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ソニーが、ショルダーマウント型のHDVカムコーダーHVR-S270Jを発売開始

ソニーは2月18日、業務用HDVシリーズのショルダーマウント型カムコーダーHVR-S270Jを発売した。同機は、スタンダードDVカセットテープ対応のHDVカムコーダーであり、最長4.5時間(276分)の記録を実現している。

HVR-S270Jは、先行して発売されたHVR-Z7Jと同様、レンズ交換式のHDVカムコーダーとなっており、コンパクトフラッシュを記録メディアに採用するメモリーレコーディングユニットも標準で同梱する。価格は¥110万(税別)。

HVR-S270JとHVR-Z7Jの両機は、ショルダーマウント型とハンドヘルド型という大きな違いはあるものの、カメラ部およびレンズ部の基本的な性能や機能は、同等である。特筆すべき相違点は、スタンダードDVカセットテープによる最長4.5時間の長時間HDV記録が可能な点、HDV 4chオーディオに対応している点、HD/SD-SDI出力を装備している点となる。

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スタンダードDVカセットテープに対応した待望のショルダーマウント型カムコーダーHVR-S270J
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コンパクトフラッシュを記録メディアに採用するメモリーレコーディングユニットも標準で同梱する

3クリアビッドCMOSセンサー+Exmorの1/3型イメージャー

HVR-S270Jでは、HVR-Z7Jと同じ"3クリアビッドCMOSセンサー"に"Exmor"の技術を加えた1/3型イメージャーを採用。画素を45°回転させて1画素の面積を広く取ることにより、高感度と高解像度を両立する"3クリアビッドCMOSセンサー"に、カラムA/Dコンバーターとデュアルノイズリダクションによって暗部での撮影でも低ノイズ化を実現する"Exmor"の技術を加えることで、最低被写体照度はDSR-PD170と同等以上の1.5 lx(シャッタースピード1/30秒固定、オートアイリス、オートゲイン時)、水平解像度は800TV本(HDV記録時)を達成し、XDCAM HDなどに迫る画質を実現している。

レンズ交換式を採用

レンズマウントには1/3型バヨネットを採用。ソニーが提供する専用カールツァイスレンズの取り付け時には、ホットシュー(14ピン)によるケーブルなしのダイレクト装着が可能。本体にレンズコネクター(12ピン)も装備しているので、一般的な業務用ビデオレンズメーカー製の1/3型ポータブルレンズを直接装着することもできる。

焦点距離はテレ側にシフトするものの、アダプターを介して1/2型や2/3型のポータブルレンズも使用が可能なので、既存のレンズ資産も有効活用できる。さらに、ソニー製デジタル一眼レフカメラ"α"シリーズのレンズについても、5月発売予定の"α"レンズアダプターLA-100Wを介して使用することができる。

フジノン製の1/2型-1/3型レンズマウントコンバーターACM-12使用時は約1.3倍、同じくフジノン製の2/3型-1/3型レンズマウントコンバーターACM-17使用時は約2倍。"α"レンズアダプターLA-100Wを介した"α"レンズの使用時は約7倍の焦点距離となる。

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レンズマウントは1/3型バヨネット。14ピンホットシューによるダイレクト装着のほか、本体の12ピンコネクターも使用できる
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焦点距離はテレ側にシフトするが、アダプターを介して1/2型や2/3型のポータブルレンズ、"α"シリーズのレンズも使用が可能

光学12倍カールツァイスレンズが標準付属

標準付属の専用カールツァイスレンズは、交換レンズながらオートフォーカスや光学手ぶれ補正機能を搭載しており、光学12倍ズーム、焦点距離は32.0-384mm(35mm換算、16:9時)で、32.5-390mmのHVR-Z1Jよりも、多少引きじりをとることができる(オプションとして5月発売予定の8倍ワイドレンズVCL-308BWSでは、35mm換算で焦点距離24.0-192mmの広画角な撮影が可能)。

また、メカ式のズームリング、レンズ鏡筒に配置されたアイリスリング、前後にスライドすることでマニュアルとオートが素早く切り替えられるフォーカスリングにより、一般的なポータブルレンズに近い操作性を実現している。

