFシリーズの編集はHDWSシリーズおよびREXCEEDシリーズのみの対応であり、ソフトウェア単体での編集は行えないようだ。また現在のところ、AvidやApple Final Cut Proではネイティブの編集は行えず、Avid DNxHDおよびQuickTimeへのトランスコードが必要になる。
■GFシリーズの展望
具体的な内容こそ明らかになっていないものの、池上通信機ではGFシリーズのラインナップとして、以下の製品の開発を進めていくとしている。
ワイヤレスユニット:GFCAMにドッカブル接続し、ワイヤレスで素材を伝送する
- GF Portable:ハーフラックサイズのGFSTATION
- GF Player:再生専用の簡易デッキ
- GF Media Manager:GFCAMで撮られた素材をメタデータ付きで管理
- GF Adapter:PC接続のアダプター。3つのスロットをもつ
- GF Station Expansion Slot:GFSTATIONのスロットを拡張する
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| 今後は写真のラインナップを開発していくとしている | |
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| ワイヤレスユニットは、モックアップを展示していた | |
また、単体での発売だけでなく、パッケージ販売されることも発表された。価格はまだ未定だが、GFCAM、GFPAK×5、レンズ、バッテリー×2、充電器の構成で¥500万前後で販売する予定である。
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| GFCAMのパッケージ販売も行われる | |
決して広くはない会場だったが、移動さえ困難なほどの混雑を見せ、特に展示してあったGFCAMの周りは黒山の人だかりができるほどの人気を集めていた。気になるGFシリーズの出荷時期だが、今年4月の予定からは少々遅れ、6月の出荷を目標に開発を進めているそうだ。現在ではいくつかの機能しか発表されておらず、また編集環境もネイティブに関してはまだまだこれからという感じであるが、開発が進めば、この辺りもクリアーになってくるだろう。
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