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テクノロジー・ジョイントが、「ASSIMILATE社 SCRATCH最新セミナー」を開催。ネイティブREDCODE DAWの編集ワークフローを披露

1月30日、テクノロジー・ジョイントは、東京・恵比寿の恵比寿SGIホールにおいて、「ASSIMILATE社 SCRATCH最新セミナー」を開催。SCRATCHに追加されたREDCODE RAWネイティブ対応機能を紹介したほか、RED ONEの実機を使用した撮影から編集、DIまでのワークフローをデモンストレーションした。
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ハイエンドDIツールSCRATCH。昨年11月にバージョン3.7がリリースされ、REDCODE RAWへの対応が発表された
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AssimilateディレクターLucas Wilson氏。SCRATCHのプレゼンでは、REDCODE RAWをネイティブでリアルタイム処理可能という点が強くアピールされた
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RED ONEを用いたデモも披露。ファインダーのREDマークはイニシャライズ時に表示されるもの

SCRATCHは、米Assimilateが開発したDIツール。10ビットlog(Cineon/DPXファイル)データの処理に最適化され、高度なカラーコレクション機能やカスタム1D/3D LUT適用機能などを備えており、ハイエンドポスプロを中心に導入が進んでいるソフトウェアアプリケーションである。ソフトウェアモジュールを組み合わせて運用する形式となっており、制作ワークフローに応じて必要な機能のみを導入でき、また、WindowsをプラットホームとするPCベースのワークステーションで稼働するため、コストパフォーマンスの良さもアピールされた。

SCRATCHの機能拡張オプションモジュールの1つ「MEDIA LAYER」は、直接読み込み可能なフォーマットを追加するもので、現在はQuickTimeと、RED ONEで撮影された4k RAWデータ「.r3d」フォーマットもサポートしている。このMEDIA LAYERを追加することで、REDCODE RAWファイルの4kネイティブ編集が実現する。

■RED ONE+SCRATCHによるDIワークフローの実際例

RED ONE+SCRATCHの組み合わせは、すでに運用された実績をもっており、2つの事例が紹介された。

20th Century FOX『Jumper』(邦題:ジャンパー、3月7日公開)では、VFX処理などをSCRATCHで行ったという。その際のワークフローは、REDで撮影しREDCODE RAWファイルをSCARTCHに取り込み、一旦、Avidで処理可能なファイルに変換してAvidでオフライン編集、その後SCRATCHでREDCODE RAWデータにEDLを適用する、という流れであった。

PLASTERCITY DIGITAL POSTは、英国で開催されたイベントliverpool'08の編集にSCRATCHを使用。こちらのワークフローは、REDCODE RAWデータをFinal Cut Proに取り込みオフライン編集、その後SCRATCHにデータを出力する、という流れだ。REDCODE RAWファイルをFinal Cut Proに取り込むには、現在3つの方法があり、RED Degital CinemaのWebサイトで配布されているソフトウェア「Final Cut Studio 2 REDCODE Plugin」「REDCINE」「REDALART」のいずれかを用いて行う。なお、REDCINEを用いてFinal Cut Proに取り込む場合、REDCODE RAWデータをProRes 422に変換することになるのだが、この変換処理に8CoreのMacintoshで実時間の約5倍が必要になるという。

■REDCODE RAWのネイティブ4kデータを使用したDIワークフローをデモ

SCRATCHのデモンストレーションでは、REDCODE RAWデータを用いて、エフェクト処理やカラコレが行われ、SCRATCHがRED ONEの4kデータをネイティブでサポートしていること、カラコレ/エフェクト処理をしてもリアルタイムプレビューが可能であることがアピールされた。なお、ファイル変換が必要なければ(4kのまま取り込めば)、データをコピーする程度の時間で取り込み可能であるが、たとえば4kから2kにファイル変換して取り込むような場合になると、レンダリングを含め実時間の約10倍の時間が必要になるという。

デモに用いられたPCは、HP xw9400/CT Workstation(CPU:Dual Core AMD Opteron Processor 2220、メモリー:2.8GHz、RAM:3.5Gバイト)。快適な処理速度を維持するためには、 NVIDIAのグラフィックスボードFX5500と、300Mバイト/秒のディスクアクセスと転送レートを保証するストレージシステムが必要となる。

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REDCODE RAWファイル再生時のSCRATCHのGUI
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REDCODEの設定メニューREDCODE(Global)Settings
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Tangent Device製およびJL Cooper製の汎用コントローラーを使用することができる。今回のデモには、Tangent Device製コントローラーが使用された

また、事前に用意されたREDCODE RAWデータを用いた編集以外にも、デモ中にRED ONEで会場を撮影しCFに記録、即SCARTCHに取り込み、エフェクト処理/カラコレを行う、というデモも披露された。

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RED ONEで会場を撮影。4kで約2分30秒のクリップを作成した
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映像を記録したCFから、SCRATCHに取り込み
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4kで取り込めば、取り込みに必要な時間はデータのコピー時間程度。すぐに編集が可能だ
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会場内。セミナー参加者は100人以上と盛況だった

会場には100席近く用意されていたが、急遽席が追加されるほど盛況であった。参加者は、ポストプロダクション関係者、フリーカメラマン、メーカー関係者など多岐に渡っており、RED ONEに広く関心が寄せられていることが伺える。

なお、RED ONEは現在、出荷を開始しているところで、1月中に約500台の出荷が予定されているという。3000台以上の受注を受けており、予約後の納期は7~9カ月以上かかる見込みである。

■価格

  • SCRATCH(基本モジュール):¥120万(税別)
  • SCRATCH PROJECT(プロジェクトマネージメントほか):¥180万(税別)
  • SCRATCH EDIT(基本編集機能ほか):¥120万(税別)
  • SCRATCH PROCESS(プロセス、レンダーリングほか ):¥120万(税別)
  • SCRATCH MATRIX(プライマリー カラーコレクションほか):¥195万(税別)
  • SCRATCH SCAFFOLDS(セカンダリー カラーコレクションほか):¥255万(税別)
  • LUT-EXPORT(1D/3D LUTのエキスポート):¥120万(税別)
  • PLAYOUT(プレーアウト、デッキコントロール):¥120万(税別)
  • REMOTE(別のSCRATCHのプレーバックのリモートコントロール):¥120万(税別)
  • DUAL HEAD/SDI Support(デュアルヘッド表示、SDI出力サポート):¥120万(税別)
  • MEDIA LAYER(QuickTimeと.r3dファイルのインポート):¥120万(税別)
  • Camera/Z-Space(3D空間でScaffoldsレイヤーのマニピュレーション):¥120万(税別)

■問い合わせ先

  • [ASSIMILATE SCRATCH]
  • [RED Digital Cinema RED ONE]
    • 西華産業 電子情報営業本部 応用機器部 デジタルイメージングチーム:TEL03-5221-7119
    • URL:http://www.seika-di.com/

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