ちなみに、HVR-S270Jの付属レンズとHVR-Z7Jの付属レンズは、性能・機能ともに同等であるが、両機の重量バランスの違いからハンドグリップの位置と形状が異なっており、製品としては別物となっている。これは、オプションの8倍ワイドレンズも同様で、HVR-S270J用がVCL-308BWS、HVR-Z7J用がVCL-308BWHと型番も異なっている。

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光学12倍ズームの専用カールツァイスレンズが標準付属する。交換レンズながらオートフォーカスや光学手ぶれ補正機能も搭載
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HVR-S270JとHVR-Z7Jの付属レンズは、性能・機能ともに同等であるが、ハンドグリップの位置と形状が異なっている

プログレッシブ記録に対応

記録フォーマットは、従来機同様HDV1080/60i, DVCAM, DV SPに対応しており、加えて1080/24p(23.98p)と1080/30p(29.97p)のプログレッシブ記録も可能となっている。

HD/SD-SDI出力装備とHDV 4chオーディオ対応

HVR-S270Jには、HD/SD-SDI出力(BNC)を初め入出力インターフェースが豊富に装備されており、i.LINK出力(6ピン)、アナログコンポーネント出力(BNC)、アナログコンポジット出力(BNC)、S-Video出力(DIN4ピン)、TC出力(BNC)を標準搭載。また、HDV規格に定義されている4chオーディオにも対応し、本体前面にINPUT1/2、背面にINPUT3/4のオーディオ入力も装備する。

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背面にはHD/SD-SDI出力(BNC)のほか、オーディオ入力3/4(XLR)、S-Video出力(DIN4ピン)を装備
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右側面後部には、アナログコンポーネント出力(BNC×3)、アナログコンポジット出力(BNC)、TC出力(BNC)を装備

メモリーレコーディングユニット

標準付属のメモリーレコーディングユニットでは、8Gバイトのコンパクトフラッシュカードに約36分、16Gバイトでは約72分の記録が可能となっている。コンパクトフラッシュは、ソニー製300×(45Mバイト/秒)高速タイプの使用が推奨されているが、2Gバイト/133×以上のコンパクトフラッシュであれば、基本的には使用することができる。

HVR-S270Jには本体右側面の専用シューへダイレクトに装着する形式となっており、i.LINKケーブルやバッテリーの必要がなく、カムコーダーと一体化してテープ記録とメモリー記録のハイブリッド運用を実現できる。メモリーレコーディングユニット取り付け時に、i.LINK出力が使用できなくなる点はHVR-Z7Jと同様となる。付属のアタッチメントを装着して、バッテリーによる単体運用も可能となっている。

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本体右側面の専用シューへダイレクトに装着する
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テープとメモリーのハイブリッド記録を実現する
 

システムと基本機能に関しては、ハードディスクレコーディングユニットHVR-DR60と同様になるが、動作モードにカムコーダー側の録画スタート/ストップボタンのトリガーをコンパクトフラッシュへ合わせて記録できるEXTモードが追加されており、テープはトリガーと独立させて、バックアップ記録として運用することが可能。同モードを使用すれば、カメラにテープを入れずにコンパクトフラッシュへ記録することもできる。

価格

  • HVR-S270J:¥110万(税別)

