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フジヤエービック、新製品35mmDOFアダプターセミナー開催

去る2008年1月7日、東京・中野サンプラザにて、フジヤエービックが主催する「新製品35mmDOFアダプターセミナー」が開催された。
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会場のようす。立ち見が出るほどの混雑を見せた
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AG-HVX200に取り付けられたBrevis35

■ CINEVATE Brevis35の特徴

今回紹介された製品は、CINEVATEのBrevis35である。この製品は、小型ビデオカメラに35mmスチルカメラレンズを取り付け、ビデオカメラのレンズでは実現できないスチルカメラならではの背景のボケ味や質感を得ることを目的として開発されたレンズアダプターである。

黒い筒状の筐体内部には、スチルカメラレンズからの画を投射するスクリーン(磨りガラス)が設置されている。ビデオカメラ側は、このスクリーンに投影された映像を撮影するというわけだ。また、構造上この磨りガラスには、筐体内部に進入してきた埃やゴミなどが付着してしまう。このゴミなどが磨りガラスに付着したままだと、ビデオカメラ側では当然このゴミごと撮影してしまうので、Brevis35では、筐体内部に取り付けられたモーターで磨りガラスを振動させ、ゴミを映らなくしている。また、磨りガラスを振動させることで、磨りガラス表面のザラザラも映らなくなる。

筐体はカーボンファイバーでつくられており、頑丈かつ非常に軽量である。前述のモーターは充電式になっており、満充電状態では20時間以上の駆動が可能だ。

カメラ取り付け経は72mmだが、ステップアップ/ダウンリングを用いることで、各種小型ビデオカメラから、民生用カメラまで、幅広く使用することができる。なお、レンズマウントは、購入時に選択でき(EF/F/K/M42/FD/MDマウントからの選択)、オプションで追加していくことも可能だ。

製品構成は、Brevis35本体、HD 72mmHD AchromatRenz、35mmレンズマウント、調整用六角レンチ、充電器、ペリカンケースの標準セットのほか、望遠レンズ使用時のためのレールシステムがセットになったものも用意されている。

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Brevis35に同梱される充電器

■ セミナー内容

今回のセミナーでは、松下電器AG-HVX200にステップダウンリングを介してBrevis35が取り付けられていた。Brevis35に取り付けられていたスチルカメラレンズはタムロンSP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1である。デモンストレーションでは、被写体となる3体の人形を約15cmずつ離し、35mmレンズのもつ被写界深度の浅さをアピールした。

このとき、試聴用に使用されたモニターは松下電器BT-LH1700なのだが、逆さの状態で設置されていた。これはBrevis35の構造上、ビデオカメラには上下左右が反転した画が記録されてしまうためである。

また、この逆さになった状態でのオペレートは非常に困難なため、フジヤエービックでは、カメラに外部モニターを逆さに取り付けて運用することを推奨している。セミナー当日も、AG-HVX200上部にBT-LH80Wが逆さの状態で取り付けられていた。

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被写体として人形を15cmずつ離し、被写界深度の浅さをアピール
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BT-LH1700は上下逆さまに設置

そのほか、AG-HVX200とのバックフォーカスの比較用として、XH G1にBrevis35を取り付けてデモを行った。XH G1でも、被写界深度の非常に浅い映像の記録が可能であるが、AG-HVX200に比べ、バックフォーカスをとれる範囲が非常に狭いという解説がなされた。

実際にBrevis35に触れられるプログラムでは、来場者がつぎつぎと席を立ち、Brevis35の能力を確かめるように操作していた。また、セミナーの最後にはBrevis35を用いて撮影されたビデオクリップがMacBook Pro上で公開され、来場者の注目を集めていた。試聴後は、来場者から「磨りガラスのクォリティが非常に高い」などの声が相次ぎ、関心の高さが伺える。

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実際に触れることにできるプログラムでは、来場者のほとんどが席を立ち、実機に触れていた

■ Brevis35使用上の注意

Brevis35の使用に関して、いくつかの諸注意も解説されている。

Brevis35の製品コンセプトは「スチルカメラならではの背景のボケ味や質感を得る」ことなので、レンズの絞りは開放で撮影することが望ましいとのことである。また、レンズもF2.8以上の、極力明るいレンズを選択してほしいとのことだ。この環境で白飛びなどを起こす場合には、ビデオカメラ側のアイリスおよびNDフィルターで調節する。

磨りガラスを振動させても見えてしまう大きいゴミに関しては、筐体を分解し、ブロアなどで掃除する以外に解消する方法がないことも、注意点の一つとして挙げられている。しかし、本製品の構造は非常に単純であり、分解しても壊れるような機構は存在しないことも付け加えられた。

また、現状では像が反転した状態で記録されてしまうが、CINEVATE本社ではオプションでプリズムモジュールを用意しており、日本でも近々に発表できる予定となっている。このプリズムモジュールを使用することで、記録される映像は正像になるが、暗くなってしまうとのことである。

■ 価格:

  • ¥19万7000(標準セット、税込)、¥24万5000(レールセット、税込)

■ 問い合わせ先:

■ レンタル問い合わせ:

  • テックス
  • TEL03(3226)6594

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