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ビジュアル・プロセッシング・ジャパン、InterBEE2007フォローアップセミナーを開催

2007年12月12日、ビジュアル・プロセッシング・ジャパンは、InterBEE2007の出展内容を、より映像制作環境向けに解説することを目的として、特別アフターセミナーを実施した。主に解説されたのはTiger Technology MetaSANである。また、このMetaSANのセンターストレージの管理に役立つシステムthiiDa2の機能と、MetaSANとの組み合わせによる映像制作ソリューションを紹介した。

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MetaSANは、スイスのTiger Technologyが2006年にリリースしたクロスプラットホーム対応SANソリューションである。NASのファイルアップ/ダウンロードによる不安定な速度帯域を解消しつつ、4Gbps FibreChannelへと対応させたもので、ビジュアル・プロセッシング・ジャパンでも同年から販売を開始している。特徴としてクロスプラットホーム対応、各ネイティブフォーマットのファイルシステムのサポート、メーカーに依存しない柔軟なシステム構成などが挙げられる。また最新バージョンでは、Appleの推奨するProRes 422フォーマットにも対応した(現状、Windows PCでもデータとしては認識されるが、再生はされない)。

今回セミナーは、実際にMetaSANのシステムを構築し、各機能を、デモンストレーションで披露する形で行われた。構築されたシステムは、センターストレージであるNewtech Ultimate�にFibreChannelスイッチを介してWindows PCとMac Proが接続される構成で、詳細は以下のとおりである。

  • Windows PC(xw8400、Premiere Pro/After Effects用として)
  • Mac Pro(Final Cut Pro用として)
  • ソニーHDW-M2000
  • AJA XENA2k(xw8400に装備)
  • Qlogic SANbox5600I(4Gbps FibreChannelスイッチ)
  • Newtech Ultimate�(4Gbps FibreChannel RAID/RAID5)
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デモンストレーションでは、まずHDW-M2000からのHD-SDIベースバンド信号をXENA 2kを介しPremiere Proにて非圧縮QuickTimeとしてキャプチャーした。取り込み先ディスクはFibreChannelで接続されたセンターストレージUltimate�、素材の尺は20秒ほどである。このWindowsマシーンで取り込まれた素材を、同じくセンターストレージにFibreChannelで接続されたMac Proでアクセスして、先ほどPremiere Proで取り込まれたQuickTimeファイルを読み込んだ。その際、NASでは必須となるアップ/ダウンロードがなく、読み込み→Final Cut Proによる再生までリアルタイムかつレンダリングなしで行われた。

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つぎに披露されたデモンストレーションでは、先ほど読み込まれた素材をFinal Cut Proにてループ再生しつつ、Windowsマシーンで同じ素材をAfter Effectsにてコンポジションを適用する、つまり、Ultimate�に入っている同じ素材に対して、別のマシーンで同時に別の作業を行うというものだ。実際にAfter Effectsで作業およびレンダリングを行ったのだが、Final Cut Proではコマ落ちすることなく再生され続けた。またAfter Effectsにてレンダリング後、別名保存した素材をFinal Cut Proのシーケンスに配置。こちらもファイル転送時間などなく再生された。

また、MetaSANのファミリーとして、MetaLANの紹介も行われた。MetaLANは、LANで接続されたクライアントマシーンにSANボリュームを公開するためのマネージメントソフトウェアである。MetaLANでSANストレージに接続されたクライアントマシーンからでも、SANストレージをローカルディスクのように利用することができる。つまり、FibreChannelのポートをもたないノートPCでも、SANストレージを活用することが可能になる。ただし、速度帯域はLAN帯域に依存されるため、FibreChannelを扱うようなスピードでのデータのやりとりは難しいようだ。

普段はMetaSANを使用し、FibreChannelの切断など、SANでの運用が難しくなったときにMetaLANに切り替えて運用することで、作業が中断することのないワークフローを構築することもできる。なお、MetaLANは単独販売のほか、MetaSANにバンドルされる形でも配布される。

センターストレージを中核に据えたSANシステムを長期に渡って運用した場合、増大するバックアップがため込まれたセンターストレージ内から過去のファイルを検索することが非常に困難になってくる。そこでビジュアル・プロセッシング・ジャパンでは、thiiDa2(ティーダ)というソフトウェアで補っていくことを提案している。

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thiiDa2は、SANのセンターストレージにため込まれた映像ファイルをWebブラウザーベースで一元管理できるソフトウェア。センターストレージに映像ファイルが書き込まれると、thiiDa2で自動的にデータレートの低い映像ファイルと、その映像ファイルからサムネイルをつくり出し、Web上で公開することが可能になる。PCからこのthiiDa2にアクセスすると、センターストレージにため込まれた映像素材がサムネイル一覧で表示されるので、欲しいファイルが見つけやすくなるということだ。

また、thiiDa2でつくられた映像にはメタデータを付加させることもできるので、大量のバックアップがたまったとしても、メタデータによる検索機能で、容易にデータを見つけだすことができる。

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今回のセミナーでは、主に「SANを使って、効率の良い映像制作のワークフローを構築できるか」に焦点が当てられたデモを多く見ることができた。またInteerBEEではIPを用いたSANシステムも考案されており、FibreChannelよりも安定した環境をつくっていくことに積極的に取り組んでいく意向を示している。

■ 価格

以上のドライバーソフトウェアはすべて、下記Webサイトからダウンロード可能となっている。

  • MetaSAN:1ライセンスあたり¥19万8000
  • MetaLAN:1ライセンスあたり¥5万6000
  • thiiDa2:¥130万

■ 問い合わせ先


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