■問い合わせ先

■HVR-Z7Jの主な仕様

  • システム
    • 録画方式:
      • HDV;回転2ヘッドヘリカルスキャン
      • DVCAM/DV;回転2ヘッドヘリカルスキャン
    • 録音方式:
      • HDV;回転2ヘッド
        • MPEG1Audio Layer2/16ビット48kHz/転送レート384kbps(2ch記録時)
        • MPEG2Audio Layer2/16ビット48kHz/転送レート384kbps(4ch記録時)
      • DVCAM/DV;回転2ヘッド
        • 12ビットFs32kHz(チャンネル1/2、チャンネル3/4)、16ビットFs48kHz(チャンネル1/2)
    • 映像信号:NTSCカラー、EIA標準方式、1080/60i方式
    • 使用可能カセット:スタンダード/ミニDVCAMカセット、スタンダード/ミニDVカセット
    • テープ速度:
      • HDV;約18.81mm/秒
      • DVCAM;約28.21mm/秒
      • DV SP;約18.81mm/秒
    • 録画・再生時間
      • HDV;276分(PHDV-276DM使用時)
      • DVCAM;184分(PHDV-276DM使用時)
      • DV SP;276分(PHDV-276DM使用時)
    • 撮像素子:1/3型3クリアビッドCMOSセンサー
    • 総画素数:約112万画素(有効画素数:約104万画素[16:9動画撮影時])
    • 色温度切り替え、ホワイトバランス:
      • [AUTO][ONE-PUSH A/B][OUTDOOR(selectable level -7?+7、 約 500K/step)][INDOOR][MANUAL WB(2300K?15000K、100K/step)]
    • 最低被写体照度:1.5 lx(1/30秒シャッタースピード固定、オートアイリス、オートゲイン)
    • NDフィルター:クリアー、1/4、1/16、1/64
  • 同梱レンズ
    • カールツァイスレンズ:カールツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズ
    • 焦点距離:f=4.4-52.8mm (35mm換算、16:9時 f=32.0-384mm、 4:3時 f=39.5-474mm)
    • ズーム:光学12倍
    • フォーカス:AUTO/MANUAL
    • 手ぶれ補正:光学手振れ補正
    • フィルター径:72mm
  • 入出力端子
    • HD/SD-SDI出力端子:BNC×1
    • アナログコンポーネント出力端子:BNC×3
    • アナログコンポジット出力端子:BNC×1
    • S-Video出力端子:ミニDIN4ピン×1
    • アナログオーディオ出力端子:ピンジャック×2
    • ヘッドホン端子:ステレオミニジャック(Φ3.5)×1
    • オーディオ入力端子:XLRタイプ3ピン(凹)×4
    • HDV/DV入出力端子:i.LINK(IEEE1394、6ピンコネクターS100)×1
    • LANC端子:ステレオミニジャック(Φ2.5)
  • 液晶画面
    • 画面サイズ:8.0cm (3.2型、16:9)
    • ドット数:約92.1万ドット (1920×480)
  • ファインダー
    • 画面サイズ:1.1cm (0.45型、16:9)、カラー/モノクロ切り替え式 
    • ドット数:約122.6万ドット (852×3[RGB]×480)相当
  • 電源部・その他
    • 電源電圧:DC14.4V(バッテリー)、DC11〜17V(ACアダプター)
    • 消費電力:
      • HDV記録時;約12.5W
      • DVCAM/DV記録時;約12.4W
    • 動作温度:0〜40 ℃
    • 保存温度:−20〜+60℃
    • 外形寸法:幅約305×高さ277×奥行505mm(バッテリーを除いた状態で、最大突起部含む)
    • 本体質量:約5.4kg(本体のみ)
    • 撮影時総質量:約6.7kg (バッテリー:BP-L80S、テープ:PHDV-276DM、レンズカバー付きフード、マイク:ECM-XM1、メモリーレコーディングユニット含む)
  • メモリーレコーディングユニット
    • 物理フォーマット:FAT32
    • ファイルフォーマット:
      • HDV;MPEG2-TS(.m2t)
      • DVCAM/DV;AVI Type1(.AVI)/Raw DV(.DV)
    • 記録媒体(別売):コンパクトフラッシュ、Type1×133、2Gバイト以上
    • 転送速度(平均):i.LINK接続時;110Mbps @×133/4Gバイト
    • 対応ビデオフォーマット:
      • HDV1080;60i/24p/30p
      • DVCAM/DV;480/60i
    • 録画モード:インターバル(DVCAM/DVのみ)、ループ、キャッシュ(約14秒)
    • i.LINK:6ピン×1
    • バッテリー:NP-F570/770/970(別売)
    • 消費電力:2.2W
    • 動作温度:0℃?40℃
    • 保存温度:?20℃?60℃
    • 外形寸法:約57×102×34mm
    • 質量:約130g

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